今年は3年ぶりのアマチュア無線の集まりも参加出来ずに残念でした。
ジャンク漁りにと少ない小遣いをかき集めていましたが、それを使うこともありませんでした・・・
そんなこんなで、ここのところオークションでジャンクを落札するのが楽しみになりました。
ジャンクと書いても、無線機器ではなくて書籍です。
先日は昭和24年の6月号のCQ誌を東北地方のOMから送っていただきました。
おそらくはサイレントキーになり、御家族の出品だと推測します。
昭和24年というと73年前のことですが、その当時のCQ誌はなんと「55円」でした、明日発売になる令和4年の10月号は税込み990円です。
我が家に送られて来てから、隅々まで読んでしまいました。
昭和24年というと、戦後4年でまだ「食うや食わずの時代」だったでしょうし、そもそも進駐軍からの指示で電波を出すことすら許されていませんでした。
昭和24年というと、現行の電波法もまだ施行されていません、あと数年待つような状態でした。
50ページに満たない、紙質がボロボロの酸性紙ですからページを繰るたびに紙が「崩れない」か注意を払うようです・・・
以前に調布にある電気通信大の資料室を訪問して、OMのご遺族から寄贈されたQST誌の1920年代の冊子を拝見させていただいたことがありますが、あの時も当時の製紙技術の酸性紙ですから、ページを繰る時も気をつけないと、「崩れてしまう」様な感じでした。
JARLの会長も草間貫吉OM、理事長は大河内正陽OMでした。
内容も詳細に読みましたが、改めて電波法で規定された条文がいかに大切か判ります。
もう既に書いておられた方はサイレントキーになられたと思いますが、この70年余りの無線技術の進歩は想像出来なかったと思います。
それを考えると改めて、電波の利用を考えざるを得ません。
夕刻から爺の戯言でした・・・