電車の中で、真向かいの席に座っていた女の子が
「The Great Gatsby」の洋書を膝の上にふせたまま居眠りを。。。
それを見て、懐かしいなぁ。。。
と思い出す。
丁度、あの頃の自分と
年の頃も同じくらい。
昔々、高校卒業後、わたしが選択した進路は、英語の専門学校。
最初の夏休みの課題のひとつに、
洋書を一冊自分で選んで読み、英文でリポートをまとめ、それを発表するというものがあった。
学校はお茶の水にあったので、学校帰りに神保町の書店の洋書売場をウロウロ。
何を読もうか、あれがいいかこれがいいかと迷って歩き回っていたら、初老の外国人のおじさんが「迷ってるなら手伝おうか?」と英語で話しかけてきた。
習い始めた英語を使うチャンス!と
やっとのことで英語で、夏休みの宿題でリポートを書くのにお薦めの小説がないか。
と訊ねてみると、
薦めてくれたのが、「The Great Gatsby」だったわけであーる。
辞書とにらめっこして苦心しつつ読み進めたものの
あまりにも時間がかかりすぎ、ついにとった手段は、
日本語訳の文庫本の購入!!
だめねぇ。
若気のいたり。。
それでもちゃんと
英語と日本語訳を照らし合わせつつ読み進め、なんとかリポートも完成させたのでありました。
確かまだあったはず。。
と本棚を探してみたら、
しっかりありました。
(なんでもとってある)
開いてみると、たくさんの鉛筆の線、線、線。
頑張ってたねぇ。18歳の夏。
いろんな、ささやかな記憶。
貧乏性のわたしは
どれもこれも記憶までしっかり溜め込んでおきたいのであります。