新型インフルエンザで大騒ぎの日本ですが、震源地では早くも終焉宣言が出たようです。
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<新型インフル>メキシコ、6日から経済活動ほぼ正常化へ(毎日新聞)
メキシコ政府は4日、新型インフルエンザの流行が減退期にあるとして検討会議を開催、感染予防の指針を国民に義務付けることを条件に6日以降、段階的に経済活動を正常化させていくことを決めた。一方、高校・大学は7日から授業を再開、幼稚園と小中学校は11日から再開すると発表した。メキシコ政府は「新型インフルエンザのウイルスはまだ存在している」として、状況を監視しながら慎重に正常化を図る方針だ。4日午後4時現在のメキシコの感染者数は802人で、うち死亡者は26人。
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メキシコ政府としては、早く事態を収拾して元の経済活動に戻したい意向なのでしょう。確かに、発生直後は死亡者がいたことから騒ぎとなりましたが、その後は死亡者も増加していないし、当初予想したほど酷い事態にはなっていないようです。新型インフルエンザと聞くと、数千万人の感染者を出したスペイン風邪を引き合いに出す日本のマスコミの報道は、少し異常な感じもします。毎日毎日、どこかにインフルエンザが疑われる人がいるのではないかと探し回っている感じもあります。こんなに報道されてしまうと、感染の疑いがある人が「悪者」になってしまいそうです。
そういえば、生徒が感染していない事が判って泣いた学校の先生がいましたが、あれはマスコミに「悪者」扱いされなくて良かったという嬉し涙かも。気持ちは判ります。
つい最近のマスコミが騒いだ北朝鮮のテポドン騒動は一体どうなったのでしょうか。わずか1ヶ月ほど前の話なのにもう大昔の話のようです。あの騒動は一体何だったのか、マスコミにはしっかり総括して欲しいものです。今回のインフルエンザも、きっとまた新しい事件が発生すると忘れ去られると思いますけど。