時間のしずく time drops 

たいせつなもの。すきなこと。

J.D.サウザー

2011-08-30 | MUSICのこと



J.D.SOUTHER のニューアルバム、「Natural History」
コレ、とってもいい。

25年振りの前作 「If The World Was You」を聴いたときには、
時代が変わるとやはり作風も変わってしまうのね。。。とちょっとサミシク思ってしまった。
とってもJazzyな感じで、それはそれで良かったのだけれどね。
だいすきなアルバム「You're Only Lonely」の時の彼の音楽とはまるで違うものになっていたんだもん。
(このアルバム、そういえば元は父のものだったのだけれどね)

今回のニューアルバムは、セルフ・カヴァー。

透き通る唄声は、1979年の「You're Only Lonely」の頃とまったく変わらず美しい。
しっとりとこころに沁み入る曲の数々。

彼の唄の中で一番すきな、いつ聴いてもせつなくなる「The Last In Love」・・・
これもぜひアルバムに入れてほしかったなあ。

しかも・・・ついこの間、来日公演があったと知ってショック。
なんで、気がつかないかなあ、わたし。。。

春にカーラ・ボノフとの共演ライブも予定されていたらしいのだけれど、震災で延期になったのだそうだ。
それは、ぜひとも聴いてみたい共演だなあ。実現したら今度こそ聴きに行こう。


夏の終わり。
暫し、俗世を忘れてこのうつくしい唄声に浸っていよう。。。

 


清澄通りの古い建物

2011-08-29 | 古い建物 のこと




大江戸線・清澄白河の駅を降りて地上に出ると、目の前に趣きのある古い建物が並ぶ一角が見える。
ファザードがとっても昭和初期っぽい。
個々にかなり改築されてはいるけれど、2階の壁などには当時の面影が残っている。



気になって調べてみると、関東大震災後の復興事業の一環として建てられたもの、とのこと。
「東京市営清澄庭園店舗向住宅」というのが、当時の正式名称なのだそうだ。
昭和3年建設の鉄筋コンクリート2階建て店舗兼住宅。当初は6軒ひと固まりの長屋状に48戸並んでいたらしい。

今は、所々取り壊されてしまったようで、雑草の生い茂る空き地になっている。



なあんとなく、壁にお隣さんの名残を感じるね。



屋上・・・上ってみたい。裏手は庭園だもの、いい景観でしょうね。

  隙間も魅力あり~。

 アールデコ調?

この色の落ち具合は当時のまま?でも、サッシはアルミっぽいから何度か手が入っている様子。

建物が建った当時は、壮観な眺めだったでしょうねえ。
清澄庭園の外縁にぴったり寄り添うように並んでいる。新築当時の写真をみてみたいものだなあ。

古い建物を維持していくのは、たいへんなこと。。。
それでも、こういった歴史ある珍しい建築物を東京都の力で維持保存していってほしいものです。




 


こころで聴くこと。

2011-08-27 | essay

今朝、たまたまつけたNHK「週刊ニュース深読み」
たいへん充実した内容で、朝からガッツリ見入ってしまった。
普段、この時間は娘がおさるのジョージとひつじのショーンを観ているんだけれどね。

出口の見えない、放射能に汚染されたがれきの処理問題。そして、下水処理施設の汚泥処理の問題。。。

解決の難しいことでも、現実的で実質的なことをズバッと冷静に発言してくれていたのは、
先月、あの「満身の怒り」を国会で表し、汚染の現実を等身大で示してくれた科学者、児玉龍彦氏。
事故直後から南相馬市に出向き、ご自身で除染を積極的に行ってきた、東大アイソトープ総合センターの
センター長、児玉氏だ。

今や国民の希望の星のようなお方。今回、南相馬市からの生中継で出演されていた。
机上論だけの科学者と違い、当事者として、専門家としてちゃんと温度のある言葉で語ってくれる。

一般のわたしたちにも分かり易く、きちんと真実を話してくれる・・・その実直さは気持ちがいいくらい。

がれき処理の問題について、拡散を防ぐためには現地処理が鉄則と語る児玉氏。

下水処理場の汚泥問題は、被災地に限ったことではない。
東日本全体のかなり広域に降り注いだ雨によって各地の下水処理場でその汚泥の保管に限界が見えている。
高濃度に汚染された汚泥については、人工バリア型処分場の建設が早急に必要だという。
セシウムは半減期が30年、測定も簡単にできる。一方、ストロンチウムなど、その他の放射性物質は
測定も難しく未知数である、と児玉氏は言う・・・。

次期総理が最初にしなければいけない仕事であることは間違いありません。
というようなことを言っておられた。

番組は、なんと、そのあたりで突如として時間切れ。
こんな重要な情報を全国に分かり易く説明してくれる児玉氏のような科学者の話はそうそう聴けるものではない。
せっかくいい番組なのに、ちょっと、もったいない幕切れだったなあ。

このトピック、番組を拡大してでももっと聴きたい!って思った視聴者は全国に大勢いるはず。

日本の国に暮らすひと、みんなが知りたいのは、ごまかしのない真実。
そして、実際的な今後の指針。

7月の国会でも児玉氏が言っていたように、
ノウハウを持っている民間企業の力をも結集して、ひとつになって進めていくことがなぜできないのか・・・・。

政治を生業にしている人々は、耳とココロをしっかり開いて
児玉氏の温度のあるコトバをきちんと受け入れるべきだよ。






東京都現代美術館

2011-08-26 | 展覧会・アート のこと

 

東京都現代美術館へ。




「名和晃平~シンセシス」 と、常設の「特集展示 石田尚史」 を観てきた。
気になりつつ、もうすぐ終了してしまうし、行かれないかなあって思っていたのだけれど、
定休日にぽっかりひとりの時間が出来たので、思い立って電車に乗った。

子どもたちと日々バトルの夏休み後半戦。
わたしのココロに必要なのは、アートの栄養分の処方箋だ~。

名和晃平氏。
ガラスビーズで全身がたっぷりと包まれた鹿たち。「BEADS」



そこにあるのに実体が掴めない「PRISM」

シリコーンオイルがぷくぷくと発砲をくりかえす「LIQUID」などなど。
なんともフシギな気持ちにしてくれる作品の数々。

最初はなんの先入観もなく鑑賞し、終わりに説明の書かれた紙をいただく。
そして、二度目には作品の仕組みや意図を読み取りながらまた観て廻るという回遊型の展覧会。
最初は自らの視点の、新鮮な驚きをたいせつに。
二度目は、作者の目線や気持ちに寄り添って。 といった感じで、違った視点から観れるのが面白い。

アナログとデジタルの狭間。
実体と虚像の曖昧さ。
有機質と無機質の融合。。。

個人的には、でっかい彫像「POLYGON」の数々と、ぷくぷくアブクが繰り返される「LIQUID」がすきだな。



石田尚史氏。初めて観たのだけれど、映像がすごい。



絵画の生成を追うドローイング・アニメーションという作品なのだそうだ。
ひとつひとつ線が描かれていく様を、ひとコマひとコマ撮っていく手法。
気が遠くなりそう。。。

線が生き物みたいに増殖していく様は、ちょっとぞっとする。
昔、小さかった頃に、熱を出すとよく見た夢みたい。なんだかわからないものがぐんぐん膨らんでいくような・・・。

「海の壁ー生成する庭」という大きな映像作品には圧倒されてしまった。
とても、とても美しい。

カーテンの奥に隠された部屋では・・・
なんと、美術館でくつを脱いで知らないひとと一緒に寝ころがることになろうとは!というオモシロイ展開が待っていた。
みんな放射状に仰向けに寝ころんで、天井いっぱいに映しだされる不可思議な美しい映像を観るという非日常。
観ているうちに、なんだかすっかり寛いでしまったよ。

現代アートって、作者の気持ちがわからなくたっていいんだよ。
なんだかワケわかんなくても いいなあって思えればそれでいいんだ。
いろんな考えを持つ他人の「こころ」を、ぽろん と出された実体として観ているみたいな気持ちになるよね。

館内のベトナム・カフェで、美味しいフォーとベトナムコーヒーものんびりといただけたし、
とっても有意義な「わたしの休み時間」でした。

 





なつかしのロープウェイ

2011-08-23 | 古い建物 のこと

先日、川遊びがてら長瀞まで足を延ばしてみた。

秩父・長瀞の宝登山ロープウェイ。
ここは、ずう~っと昔、今は亡きおばあちゃんに連れられて一度だけ登った場所。
今の、末娘と同じ年の頃。

なんだか、もしかしてそのまんま?
レトロ感たっぷり。



ロープウェイの名前は「もんきー」と「ばんび」。とっても昭和だ。

 

頂上には、動物公園があって、猿山と放し飼いのシカが。
それで、「もんきー」と「ばんび」なのね~。。。


  

     ぶたも放し飼い。                シカたちもおとなしくて、触らせてくれます。

          

うさぎたちは、ひとからにんじんをもらうことを期待しているようで、
近づいて手を挙げようものなら、みな一斉にすっくと立ち上がる。

それが面白くて、娘は指揮者のごとく両手を大きく挙げてはうさぎを立たせ、両手を下げては伏せさせ
魔法使いみたいにうさぎたちを操って遊んでいた。
面白い光景だったなあ。そんなの初めてみたよ。

大きくなってもやはりイキモノ好きな三兄妹、思いのほか長居しすぎて、帰りのロープウェイまでダッ~シュ!でした。

   

 


カメオ、雨の日のさんぽ

2011-08-22 | essay



うちのイシガメのカメオ。

大雨が降ると本能が騒ぐらしくプラ飼育ケースの壁にゴンゴン体当たり。
それで時々、雨の降る中、庭にできる大きな水たまりでお散歩をさせる。

水に潜ったり草むらを歩き廻ったり、小石に噛みついてみたり、
なかなか楽しそう (?)

やっぱり狭いケースにひとりきりなのは可哀想だなあ・・・。

カメオの保護者である長男に、外来種じゃないんだし、仲間のいそうな自然の池に放したらどうかなあ・・・
と言ってみるのだけれど、
人から餌をもらって育ったカメは自然の中では生きていけないよ、と言う。

このカメオは、近所の川で両足に怪我をして弱っていた子亀の頃に長男が拾ってきたもの。
あの川で他に亀を見たことはないので、多分誰かに捨てられたのだろう。
あれからもう3年・・・もう早く歩けるし、自然の中でも大丈夫だと思うのだけれどなあ。
生き物を飼うって、その一生の命に責任を持つということ。。。なんだよね。

カメオは一生ひとりでいいのかなあ。
どうしたいか、本人の意思を伝えてほしいものだな。
夢の中に出てきて、話してくれたらいいのになあ・・・。なあんて。そりゃ、メルヘン過ぎかな。


     シャイなカメオ。かわいいヤツです。




ドレミファブック 「うちゅうせん ペペペペラン」

2011-08-20 | 「ドレミファブック」 のこと



昔々のドレミファブックのB面にはそれぞれお話がひとつ入っていて、小さい頃、ひとりレコードをかけて
絵を眺めながらお話に聴き入る のんびりとした時間がとてもすきだった。

でも。。。ドレミファブックのなかで、子どもの頃にひとりきりでは聴けなかったお話がある。
第11巻の「うちゅうせん ペペペペラン」谷川俊太郎作

どこからともなく現れた しろいひげのおじいさんが、子どもたちに語る「うちゅうせんペペペペラン」のお話。

妙にリアルなストーリー、静かな静かな語り。
お話の中に吹く風までもが、自分にもつめたく吹いてくるように感じるほどのすごい臨場感。
怖くてひとりではとてもレコードに針を落とすことができなかったんだ・・・。


ペペペペランは、国という制度がなくなって世界がひとつになっている未来の地球の宇宙船。
ペペペペランに乗船しているのは子どもだけ。
目的地アンドロメダへは何十年かかるか分からないほど長い旅。
大人では歳をとって死んでしまうため、子どもたちだけなのだという。
男の子は14人、女の子は13人。宇宙船のなかで子どもたちは大人になり、次々に結婚してゆく。

ひとりぽっち、余ってしまう、よわむしロン。。。
そして事故が起き、外で修繕をしていたロンを置き去りにして飛び立つ、ペペペペラン。(ひどい、ひどすぎる~)
コンピューターが壊れていてどうすることもできなかったんだよ・・・と言うおじいさん。

ひとりきりで宇宙に取り残された よわむしロン・・・。
ロンの絶望感、寂寥感が小さかったわたしのココロをぎゅっとしめつける。。。

いったいロンはどうなってしまったのか。
ペペペペランはその後アンドロメダに着くことができたのか。

謎を残したまま、いつのまにか消えてしまう しろひげのおじいさん・・・。

おじいさんは、いったい何処からやってきたのか。
おじいさんは、ペペペペランに乗っていた男の子のひとりだったのか?
おじいさんこそが、ロンだったのか・・・?

すべてが霧にのみ込まれ、煙にまかれたまま、レコードは終わる。

今改めて聴いても、やっぱりすごいよ。
謎めいた数枚の抽象画も、子どもゴコロにしっかり焼き付いている。

あの頃、いつかしろひげのおじいさんが、遊んでいるわたしのところにも現れるんじゃないかと、怖かったのです。


怖いけれど・・・魅せられてしまう、まぼろしの名作です。


  (この書体もすきだなあ。)





体内時計

2011-08-19 | essay

パッションフラワーには体内時計を遅らせる効果を持つ物質が豊富に含まれていることが
研究の結果分かった、という記事が新聞に載っていた。

古くからパッションフラワーには、鎮静効果や睡眠導入効果があるといわれていたそうだが、
体内時計を遅らせる働きがあることがわかったことで、今後時差ぼけの治療薬としての
研究も進められるという。

これは、おもしろい!
なにがおもしろいって、パッションフラワーは和名が「時計草」なんだもん。

花の姿が時計みたいだからつけられた名前だったのでしょうに、
体内時計を遅らせる物質をその時計みたいな体の中に作っているなんて!
面白いなあ。イキモノの神秘だ。

しかも、この新聞記事のなかには「時計草」という言葉がひとつも載っていないのがこれまた不思議。
和名を知らなかったのか、あえて触れていないのか、それも謎だ。

    マン・レイ 「Passion Flower」1930




手作りバター体験

2011-08-17 | essay



旧友、E&kちゃんと、この夏も何か体験モノに出掛けようということになって、
牧場にて乳しぼりとバター作りを計画。
でも、乳しぼりは20名以上の団体さんだけ、ということで断念。
バター作りだけ予約して、むすめも連れていざ、「加藤牧場 Baffi 」へ!

視界が広い。さすが牧場!

  

放牧しているところは見られなかったけれど、間近に見る牛の大きさに、むすめもびっくり。

バター作りは、ノンホモナイズドミルクの入っているビンをひたすら振る、振る。
しばらく頑張って振っていると、突然塊が出来てきて、水分と固形分に分離。
水分をコップに空ければ、残りがバター!というわけで、とっても衛生的で簡単に出来上がり!
この水分はバターミルクといって、とっても栄養が詰まっているそうだ。さらっとしていて美味しい。
その場で、出来たてバターをパンにぬってパクパク。

  残ったバターはお持ち帰り。


こちらの「加藤牧場」さん、牛乳はもちろん、ジェラート、チーズ、プリンなどなども人気で、
暑い日だけあって、午前中からアイスを食べにくるお客さんでいっぱい。

近かったらわたしも毎日でも牛乳を買いに来たいわ。
家におみやげに買ったプリンもミルクジャムも絶品でした!

 カメラ目線でベロ出しの流し目。茶色い子、かわいかったなあ。

「加藤牧場」の所在地は、埼玉県日高市旭が丘572  のどかな田園地帯です。  


道中、車からおもしろい、年代物のKOBAN発見! 制帽みたいなひさしがかわいいね。






46年目の落丁

2011-08-16 | 本 のこと

 

ここ数年、今更ながら古典文学にはまり、古い「世界文学全集」から
一冊一冊選び出しては、夜な夜な物語に潜りこんでいる。

この赤い布張りの文学全集は、子どもの頃の家に鎮座していたもの。
引越しの時にダンボール箱にしまいこんでいたものを、数年前虫干しして今の家の本棚に並べた。

やはり「名作」、どれもこれも面白くて、夜ごと現代から19世紀へとタイムトリップ。

この夏は、ドストエフスキーの「罪と罰」にどっぷり浸っているところ。
いよいよ、佳境に差し掛かったところで・・・「え?ええ~???」

まさかの、16ページにもわたる落丁を発見・・・!

この全集、発行は昭和40年(河出書房新社)。わたしが母のおなかにいる頃ね。
今更、落丁が見つかったからって、取り替えてもらえるはずもなし。

しかも、16ページとはいえ、昔ながらの本なので、二段構えの小さな書体文。
現代の大きい文字の超訳本なら一冊作れちゃいそうだよ。

この、いいところを、16ページ飛ばして読むなんてわたしにはできな~い。
ということで。図書館に走り、借りてきた。
岩波文庫 ワイド版 (中) 字が大きい!

ああ、あって良かった~。訳者は違うので、ちょっとニュアンスが変わるけれど、それも新鮮かな。
落丁分を読み終えたら元のわたしの本に戻ろうっと。

これで今夜は、約150年前のペテルブルグに帰れます 


     

 


警察博物館

2011-08-13 | 展覧会・アート のこと

先日次男と歩いていて見つけた「警察博物館」
ここに前からあった??? なんだか、今まで全然気づかなかったよ。
やはり、男子は目線が違うんだな。


 



一階には、子ども対象に制服を貸してもらって白バイに乗れるコーナーとかがあって、
小さな男の子には、垂涎もの。 さすがに中坊は、もうまたがりはしませんが。

でも、この警察博物館、子ども向けかと思いきや、上階に上がるほどに
言葉を失ってしまった。。。

ヤクザから押収した本物の拳銃や、事件で使用されたライフル銃。
関東大震災時、自警団から押収した日本刀の数々・・・。

二・二六事件時に、首相官邸で襲撃された巡査部長が身に着けていた制服・・・など。
なんとも、おどろおどろしい展示品の数々。

殉職された警察官の方々の顕彰コーナーには、遺影がたくさん たくさん並んでいて、
亡くなられた時の所持品まで展示してある・・・。

息子はじっくり見入っていたけれど、わたしは怖くてあまり近寄れなかった。
命を奪われたひとの使っていた持ち物って、ひどくリアルにこころに迫ってくる。
とても注視できないよ。

ひと気のない展示室のガラスの向こうに鎮座している遺品。。。
こうして展示してあることが、より現実味を伴って事件の恐ろしさを伝えていることは確かだ。
それでも、この遺品の数々、遺族の手元に帰らせてあげたいな・・・って個人的には思ってしまうよ。

たとえ昔の事件でも、そして事故でも、ご遺族には終わりはないんだよね。
こころからご冥福をお祈りいたします・・・。

次男坊、小さい頃は「おまわりさんになる!」って言っていたんだっけ。
それを思い出して、今はどうよ?と訊ねてみると・・・。
「それはもう やめとく~」だそうな。

「警察博物館」 中央区京橋3丁目。銀座INAXビルのお隣です。

     

すぐそばには「京橋」の親柱が。(1922年建造) ガス燈も再現されています。


小江戸の町並み

2011-08-12 | 古い建物 のこと

先日、所用の帰りにむすめと川越をぶらり。



川越は、古い町並みが大事にされている、とてもよい町。
蔵造りのガラス工房で吹きガラス体験をしたのも、こんな暑い暑い日だったから
もう一年も経つんだね。

去年の夏は確かなかったよね、ミストの装置!
あちらこちらのお店の軒先からシュワワ~とミストが吹き出ていて、それはそれはいい気持ち。



もちろん菓子屋横丁も外せないけれど、川越の町はちょっと路地に入ってみるといろんな発見がある。

ちょっといい感じの時代の建物がちらほら見つかる。
ここは、アンティーク店。

 昔ながらの帽子店。

このショーケース、通るたびに魅かれるんだなあ~。


以下、カメラは娘の手に渡り、 撮影はむすめK。 彼女も9さいにして古いもの好き。
  可哀想な屋根。


 

 なぜか足。この後、顔の どアップ。              お寺のねこ。

見事、蔦に征服された家。う~ん、中にお邪魔して、窓越しに葉っぱをみてみたいなあ。
季節が変わるとどうなるか、冬になったらまた来て娘に見せてあげよう。

 もじゃもじゃ毛の生えた電線。

 

なぜか・・・菓子屋横丁のあちこちにドデカイ置物が出現。。。




入道雲も湧き出でる、暑い夏の一日でした。




Steve Winwood

2011-08-10 | MUSICのこと




だいすきな曲。
「While you see a chance」 スティーブ・ウィンウッド

スティーブ・ウィンウッドは、この曲からすきになったんだったなあ。。。
1980年。高校1年生。この曲は、なんだかとっても 元気を出させてくれる一曲だったんだ。
以来ずっとすきな、わたしのパワーの源泉のひとつ。

Steve Winwoodは、それ以後よりそれ以前の初期の曲の方がすきだ。
スペンサー・デイヴィス・グループ時代の歌はとくにカッコイイ。

現在、高校一年生の長男、15歳。
予定日から10日も遅れてわたしの誕生日に生まれてきたわりには、やっぱり好みまでは似ないのだな。
わたしがいろんな曲をかけていてもちっともなびかない。
押しつけてもいないのに、「英語の曲はキライ」「むかしの歌はヤダ」と、冷た~いひとこと。(ちぇ、つまんない。)

彼が聴くのは、わたしにはどれも同じひとの歌に聞こえちゃうようなJ-POP。
それでも、彼には彼の、「高校一年生でよく聴いた曲」に、のちになるのだねえ。

こうして、わたしが30年前の15歳で聴いた曲を今でもたいせつに聴くように
彼も30年後、今聴いている曲を聴く? かなあ?

30年。。。15歳のころなんて、ついこの前みたいに思い出せるのになあ。
現在15歳から見れば、そりゃあ30年は昔々よね。わかるよ。

部活と遊びと夏期講習でほとんど家にいない、高校最初の夏。。。
キミはこれから、どんなオトナになっていくのだろうね。
まだまだ、ナニモノにでもなれるよ。

キミにぴったりのユメが見つかるといいね。


それにしても、ふいにとっても聴きたくなる曲のひとつなんだなあ。
「While you see a chance」 光が射してくるようなイントロが、特にすきです。



 


バレエの踊り

2011-08-09 | essay


娘のともだちのバレエ発表会へ。
真夏のひととき、優雅でうつくしいバレエはまさに別世界。

子どもたちがメインの、個人のバレエ教室らしいのだけれど、
バレエに詳しくないわたしにも完成度の高さは伝わる。
古典バレエと創作バレエの両方が観れて、9歳の娘も飽きることなく舞台に見入っていたようす。

こうして、発表会や演奏会などを観る機会があると、いつも浮かぶのは。。。
「継続は力なり」というコトバ。

小さなからだで、懸命にトウシューズで踊るおんなのこたち・・・。
たいへんな練習をきちんと続けて、こうしてライトを浴びているのね。

娘のともだちも、普段は控えめでもの静かな女の子なのに、
舞台の上での晴れやかな笑顔と、堂々とした素晴らしい表現力のある踊りに、
わたしはとっても 感動してしまった。

この小さなからだの、笑顔の下に、たくさんの頑張りが積み重なっているんだなあと思うと、
またもや涙があふれてしまうのでした。

がんばれ~!これからの、すべての子どもたち 


    


ゆ~るりと。

2011-08-08 | essay







 ・・・・ ゆく河の流れは絶えずして しかももとの水にあらず ・・・・


この場所は、わたしたち家族のすきな場所。

みんな、大きくなってきて、毎日それぞれの時間を過ごすようになったけれど、
ここだけは変わらない、夏になると来たくなる みんなのすきな 「いつもの川」。

 かっぱみたいに、浮輪で流れる 中一 次男の図。


やっぱり、自然はいいねえ。
日々、ケンカしたり 反抗期でイライラしたり いろんなことがあるけれど、
こうして清流に来ると、フシギとぜ~んぶ水に流せちゃう。 
自然の中にいると、何だか兄妹3人とっても仲良しなんだな。

ここは、こころをゆる~りと緩めてくれる、わたしたちにはたいせつな場所。


どうぞいつまでも穢れることなく、この風景が永遠でありますように。



 


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