~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
指揮者が決まりました!
キコのシンフォニー「罪のない人々の苦しみ」の日本ツアー
トーマス・ハヌス(Tomas Hanus)45歳
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
おーい、シンフォニーの 新しい指揮者 が決まったぞ! と、キコから連絡がありました。
日本ツアーには彼を連れていく、と作曲者のキコは言う!
トーマス・ハヌス(Tomas Hanus)45歳は、今やチェコ共和国の最も重要で刺激的な指揮者の一人として認められていま。ヤナチェック音楽ドラマアカデミーで学び、1999年のカトヴィチェ国際指揮者コンクールで受賞してデビューしました。
オペラ部門では、バーゼル劇場、ベルリン・ドイツオペラ、オペラ・ド・リヨン、ミュンヘン・バイヤーリッシェ国立歌劇場、マドリッド王立劇場、ポーランド国立オペラ、ドレスデン国立オペラ、フィンランド国立オペラなどでの演奏実績があります。
シンフォニーの指揮者としては、バイエルン州立オーケストラ、ザルツブルグ室内楽団、プラハラジオシンフォニー、シュトゥットガルト・オペラ・オーケストラ、マドリッド・シンフォニー・オーケストラ、BBCシンフォニー・オーケストラ、ニューヨーク・モーツァルト・フェスティバルなどの演奏があります。
そのほかにも盛んにレコーディング活動を行っています。
キコのシンフォニー「罪のない人々の苦しみ」(散々試行錯誤を重ねた末、結局 "The Suffeering of Innocents" の訳語をこれに固定することにしました)の指揮をすることにトーマス・ヤヌスは意欲を燃やしています。
世の中には苦しみが、それもひどい苦しみがある。
悪を行った当然の報いとしての苦しみもあるだろう。
軽率な過ちが招いた苦しみもあるだろう。
しかし、当人に何の落ち度も罪障もないのに、ふりかかってくる苦しみ、恐ろしい苦しみもある。
何故、苦しみはあるのか?誰がそれを許したのか?
苦しみに積極的な意味があるのか?
キコのシンフォニー「罪のない人々の苦しみ」は、
この人類の永遠の問い、魂の深い叫びに立ち向かう。
果たして、答えはあるのだろうか?
キコのシンフォニーはただの新しいクラシック音楽の試みに留まらない。
深い思想性、哲学、を秘め、共感と慰めと癒しをもたらす精神的な力に満ちあふれた
新しい音楽分野を切り開く野心的な作品と言ってもいいだろう。
イスラエルで初演された。
ローマ法王の前でも披露された。
ボストン、ニューヨーク、シカゴで大成功を収めた。
アウシュヴィッツ、ルブリン、ブダペストでも好評を博した。
ユダヤ人たちが涙した。それは、ホロコーストの記憶に直結したからだ。
果たして、広島・長崎を、阪神淡路大震災を、3.11を、フクシマの原発事故を経験した日本人に
どのような共感と慰めをもたらすだろうか。
2016年、3.11の5周年の節目に、ヨーロッパからオーケストラとコーラス220人の
チャリティー音楽集団がやってくる。
東京では2016年5月7日(土)にサントリーホールで多くの被災者を招いて、、、、
(つづく)
罪はもちろんないが、「いわれなく」とか「身に覚えがないのに」とか言うニュアンスもつよくて、訳しにくいですね。