先日のCQ誌を見ていたら、アメリカのMFJでの無線関係機器の生産終結の記事が出ていました。(CQ誌7月号96p~101p:翻訳JE1WTR)
とうとうMFJが生産中止かと残念な印象でした。
翻訳を拝見すると創業は1972年ということですから、私が工業高校の学生時代でした。
実際にMFJの製品を購入したのは、就職して未だインターネットも無い時代にQSTを参考にして、オリベッティの英文タイプライターで拙い手紙を書いてIRCを同封して注文しました。
当時は円ドル換算がまだ1$=130円位だったと記憶しています。
CQ誌の翻訳では「アメリカンドリーム」の表現をしていて、曾祖父の方は中国から1800年代後半にアメリカに渡ったとのことでした。
私の母方の祖父母も同時期にアメリカンドリームだったのか、日系移民としてアメリカのシアトルでドラッグストアを営んでいた時代でした。
第二次大戦を挟んでの大変な時期を経過して私がいま現在アマチュア無線を趣味として楽しんでいるのも当時の祖父母の苦労があってのことだと、今さらながら痛感します。
物置の通信卓の上にあるMFJの部品を見ながら、先人や祖父母の苦労や苦難に改めて感慨に早朝から耽りました。