時間のしずく time drops 

たいせつなもの。すきなこと。

金色と紅

2024-11-30 | essay

GOLDの世界

大きな木を真下から見上げるのがすきだ。
木の懐の深さを肌で感じることが出来る。
神社のふたごの木。




とても一本の樹とは思えないほど、たくさんの色を持つもみじ。

晩秋の木々はとてもおしゃべりなのだ。




「イル・ポスティーノ」すきな映画

2024-11-28 | 映画 のこと

ひょんなことから
期間限定で再上映していることを知り
予定をずらして何とか滑り込み!
約30年来とてもすきな映画
「イル・ポスティーノ」
1994年イタリア/フランス制作

制作から30年。4Kデジタル・リマスター版
とはいえ、なんと劇場のスクリーンで観るのはこれが初めてのこと。
すきな映画5本指に入るというのに!
DVDもサントラCDまで持ってるのに!
なので、どうしてもどうしてもスクリーンで観たかったのであ〜る。

日本公開は1996年とのこと。長男出産の年だもの。映画館からは一番足が遠のいていた時代だ。それは仕方がないねぇ。

いやはや〜
観れてよかった。
うつくしい風景、表情の隅々、波の音、風の音。。。

このすばらしい映画に出逢えたことに感謝!

今回お邪魔した映画館は有楽町の「角川シネマ有楽町」

この建物、電器店になって久しいけれど以前はそごうデパートだった。
学生時代、ここから地下続きの交通会館でアルバイトしていて、このそごうのデパ地下のパンプキンワッフルにハマり足繁く通ってよく食べていたことを思い出した。味まで。
また食べたいものだなぁ。

そして、ここのよみうりホールで「ガープの世界」の試写会を観てどっぷりハマったのも丁度その頃。

そして「ガープの世界」も今もわたしの5本指映画なのである。

建物はそのまんま、中身はすっかり変わってる。

ヒトとは逆ね。




空便り

2024-11-14 | essay

空からの紅葉狩り
山が紅い!

久しぶりに飛行機から眺めると、改めて日本って山の国なんだなぁと気付く。
山の麓を縫うように流れる河。川に沿って人々が暮らしを営む。
そんな光景が眼下に何度も現れる。

島国にっぽんを縦断して亡き両親の郷へ。

数えてみればなんと9年振り〜!?



はにわ展へ

2024-11-11 | 展覧会・アート のこと



先月のいつだったかな。
待ちに待ったはにわ展へ!

平日午後遅く入ったからか思ったより混んでおらず、ゆっくり堪能できました。

今展示の話題の「挂甲の武人たち」は、勇ましさより物寂しさが勝るお顔立ち。
こんな太古の昔から、いつの時代もヒトは戦いに赴かされていたのだなぁ…とニンゲンの業の哀しさを感受してしまいました

当時の生活の様子を物語る動物埴輪たちはとても可愛らしく、初めて観る魚のはにわにもびっくり!





夕方のトーハク、うつくしいです。


はにわ展は東京国立博物館にて12月8日まで開催中です!


加速

2024-11-05 | essay
早い、早すぎる!
長男の結婚式から一年があっという間に経っていた。

第一子というものは全てが初めてのことで、3人の子のうち常に一番心配したり気を揉んだりしたのはいつでも長男Sだった。
こんなにあっさりすっかり手もココロも手離してしまえる日が来るなんて、あの頃には想像もつかないこと。

時間はめぐる。
先へ先へ。

彼に関して気を揉んだり案じたりすることをすっかり手離したジブンが不思議なのである。
もちろん元気でいてくれよと願ってはいるが。

しっかりした看護士の彼女と一緒になったということも大きな要因なのかもしれない。
小児喘息だった長男。
喘息や急な蕁麻疹など、何度冷や冷やさせられたことか。
子どもの頃は毎晩吸入器で薬を吸入させ、大きくなってからも喘鳴がしていないか彼の寝息によく耳をそばだてていたものだ。

先日ふたりで家に帰って来た時にそんな話をすると
「小さい時だろ〜?今はないない」と長男。
大人になった子どもからすれば、そりゃあ大昔のことのように思うだろうなぁ。

親にはついこの前のことのようなんだよ。
吸入器だって戸棚の奥にしまったまま。

振り返ってみれば本当にあっという間になんだな。人生。

最近にわかにTVで見掛けるようになった竹内まりやさんの名曲「人生の扉」。
歌詞のひとことひとことを
そのまんま実感してしまって
何だか感慨深い。

気づけば、来年は50代もラスト!
時間の早さを憂いでばかりいても仕方がない。

目の前の自分の持ち時間、大事に使わなきゃね。





2024-11-01 | essay

夕焼けにはまだ早いけれど
束の間、商業施設の屋上に出てみる。

わぁ〜
なんだろね〜
やっぱり大きな空はいいね〜

薄雲が落ち日をふんわりと包んでやわらかく輝く

知らぬ間に凝り固まっていたこころの一部がふわりと解けていくのを感じる。

だいじょうぶ
所詮全ては小さなこと。




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