不適切な表現に該当する恐れがある内容を一部非表示にしています

:〔続〕ウサギの日記

:以前「ウサギの日記」と言うブログを書いていました。事情あって閉鎖しましたが、強い要望に押されて再開します。よろしく。

★ 「世の中、一寸先は闇」 =さようなら日本= (その-2)

2011-12-12 22:15:08 | ★ 旅行


 
~~~~~~~~~

世の中一寸先は闇

~~~~~~~~~

= さようなら日本 =

(その-2)

 

 先のブログの副題に「さようなら日本」と書いたら、「もう日本には帰ってこないのか」とか、「さては日本の教会籍を捨てるつもりになったか」など、気の早い憶測や心配の反応が相次ぎ、かえってびっくりしましたが、別にそんなに深刻な意味で書いたものではありません。5か月余りと異例に長かった今回の日本での生活に、ただ名残を惜しむ気持ちを込めたかったに過ぎません。

関空に二日の足止めを食らった後、やっと無事に機中の人となり、成層圏の水平飛行に移って、ワインとおつまみが届いたころには、窓の外の中空に13夜の月が明るく照っていました。その写真と、今回の休暇中の忘れがたい思い出の写真を2枚貼り付けながら、「世の中、一寸先は闇」という言葉をもう少し味わってみたいと思います。

 

 

機内から見る13夜の月

 

上の写真から30分後、太陽の光の余韻がすっかり消えた成層圏の夜空の月は、空気が澄んで希薄なためか、この写真よりさらに黒々とした宇宙の闇に銀盤のように冴えわたっていました。まして、真空の中を駆け巡る宇宙飛行士の見る空は、凄いまでに漆黒であるに違いありません。

この秋、私がまだ野尻湖の山荘にいたころ、11月の満月の夜は曇りで、十七夜になってやっと雲が切れました。それで、何かに誘われるように、湖畔に出て月の出を待ち、そのまま夜更けまで月の写真を撮り続けました。月明りのまばらな星空と、雲と、月を映す湖面とで、光と蔭の絶妙な対話があったせいか、その夜は不思議と孤独を感じませんでした。月の写真を配しながら、光と闇の考察を今しばらく続けたいと思います。


 

  斑尾山の稜線の落葉した木々の向こうからぬっと顔を出した17夜の月 

 

「一瞬先は闇」と言いましたが、本物の闇には確かに恐ろしいものがあります。

「闇」と言えば、私は、香川の三本松教会の田舎司祭をやっていた頃、カトリック教会の典礼にある復活祭の徹夜祭の「光の祭儀」を忠実に完璧に演出しようと、自分で設計して建てた窓の多い聖堂を完全な暗室にするために細心の注意を払ったことを思い出します。

暗幕と黒い厚手のフエルト紙で、あらゆる光を遮断しました。廊下の明かりも消し、聖堂内外の非常口の緑の誘導灯も消し、窓はもとより、ドアの上下の隙間も塞ぎ、日暮れの街になお残るかすかな光まで完全に遮断しました。灯りを順次消して、最後の一灯が消えた瞬間、聖堂の中はピンホールほどの光の漏れもない真っ暗闇になりました。万歳!大成功!

30センチと離れていない人の存在感が忽然と消えました。人の心臓の音までは聞こえないものです。一瞬にして完全な孤独に包まれる点では、聖堂にいつもの人数の会衆が入っても状況はまったく変わりませんでした。

大汗かいて準備を手伝わされた信者さんの中には、「ほんの数分間の儀式のために、こんな大そうな手間暇とお金をかけて、一体何になるんです?よその神父さんはこんな物好きなことをしませんよ。ただ電気を消すだけではだめですか?」と不平を言うものもいましたが、私は聞こえないふりを装ってかわしました。

復活の徹夜祭に、うちの信者さんたちには日常生活では決して経験することのない「本物の闇」の凄さ、恐ろしさを是非体験してもらいたかったのです。

私たちが、洗礼の恵みを受けて、キリストの光に心を照らされる前は、みんな罪と欲望と孤独の絶望的な闇の中を這いずりまわっていたのだ、ということを、現実の暗闇の体験を通して思い出してほしかったのです。

会衆が本物の闇の「凄さ」をたっぷり身に染みて味わった頃合いを見計らって、司祭である私は、火を点した復活の蝋燭を掲げてその闇に入ります。太い一本の蝋燭の明かりが闇を切り裂くと、その光は聖堂の隅々にまで届き、遠くの人の顔までもぼんやりと見えてきます。

「ルーメン・クリスティー♪!」(キリストの光♪!)と私が歌うと、会衆は「デオ・グラチアース♪!」(神に感謝♪!)と答えます。

それから、近くの者が復活の蝋燭から小さな蝋燭に火を点し、その火を周りの人の蝋燭に順繰りに分けていくと、聖堂の中はみるみる光の海になり、各自の蝋燭はその人の顔とまわりを明るく照らし出していきます。

教会の一年の典礼の暦の中で、私の最も好きな美しい儀式です。

キリスト教の福音宣教とは、復活の蝋燭のように、闇に支配されたこの世俗社会に入って、キリストの光を人々の心に点し、広めていくことではないかと思う次第です。

 

雲を照らす月


今はキリストの降誕を待つ「待降節」。そんな時に復活祭の話は季節はずれと思われるかもしれません。しかし、「闇と光」のテーマは、両方に共通します。

キリストが生まれた日、その季節、についての確かな証言は、聖書にもどこにもありません。

クリスマスが12月の25日と決まったのは、インド、イランを経てローマに入った太陽神のミトラス教の、冬至の祭りの風習に合わせたもののようです。闇の支配が強くなって日中が次第に短くなる状態から、再び日が長くなる変わり目、つまり、光が闇に勝つことを祝う祭りを、世の光であるキリストの降誕の祭りに置き換えたのでしょう。

まじめな宗教がどれも全くお呼びでなくなった 「一寸先は闇」 のこの世、世俗化が行き着くところまで行った病める現代社会に、どうしたらキリストの光を人々の心にアピールする新鮮なプレゼンテーションの仕方で伝えることができるかと、ローマの空のもとで思いめぐらす日々がまた始まりました。

(つづく)

コメント (1)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ★ 世の中一寸先は闇 =さよ... | トップ | ★ スペインで日本への宣教師... »
最新の画像もっと見る

1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
これは戦争です (在特会)
2011-12-17 00:14:03
※ 動画 → 12月4日 京都児童公園を無断で校庭として使う朝鮮学校から奪還

※ 動画 → 朝鮮総連と癒着して市民デモを危険に晒す京都府警

※ 動画 → 発砲した警察官(奈良県警)を守れ!署名・デモ行進

※ 動画 → 法を破るシナ人商店は片っ端から営業停止だ!

※ 動画 → スイーツ世界大会で韓国が日本を妨害!

※ 動画 → 花王 フジ お台場 デモ

※ 動画 → 【維新政党・新風】弁士、韓国人に襲われる

皆さんの怒りの拳が大きな力となります!御賛同下さい。

【検索:朝鮮進駐軍】

偽装した在日右翼の車が街中を疾り
日教組が反日教育を促し、なぜ朝日新聞、毎日新聞
フジ、TBS、朝日、NHKをはじめとするTV局が偏向報道するのか?
日本や世界中に数十万人の売春婦を輸出し
成りすまして日本人を貶めるネットキムチ(ホロン部、ほか)
駅前の一等地にパチンコ屋が居座り、整形面の出稼ぎ
韓流ブームは永遠に終わらないのか?

(チベット、ウイグル)数十万人の大虐殺
ついに日本に人口侵略を開始した、地球最悪の生物(シナ)中国人!

【検索:オランダの悲劇】

日本を壊死させ経済植民地にするTPP
言論を規制して日本人を外国人が取り締まる(人権救済法)そして日本を確実に破壊させる
民主・公明が推し進める(住民基本法)外国人参政権が迫っている!

【検索:民主党の正体】

犠牲になった人々(バージニア工科大学)の冥福と
醜悪な支那人、朝鮮人の絶滅祈りつつ・・・

日本人の血税を貪り食らい
毎月一人あたり20万円の生活保護を受け
【納税・教育・交通・保険・医療・他、】を優遇され
凶悪犯罪を行っても通名(偽名)で報道され、本名を公表されない
異常な【在日特権】を知らない日本人が多すぎる。

⇒ 「在日特権を許さない市民の会」 会員募集中!

【参照サイト】

「韓国は『なぜ』反日か?」

「歴史捏造国家 韓国」

「国民が知らない反日の実態」

「正しい歴史認識、国益重視の外交、核武装の実現」

「厳選 韓国情報」

「2ちゃん的韓国ニュース」

せと弘幸Blog 『日本よ何処へ』

花うさぎの「世界は腹黒い」

「在日による性犯罪」

【書籍】

宝島社「嫌韓流の真実!ザ・在日特権 」

晋遊舎「マンガ嫌韓流」~4(絶賛発売中!)

晋遊舎「TBS報道テロ 全記録」

検索:YouTube ニコニコ動画 (在日 韓国 朝鮮 反日 売国 創価学会 統一教会)

【保守番組】 CSスカパー 「日本文化チャンネル桜」

2ちゃんねる ⇒ 「大規模off」 デモ詳細

【共闘団体】

主権回復を目指す会
NPO外国人犯罪追放運動
外国人参政権に反対する会
排害社

【近年の犯罪者】

●麻原彰晃 →オウム真理教教祖。サリンを撒き無差別殺人。坂本弁護士一家惨殺。海外新聞がkoreanと表記。週刊現代がスクープ事件前の対談で自ら語っている。
●宅間守 →大阪 池田小学校の児童殺傷。8人殺害15人が重傷。朝鮮人出身。
●東慎一郎 →酒鬼薔薇聖斗。神戸の首切り小僧。生首を校門に飾る。2人殺害。元在日朝鮮人。
●林真須美 →和歌山 毒入りカレー事件。4人毒殺 63人が負傷。帰化人。
●織原城二(金聖鐘) →神奈川 実家パチンコ店の帰化人、英国人ルーシーブラックマン、日本人、豪州人女性を強姦、ビデオ撮影、バラバラ殺人。
●関根元 →埼玉の愛犬家連続殺人犯。4人を殺害。肉片を削ぎとりドラム缶で焼却、川へ流す。
●丘崎誠人 →奈良 岩を数回、少女の頭部に投げつけて絶命させた 在日朝鮮人。
●キム・ミンス →韓国人留学生 強盗殺人犯。日本人老夫婦を刃物で殺傷。
●木原武士 →元暴力団の鍵業者 在日帰化人 フリールポライター染谷悟さん殺害、東京湾に沈める。
●李東逸 →韓国人 檀国大学教授。芝居観覧のため来日中、東京で日本人女優Nを強姦。
●金允植 →韓国人 強姦罪で指名手配中に逃亡目的で来日。大阪で主婦を100人以上連続強姦。
●金大根 →韓国人の強姦魔 連続児童虐待暴行殺人。6名の女児死亡。
●李正遠 →在日韓国人 浜松市内の住宅に侵入し15歳の少女を強姦、06年6月頃から強姦事件が20件ほど起きており、手口が似ていることなどから余罪について追及。
●李昇一 →韓国人 東京 テレビ「ガキの使い」関係者を名乗り少女140人をレイプ。
●沈週一 →韓国人 鳥取 大阪 和歌山 ベランダから女性の部屋へ侵入し9人を強姦。
●張今朝 →韓国人 長野 「一緒に猫を探して」と小学校4年の女児をレイプ。
●ぺ・ソンテ →韓国人 横浜 刃物で脅し女子小学生14人をレイプ。
●宋治悦 →韓国人 東京 ナイフで脅し手足を縛り下着で目隠しの上、主婦19人を強姦。
●崔智栄 →北朝鮮籍の朝鮮大学校生 新潟 木刀で傷を負わせ、18歳少女2人を車の中で強姦。
●金乗實 →北朝鮮籍の朝鮮大学校生 同上、共犯者。他にもう一人19歳の共犯者(朝鮮籍)あり。
●金平和 →98~06年大阪・神戸 女性宅に侵入スタンガンで脅し強姦監禁。現金を奪う。キャリーバッグに入れて自宅に監禁。100件以上の被害「カネと性欲を満たしたかった」語る。
●鄭明析 →韓国人 カルト「摂理」教祖。日本人1000人、台湾人100人、米英仏人などを強姦。
●徐裕行 →韓国籍 オウム真理教幹部・村井秀夫刺殺事件の刺殺犯。裏で北朝鮮が関与か。
●国松孝次警察庁長官狙撃事件。現場近くから北朝鮮製のバッジ、韓国のウォン硬貨などを発見。
●世田谷一家惨殺事件。採取された指紋が韓国人の男と一致。韓国警察からは協力を得られず。
●東京資産家強盗殺人事件。奪われた腕時計が韓国で販売。韓国人グループの犯行とみて捜査中。
●崔鳳海 →韓国人の暴力団 03年より市を「なめているのか俺に対立する人間は消えていくんだ」恫喝し生活費1940万を受取る。さらに嘘の保険金約2200万円を受取り、高級車ブランド品を購入。
●崔基浩 →韓国籍 美容外科医池田優子さんの長女果菜子さんを身代金目的で誘拐。逮捕後に殺害するつもりだったと供述。
●永田保(金保) →韓国籍「聖神中央教会」代表。12歳少女に性的暴行で逮捕、被害者は30人以上。
●松岡寿明(金寿明) →暴力団を装い大阪府内で12歳から24歳の女性17人を次々に脅して強姦。
●趙龍翼 →(主犯格ほか)プラスチック会社社長、上野さん夫婦宅に侵入。現金を奪い口や鼻を布で塞いで窒息死させる。共犯の韓国人2人は逃亡中。
●西澤(徐康次)→韓国籍 岐阜市六条江東、強盗強姦。10代女性にカッターナイフ突き付け現金奪い暴行、08年から似た手口の強姦容疑事件が発生していることから余罪があるとみて捜査。
●安田亨(安承哲)→09年1月 大阪 タクシー連続首斬り強盗殺人・コンビニ連続強盗。刃物で運転手「後藤利晴」さんの首を切り殺害。毎月12万円の生活保護をパチンコに使いサラ金に280万の借金、コンビニで奪った金をパチンコで全額を消費。
●李仙吉 →韓国籍 10年1月 兵庫県姫路市で18歳の女性をカッターナイフで脅し強姦、さらにホテルに連れ込み陵辱を続けた。他に同様の犯行で数十件の余罪あり。
●許忠志 →韓国籍 10年11月 山口県下関市 松原莉音ちゃん=当時(6)強姦殺人死体遺棄。
●李支漫 →韓国籍 11年5月 大阪府堺市宅配業者を装い侵入、20代女性を強姦し床の上を引きずり頚椎に重傷を負わせる。
●呉紘希 →朝鮮籍 11年5月 東京都北区 女子高生を人気の無い場所に連れ込み刃物で脅し強姦。過去に余罪あり。

ほか、
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

★ 旅行」カテゴリの最新記事