:〔続〕ウサギの日記

:以前「ウサギの日記」と言うブログを書いていました。事情あって閉鎖しましたが、強い要望に押されて再開します。よろしく。

★ 教皇フランシスコ、宣教家族を(再び)全世界に派遣

2015-03-07 18:24:04 | ★ 新求道共同体

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教皇フランシスコ 250家族をその600人の子供たちと共に全世界に派遣

3月6日(金)パウロ6世謁見場にて

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教皇に選ばれたとき二人はまだお互いをよく知らなかっただろう

この1年の時間の流れの中で相互理解は急速に深まったのがこの写真からもうかがえる

 

新求道共同期間の「道」のメンバーに対する教皇フランシスコの言葉

 

2015-03-06 Vatican Radio

(バチカンラジオ) 教皇フランシスコは金曜日(3月6日)カトリックの宣教運動、新求道期間の「道」のメンバーを謁見し、彼らが教会にもたらした偉大な恩恵のために彼らに感謝した。

 

 

その日の挨拶を読み上げる教皇フランシスコ

 

以下は新求道期間の道のメンバーに対する教皇の挨拶の日本語訳である。

  

親愛なる兄弟姉妹の皆さん、 

ペトロの使命は、彼の兄弟たちと姉妹たちの信仰を固めることです。ですからあなたたちもこの態度(教皇が会場に姿を見せた瞬間から鳴りやまなかった歓呼の声を指す:訳注)によって、ペトロの後継者があなたたちの召命を確認し、あなたたちの使命を支持し、あなたのカリスマを祝福することを求めているのでしょう。だから私はそのようにしますが、それは私が賄賂で買収されたからではありません:断じて!(会場から爆笑が湧く:原注)私がそうするのは、私がそうしたいからです。あなたたちはキリストの名において彼の福音をもたらすために世界の中へ突き進んでいくでしょう: キリストは先立ち、キリストは寄り添い、キリストはあなたたちがもたらす救いを成就して下さるでしょう! 

あなたたちと共に、私は今日あなたたちと歩みを共にするすべての枢機卿たち、司教たち、そして彼らの司教区であなたたちの宣教を支援する人たちに挨拶を送ります。特に、新求道期間の道の創始者、キコ・アルグエイオとカルメン・エルナンデスとマリオ・ペッツィ神父にあいさつします:また私は、この「道」を通して彼らが教会にもたらした偉大な恩恵に対して私の感謝と励ましを表明したいと思います。わたしは常に、新求道期間の「道」が教会の中において偉大な善を行っていると語ってきました。 

キコが言ったように、今日の私たちの出会いは、キリストが私たちに求めたことに対する従順としての宣教の任務の委託であります:「全世界に行って、すべての造られたものに福音を宣べ伝えなさい。」そして私が特にうれしく思うのは、この宣教の使命が共同体に結ばれたキリスト者の家族のおかげで遂行されていることです。彼らは、人々をキリストの言葉における福音の美しさに惹きつける私たちの信仰を証しする使命を持っています:「それによってあなたがたが私の弟子であることを、皆が知るようになる。」(ヨハネ13章34節参照)また「世が信じるようになるように一致していなさい。」(ヨハネ17章21節参照)司教たちによって招聘されるこれらの共同体は、一人の司祭と、成人したものを含む子供たちを抱えた4ないし5家族からなり、非キリスト者に福音を宣べ伝える使命を帯びた「ミッシオ・アド・ジェンテス」(異邦人への宣教団)を構成します。イエス・キリストのことを全く聞いたことがない非キリスト者、イエス・キリストが誰であったか、イエス・キリストが誰であるか忘れてしまった多くの非キリスト者:つまり、世俗化と現世主義とその他もろもろのことのために自分の信仰を見失ってしまった洗礼を受けた非キリスト者たちに、あの信仰を再び目覚めさせよう!そうです、キリストの啓示の核心を表すのは、まだ言葉にすらなる以前のあなたたちの生活の証しです:神はご自分の命をなげうつまでに人を愛していること、私たちが自分の命を他者のために与えることができるほどの恵みを私たちに与えるために、キリストは御父によって復活させられたこと。今日の世界はこの偉大なメッセージをとても必要としています。どれ程の孤独が、どれ程の苦しみが、どれ程の神からの離反がヨーロッパやアメリカの周辺部や、アジアの多くの都市部にあることでしょうか!今日、あらゆる地域で人類は神が私たちを愛していること、愛は可能であること、を聞くことを大いに必要としています!あなたたち宣教家族のおかげで、これらのキリスト教共同体はこのメッセージを見えるものにする極めて重要な任務を帯びています。では、このメッセージとは如何なるものでしょうか?それは「キリストは復活した、キリストは生きている。キリストは私たちの間で生きている。」 というメッセージです。 

あなたたちは、小さな共同体の中で体験し生きられたキリスト教的入門の過程を通して、あなた方の洗礼の計り知れない豊かさを再発見し、そこから、すべてを後に残して遠い土地へ旅立つほどの強さを受け取りました。これこそ、私の前任者たちがすでに述べた通り;特に、聖ヨハネ・パウロ2世が「私は、新求道期間の道を社会と私たちの時代に有効なカトリックの養成の道程として認めます」(使徒的書簡「何時であっても」1990年8月30日:AAS82 [1990], 1515)という言葉の通り、新求道期間の「道」は、我々の時代の教会に対する神の摂理的なまことの賜物であります。「道」は教会の三つの特質、つまり「御言葉」、「典礼」、「共同体」の上に基礎をおいています。従順に絶え間なく神のみ言葉を聴くこと;日曜日の第一晩課の後に小さな共同体において祝われる聖体祭儀;すべての子供たちが一緒に集まって他の兄弟姉妹たちと自分の信仰を分かち合う日曜日の「朝の祈り」の家庭祭儀、が主のあなたたちに与えられた多くの賜物と司祭職と奉献生活への多くの召命の源です。これらすべてを見ることは大きな慰めです。なぜなら、それは神の霊が教会の中で今日も生きて活動していて、現代の人間の必要にこたえていることを確証しているからです。 

幾つかの機会に私は、教会は単純な現状維持の司牧的奉仕から、断固として宣教に焦点を当てた司牧へと移行しなければならないことを力説してきました(同じヵ所、福音の喜び、15、参照)。私たちはどれほど度々イエスを教会の中に閉じ込め、彼が外に出ることを許さなかったことでしょうか。・・・どれほどしばしば! もし(恵みの)水を教会の内部に滞留させることを私たちが望まないなら、これこそなされねばならぬ最も重要なことです。教会が存在しない場所で、あるいは、もはや人々に教会が届かなくなってしまった場所で、「道」はすでに何年にもわたって、非キリスト者の間に教会を植え付けるため、新しい教会の現存のために、ミッシオ・アド・ジェンテスを行ってきました。「あなたたちは、あなたたちの存在と活動によって私たちにどれほど多くの喜びを与えてくれたことか。」-と、福者パウロ六世はあなたたちに対する最初の謁見で言われました(1974年5月8日:教皇パウロ六世の教え、XII[1974],407)。私もまたこれらの言葉を私自身のものとします。そして、あなたたちの新求道期間の「道」に霊感を与えた祝された処女マリアにあなたたちを委ね、前へ進むように励まします。彼女があなたたちのために彼女の神聖な御子に取り成してくださいますように。 

私のこよなく愛する者たちよ、主があなた方とともにいて下さいますように。私の祝福と共に前進しなさい。

(バチカンラジオから)                               (訳責:谷口) 

5人、8人、10人以上もの子供たちを連れて 教皇に祝福されて 宣教家族は5大陸に散っていく

結婚したばかりの若い夫婦はまだ1人か2人かもしれないが 彼らも派遣された先で大家族を構成するだろう

(つづく)

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