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教皇フランシスコのインタビュー記事
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1月21日に「教皇フランシスコとは何者か?」と言う題でブログを書いたら、早速、ブログを読んだ親しいご婦人の K. K. さんから、以下のようなメールをいただきました。
谷口神父様:
ブログ「教皇フランシスコとは何者か?」拝読しました。
実は同様の記事が 中央公論2014年1月号に記載されています。
題名は「教皇フランシスコ・インタビュー 教会は野戦病院であれ」
質問者:アントニオ・スパドロ神父
翻訳者:門脇佳吉神父
大変な長文で素晴らしいものです。
こちらでは U.さん等と読んで 感銘を受けました。
K. K. 拝
それで早速お返事を書きました:
アハハ、出ましたか。今頃になって?!
私は、去年のわりあい早い時期にある出版社の社長さんに頼まれて訳したのですが、
彼の版権取得の交渉が宙に浮いてそのままになっていたので、痺れを切らして試しに
ブログにちょっと使ってみた矢先でした。
中央公論の事を知らせていただいて助かりました。
それでないと、つまみ食いの飛び飛び掲載で、次は「野戦病院」かな?
なんて呑気にやっていたら、無知をさらして恥をかくところでした。
Civilità Cattolica の原文では30ページほどで、長いと言えばまあ長いですね。
版元も私の友人の中小出版社にではなく大手の「中公」に版権を渡したのは理解できます。
とにかく、門脇師訳で「中公」から一応出たことが分かったので、
こちらはこちらで自分の訳の使い道をひと工夫しましょう。
私のブログの読者の全員がわざわざ「中公」を買って読まれるわけでもないでしょうから。
とにかく、お知らせ有り難うございました。
寒さの折柄お大切に。
谷口幸紀拝
門脇佳吉師と言えば、日本のイエズス会の大御所の一人。3年間だけイエズス会の釜の飯を食った私にとっても大先輩です。もう88歳になられたかと思いますが、今も翻訳を手掛けられるとは大したエネルギーだと敬服いたしました。
教皇様のインタビュー記事は、日本のイエズス会の機関誌に出してもどうせ読者が極めて限られるから、「中央公論」は発表の場所として正解でしたね。
それに比べれば、私の友人の場合は中小出版社(おっと失礼)に属し、版権が取れたとしても、原文で30ページの独立したインタビュー記事は単行本としては半端に短く、かといって自前の月刊雑誌もなく、商品化に困難を伴ったかもしれません。
ただ、中央公論や文芸春秋などは、読者がある階層に偏り、私のブログの読者の多くが毎月読んでいるとは限りません。その上、2月号が出れば、1月号は図書館にでも行かなければたちまち読めなくなります。
そこにブログの利点が浮上します。パソコンを開けばいつでもすぐにタダでアクセスできるからです。下手な素人訳で恐縮ですが、私の手元ではすでに完成して久しい全訳の中から、特に面白そうなところを私の主観で拾って、多少の解説を添えて独自性を出しながら、折に触れて順不同で紹介することを今後も続けたいと思います。原文は(内容は全く同じですが)バチカンの公式サイトからダウンロードして入手したものということにしましょう。改めてよろしくおねがいいたします。
(おわり)
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