ユダヤ格言集に、「笑い」についての定義がありました。
「生物の中で人間だけが笑う。人間の中でも、賢い者ほどよく笑う。」
これ、日本人にも当て嵌まるのだろうか?
『スーパーエイト』を見てきました。
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【映画動員ランキング】S・スピルバーグのブランド力健在『スーパーエイト』がV2(オリコン)
興行通信社による7月2日(土)・3日(日)の全国映画動員ランキングは、映画界の巨匠スティーブン・スピルバーグ製作総指揮の『SUPER8/スーパーエイト』(J.J.エイブラムス監督)が初登場から2週連続で1位を獲得した。土日2日間の成績は動員15万3876人、興収2億441万6000円。公開10日間の累計成績は動員74万8748人となった。同作は、1979年にアメリカの秘密軍事施設・エリア51から“何か”を輸送中に脱線事故が発生。8ミリ映画の撮影をしていた少年たちが、その一部始終を目撃してしまったことから始まるひと夏の経験を描く。
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学生時代に映画館でアルバイトをやっていた頃、その映画館で上映していたのは、S・スピルバーグ監督の「E・T」でした。当時は映画館の前に長い行列ができるほどの人気で、商品の販売や館内清掃が大変だった記憶があります。大人気だった彼の作品は、最初は物凄く怖いけれど、何となく安心して見られる映画というのが印象です。今回の作品も製作総指揮の立場で作った映画で、最初は恐怖感もありましたが、話が進むにつれて割とリラックスして見られました。そして終わった後、映画についていろいろ語りたくなってしまいました。CG技術が発達して低コストで驚くようなSF作品が作られるようになりましたが、そこが映像だけのB級映画と彼の作品との違いのように思います。(B級映画を見た後は、無言で帰宅することが多いです。)
ストーリーは、やや辻褄が合わない部分もあったり、リアリティに欠ける印象もありました。またいつものように、エリア51が登場=宇宙人伝説というのもステレオタイプ的な感じです。
現在上映中なので具体的な内容には触れませんが、いつかどこかで見た映画のような印象は拭えないけれど、S・スピルバーグの作品が好きな方には、充分楽しめる映画だと思います。
航空自衛隊のF15が墜落しました。
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空自F15墜落 操縦者捜索続く
訓練開始直後に機影消失=F15、墜落と断定―操縦者の捜索続く・空自
東シナ海上空で訓練中に消息を絶った航空自衛隊のF15J戦闘機について、空自は5日、模擬空中戦の訓練開始から約1分後に、レーダーから機影が消失していたことを明らかにした。海上で機体の一部が見つかったことなどから、空自は同機が墜落したと断定した。空・海自は救難ヘリや護衛艦を那覇市の北西約185キロの現場海域に派遣。機体や操縦していた川久保裕二3佐(37)の捜索を続けた。(時事通信)
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訓練中の事故ですが、これで自衛隊のF-15は12機目の損失です。自衛隊では213機を調達して12機の損失で、残り201機となります。先日の津波で、F-2戦闘機18機が水没してしまって(修復は6機程度)使用不能となっており、今回の事故も含めると航空自衛隊の損失はかなり大きなものになっていると思います。でもこれが有事の戦闘によるものでなったのは、救いかもしれません。ちなみに空自F-15には、1機だけ撃墜された機体があるそうです。
「発生地点 - 石川県輪島市、舳倉島の南東10キロ
発生時刻 - 1995年(平成7年)11月22日午前8時40分頃
1995年(平成7年)11月22日、空中戦闘機動(ACM)訓練中、攻撃側のF-15戦闘機が、誤って空対空ミサイルAIM-9Lを発射し、敵役のF-15戦闘機を撃墜した。B二尉は直ちに落下傘で脱出し無事だったが、機体は海へ沈んだ。自衛隊史上初の「撃墜」であるとともに、F-15が航空機によって(=空対空戦闘によって)撃墜された世界的にも稀有な例である。」(Wikipedia)
とありました。F-15は世界最強と呼ばれていた時代がありましたが、やはり不意打ちには弱いようです。今回の事故がこのような事例でなければ良いのですが。
朝の芸能ニュースのトップはこの話題でした。
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AKB48、2年連続「じゃんけん大会」開催決定
人気アイドルグループ・AKB48が3日、都内で開催中の握手会イベントで『24thシングル選抜じゃんけん大会』を行うことを発表した。AKB48が「じゃんけん大会」で選抜メンバーを決めるのは昨年9月に引き続き、2年連続2回目。9月20日に東京・日本武道館で行われる同イベントで勝ち上がった選抜メンバーが12月発売予定の24thシングルを歌う。(オリコン)
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正直、私のようなオヤジにはAKBの何が良いのかよく判らないのですが、きっと若者を熱狂させる何かがあるのでしょう。この前、総選挙と呼ばれるイベントをやっていたようですが、今度は昨年に引き続きじゃんけん大会だそうです。女の子のじゃんけん大会を、お金を払って見に行くという行為も全く理解しがたいのですが、そのイベントを日本武道館でやるというのも信じられません。武道の殿堂が、この日はじゃんけんの殿堂。AKBの魅力は、この幼稚さにあるのかもしれません。つまらないイベントに参加しなくてはいけないAKBの子も気の毒ですが、それを見せられるファンはもっと気の毒な感じがします。でもまあ、それはオヤジの見方なんでしょうけど。しかし、この話題をどのテレビ局でも芸能トップ扱いです。こちらも理解しがたい。(^^;)
中山GJはとっても感動的でした。
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第13回中山グランドジャンプ(2日、中山11R、J・GI、3歳上オープン、国際、定量、障害・芝4260メートル、1着賞金7000万円=出走12頭)柴田大知騎手騎乗の2番人気マイネルネオス(牡8歳、美浦・稲葉隆一厩舎)が直線でメルシーエイタイムを差し切り、GI初Vを飾った。勝ちタイムは4分51秒6(良)。 1馬身1/4差の2着は5番人気メルシーエイタイム、大差の3着には8番人気タカラボスが入った。1番人気のオープンガーデンは4着に終わった。レースはメジロラフィキが枠順を生かしたコーナーワークで軽快に逃げる展開。そのまま、同馬が先頭で直線に入ったが、最後の障害で落馬するアクシデント。かわってメルシーエイタイムが先頭に立ち、押し切るかと思われたが、外からマイネルネオスが猛追。メルシーエイタイムを交わしてゴールした。勝ったマイネルネオスは父ステイゴールド、母マイネプリテンダー、母の父Zabeelという血統で、通算成績43戦8勝。重賞初制覇をGIの大舞台で達成した。柴田大知騎手は嬉しいGI初勝利。管理する稲葉隆一調教師は98年スプリンターズSのマイネルラヴ以来2度目のJRA・GI勝利となった。
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いつも見に行っている中山GJですが、今年は夏の開催で仕事の都合がつかず、テレビでの観戦となりました。レースはメジロラフィキが逃げて有利に進めましたが、最後の障害での大アクシデントで競争中止となり、その後の直線勝負を制したマイネルネオスが優勝しました。
レースも波乱の展開でしたが、何と言っても勝った柴田大騎手がインタビューで号泣する気持ちが伝わってきて、思わずウルッときてしまいました。とにかくデビュー当初(1996年)は年間20勝以上していたのに、06,07年は1勝もできず、ここ数年も一ケタしか勝てなかった騎手が、苦労して掴んだG1の栄冠というのは、本人にとっては物凄く大きな勲章になると思います。とにかくめげずに良く頑張った。これで少しは良い馬に乗れるようになると思いますので、今後の活躍に期待したいです。
応援していたテイエムトッパズレは、序盤で先行できずいつものレース展開に持ち込めなかったのが敗因でした。最後の直線は相当バテテしまい、脚が動いてなかったです。今年は大チャンスと思いましたが残念な結果でした。この馬は障害だけで30戦も出ています。それも毎回上位争いに加わる丈夫な馬ですが、今回は暑い中無事に走りきってくれただけで良かったかもしれません。というのも、レース開始から逃げて、最後の障害で転倒して亡くなったメジロラフィキは、このレースを素晴らしい走りで盛り上げただけに、騎手もファンもとても残念な気持ちだと思います。アクシデントは競争馬の宿命だけど、やっぱりこういう場面は見たくないです。でも、今回のレースで最も印象に残る馬として、同じく予後不良になってしまったスズカスペンサーと共に、その名を記憶に留めたいと思います。
とにかくいろいろ話題の多いレースでした。
自衛隊の次期戦闘機FXの売り込みが本格化してきたようです。
この2日間で2つの記事が配信されています。
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・発展型FA18を公開=FX選定へ懸命の売り込み―米ボーイング(時事通信) 6月30日(木)
米航空機・防衛大手ボーイングは29日、ミズーリ州セントルイスにある本社施設で、国際共同開発を念頭に置いた発展型FA18スーパーホーネットの試作機を日本の報道陣に初めて公開した。 発展型はFA18に改良を加えたもので、ミサイルを格納ケースに納めて機体の下に設置するなどしてステルス性を高めた。さらに、ミサイルに対する警戒能力やエンジン性能を向上させ、航続距離も伸ばした。(一部略)
・F35、最終組み立て日本委託も=次期主力戦闘機選定―米ロッキード社(時事通信) 6月29日(水)
日本の次期主力戦闘機(FX)の候補になっている次世代ステルス戦闘機F35の開発主契約社、米ロッキード・マーチン社のジョン・ボルダーストン日本担当部長は27日、F35がFXに選定された場合、F35生産の最終組み立てを日本企業に委託する方針を時事通信の取材に明らかにした。FXの機種は年内に決定される。(後略)
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現在の候補機としてFA18, F35, タイフーンの3機種に絞り込まれているようですが、候補機の中で性能的に不利なFA18と導入時期的に不利なF35が、新たな提案を行っているようです。
これまでのFX選定では、アメリカ側は自国の戦闘機に絶対的な自信を持ち、「殿様商売」的な提案を行ってきましたが、今回のFXでここに来て急に態度が変わり始めているのは、もしかすると自衛隊が欧州機タイフーンの導入に傾きつつあるのでないかと裏読みしたくなります。タイフーンは自衛隊の運用に最もマッチしていて、素人目でも候補機の中では一番魅力的な機体です。欧州BAEシステムズも積極的な売り込みを行っており、もしこれが欧州機でなければ、現在のような選定の迷走は起こらなかったかもしれません。いずれにしても、そろそろ新戦闘機の決定時期が近づいており、今後の動向に注目したいと思います。