キマグレ競馬・備忘録

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「ぶら下がり取材」終了

2011年10月19日 | Current news
野田首相は、記者団の「ぶら下がり取材」を受けない方針のようです。
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野田佳彦首相は17日、内閣記者会のインタビューで、歴代首相が続けてきた記者団による「ぶら下がり取材」について「基本的にお受けしない」と拒否することを明言した。首相自らによる説明責任や情報発信よりも、失言を避ける「安全運転」を優先した。民主党の掲げる予算編成過程などの透明化とはほど遠い後ろ向きの対応だといえる。首相は毎日、記者団の質問に答える「ぶら下がり」取材という形式を受けない理由について「落ち着いて、しっかりと(記者から)話を聞いてもらい、こちらも落ち着いて説明できるということが一番望ましい」と説明した。その上で「ぶら下がりの代わりに先般も記者会見をし、今日もインタビューを受けている。国民に対する説明を果たし、記者の皆さまに答えることは大事であり心していきたい」と強調した。ただ、首相はこれまで、国内では9月2日の就任時、先の臨時国会が閉会した9月30日の2回しか記者会見を行っておらず、9月の国連総会出席時の内外記者会見を合わせても3回どまりとなっている。(後略)(産経新聞)
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首相の「ぶら下がり取材拒否」は、マスコミにとっては政治ネタ不足に陥る可能性があるため、説明責任の放棄や情報開示不足という理屈で非難していますが、首相の立場としては正しい対応だと思います。
これまでも失言やマスコミの下らない質問に引っ掛って釈明に追われ、民主党は何度も窮地に陥っているわけですから、そういう轍は踏まないようにと考えているのでしょう。だいたい、ぶら下がり取材で出てくるコメント記事には信頼性が無いことが多いし、記者が政治家の言葉を勝手に解釈した憶測記事を書いているだけという感じもします。この記事もコメントが取れない記者の鬱憤晴らしのようにも取れます。
情報は多ければ良いというものではないので、一国の首相であれば、ぶら下がり担当の記者に世間話をするのではなく、正式な場で熟慮した見解を述べるのが正しいやり方だと思います。
言葉で説明することも必要ですが、その前に行動する政治家であってほしいです。

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