キマグレ競馬・備忘録

競馬、MLB、スポーツ観戦、趣味など気になる事を書いています。

F1レースの金メダル

2009年05月07日 | Sports
「2010年F1への“メダル制”導入が決定」なのだそうです。
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バーニー・エクレストンが提案していたオリンピックスタイルのメダルシステムが、2010年のF1に導入されることが正式に承認された。これによって、シーズンを通して最も優勝数が多いドライバーがタイトルを獲得することになる。このシステムの狙いは、安全な2位狙いではチャンピオンを獲得できなくすることによって、オーバーテイクを推進することで、2008年の最終戦で、タイトルを争うルイス・ハミルトンが必要最低限の5位を狙ってチャンピオンに輝いたことなどから提案された。(中略)2010年F1スポーティングレギュレーション改訂版には以下のように記されている。「F1世界選手権のドライバーズタイトルは、選手権シーズンのすべての正式な結果が考慮されたうえで、最も多くのレースで優勝したドライバーに与えられる。2名以上のドライバーが同じ回数優勝を獲得していた場合は、最もポイント数の多いドライバーにドライバーズタイトルが授与される」「ポイントは、その他の選手権ランキングを決定するために使用される。F1世界選手権コンストラクタータイトルは、2台のマシンの結果を計算に入れ、最も多いポイントを獲得した者に与えられる」[オートスポーツWEB ]
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F1レースの勝者に「金メダル」というのも何だか変な感じがします。現在のポイントシステムには伝統がありますが、ハミルトン選手のような事例は何度も起きています。例えば、ケケ・ロズベルグ選手は1回しか優勝していないのにチャンピオンになっており、ハミルトン選手以上にポイント制度の恩恵を受けています。今回の規則改訂で、激しい優勝争いが見られることを期待しているのかもしれませんが、18戦のうち9勝してしまえば、その時点でチャンピオン決定となるわけなので、残りのレースがつまらなくなる可能性もあります。もし今年のバトン選手に適用した場合、彼は既に「マジック6」の状態で、このままのペースで勝つと、早ければ7月にはチャンピオン決定ということになってしまいます。まあそういう事態にならないように、あれこれと規則を変えるのでしょうけど、観客にとって訳のわからない複雑怪奇なルールにはして欲しくないものです。

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