キマグレ競馬・備忘録

競馬、MLB、スポーツ観戦、趣味など気になる事を書いています。

本「新彗星発見に挑む」

2011年10月06日 | Book
子供の頃、天文少年だった時期がありました。
きっかけは有名な天文学者の伝記を読んだこと(私のお気に入りはウィリアム・ハーシェルでした)と、たまたま新聞で読んだ新星発見のニュースでした。天文への情熱は、中学生の頃まで続きましたが、受験勉強が忙しくなるとともに興味が失われてしまいました。(今は時々、望遠鏡で星を見ることはあります)私のような元天文少年も多いと思いますが、同じような状況にあっても情熱を失わず、彗星発見という夢を実現させた人達を紹介したのが、この本です。雑誌に連載したものを、本にまとめたものですが、大変面白く読めました。
彗星捜索者のことをコメットハンターと言います。彼らに共通するのは、彗星を捜索することへの高いモチベーションです。この本で紹介されている人達は、ほとんどが50歳以上で、捜索を始めてから20年以上の長きに渡って活動し、彗星を発見したベテランです。職業は、自営業、先生、公的機関の方が多く、普通の会社員はほとんどいません。比較的時間の融通が効くことと、絶対条件として空が暗い地域を活動の拠点としていることが共通しています。また、機材は様々ですが、フジノン150mm双眼鏡で広範囲を眼視で捜索するか、デジタルカメラで撮影した画像をパソコン画面で探す方法が主流のようです。
彼らが彗星捜索を始めたきっかけは、夜空に浮かぶ彗星の姿を見たことと、自分が発見した彗星には、自分の名が残るという名誉欲みたいなものが動機になっているようです。現代は名誉よりも金銭的な成功をもて囃す時代なので、彗星捜索のような地味な活動には日が当たらないようです。でも戦後の復興期には、日本人の彗星発見がトップニュースになった時代もありました。
ホンダと言えば、本田宗一郎さんを思い出しますが、彗星捜索の先駆者だった本田実さんのことも忘れてはいけない。彼は、戦後の荒廃の中、彗星発見で多くの日本人を勇気付けたそうです。日本人だってやればできる。世界にホンダの名を最初に知らしめたのは彼でした。
彗星発見には運も必要で、努力だけでは報われない面もあります。しかし、そういうひとつの事に打ち込む人達の生き方や業績を読むと、自分の生活にも大変参考になります。自分の人生において何がやりたいのか、たまには考えてみる必要がありそうです。

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シンボリルドルフ死亡

2011年10月04日 | Horse Racing
“皇帝”シンボリルドルフが亡くなりました。
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史上初の無敗3冠馬“皇帝”シンボリルドルフ死亡(サンケイスポーツ)
JRAは4日、84年の3冠馬シンボリルドルフ(牡)が死亡したと発表。30歳だった。
8戦全勝で史上初の無敗3冠馬となったシンボリルドルフは、その後も圧倒的強さでファンを魅了。“皇帝”の愛称で親しまれた。通算成績は16戦13勝。現役引退後は北海道門別町のシンボリ牧場にて種牡馬として供用され、種牡馬引退後は、千葉県成田市のシンボリ牧場にて繋養されていた。(後略)
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昨年のオグリキャップに続いて、今年も名馬がまた1頭亡くなりました。まだ競馬とは全く縁が無かった頃に活躍していたシンボリルドルフですが、競馬に興味が無くても、その名前は知っていました。競馬を始めた時には既に「伝説の」名馬になっていて、その姿はビデオでしか見たことがありません。3冠馬で戦績も素晴らしいし、一度生で彼のレースを見てみたかった。30歳の大往生だったシンボリルドルフの冥福を祈りたいと思います。

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2011年 凱旋門賞

2011年10月03日 | Horse Racing
凱旋門賞は、残念な結果でした。
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第90回凱旋門賞全着順 現地時間2日(日)、仏・ロンシャン競馬場で行われた第90回凱旋門賞(3歳上、仏G1・芝2400m)の全着順は以下の通り。
01 デインドリーム Danedream 2:24.49
02 シャレータ Shareta 5
03 スノーフェアリー Snow Fairy クビ
04 ソーユーシンク So You Think 1/2
05 セントニコラスアビー St Nicholas Abbey 短首
06 ミアンドル Meandre 短首
07 サラフィナ Sarafina 短首
08 シルヴァーポンド Silver Pond 3/4
09 ガリコヴァ Galikova 4
10 ヒルノダムール 3/4
11 ナカヤマフェスタ 2.1/2
12 ワークフォース Workforce クビ
13 テストステロン Testosterone 1
14 トレジャービーチ Treasure Beach 2.1/2
15 リライアブルマン Reliable Man 6
16 マスクドマーヴェル Masked Marvel 2
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無料放送を行っていたグリーンチャンネルで10時半からずっと見ていました。今年のロンシャン競馬場はとても暑くて、堅い馬場だったようです。事前の情報では、堅い馬場=日本馬に有利との情報が流れ、大いに期待していたのですが、好位置に居たヒルノダムールは直線で沈み、ナカヤマフェスタは最後まで見せ場もなく、位置取りに苦しんでズルズルと下がってしまいました。今回は両馬とも、発汗が多くて落ち着かない素振りを見せていましたので、暑さと共に体力の消耗も大きかったようです。しかし、今年の凱旋門賞は夏のような暑さと、堅くて軽い高速馬場、それと3歳牝馬の斤量の軽さが影響して牝馬が上位を独占しました。牝馬は夏に強いと言われますが、今年はその条件にピッタリ嵌ったのかもしれません。それは、昨年の勝馬ワークフォースが日本馬の更に後ろの12着に沈んだことからも伺えます。有力牡馬がほとんどバテテしまってレースになってなかったようです。
ちなみに、最近3年間の欧米と日本の年度代表馬を調べてみたら、アメリカでは、2009年がレイチェルアレクサンドラ、2010年はゼニヤッタが年度代表馬になっており、欧州では、2008年の凱旋門賞を勝ったザルカヴァ。2010年はゴルディコヴァ。日本でもここ3年連続でウォッカ、ブエナビスタが年度代表馬になっています。いずれも牡馬を蹴散らして、G1をいくつも制覇した牝馬ばかりです。日本も含めて、今は世界的に牝馬優勢の時代なのかもしれません。
馬だけでなく、人間も?(^^;)

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2011年 スプリンターS(G1)

2011年10月02日 | Horse Racing
スプリンターS(G1)は、この夏の短距離で活躍したカレンチャンが制しました。
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カレンチャン5連勝で頂点! 池添「夢が広がる」=スプリンターズS(スポーツナビ)
JRA秋のGIシリーズ開幕を告げる最速王決定戦、第45回GIスプリンターズステークスが2日、中山競馬場1200メートル芝で行われ、池添謙一騎乗のカレンチャン(牝4=栗東・安田隆厩舎、父クロフネ)が優勝。5番手の追走から最後の直線を鮮やかに伸び切りGI初勝利を飾った。良馬場の勝ちタイムは1分7秒4。同馬はこれでJRA通算12戦8勝。今年2月の山城ステークスから今回の勝利で5連勝となり、重賞は今年4月のGII阪神牝馬ステークス、7月のGIII函館スプリントステークス、8月のGIIIキーンランドカップに続き破竹の4連勝となった。また、騎乗した池添はこれが区切りの大台となるJRA重賞50勝目、GIスプリンターズSは2003年デュランダル以来の2勝目。安田隆行調教師は同レース初勝利。一方、単勝1.5倍の断然1番人気に支持されていたシンガポールの英雄・ロケットマン(セン6=P.ショー厩舎)は自慢のスピードを全開できず4着敗戦。なお、カレンチャンから1馬身3/4差の2着には安藤勝己騎乗の9番人気パドトロワ(牡4=栗東・鮫島厩舎)、さらにハナ差の3着に福永祐一騎乗の7番人気エーシンヴァーゴウ(牝4=栗東・小崎厩舎)が入った。
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強力な外国馬の参戦で注目していた秋のG1開幕戦は、カレンチャンが鋭い末脚の伸びを発揮して勝利しました。今年の夏競馬は、サマースプリントシリーズに注目して見ていました。初戦の函館の重賞で僅差の勝利を収めたこの馬が、どれくらいのレベルにあるのか興味があり追いかけていましたが、あっさりとG1を勝ってしまいました。特に函館のレースでは苦戦しており、G1で勝てるようには思いませんでしたが、夏を上手く乗り切って予想以上に強くなっていました。これからの短距離G1は、おそらくこの馬を中心に廻ると思います。今回本来の実力を発揮できなかったロケットマンのように、これからは周囲からマークされる存在になるでしょう。新たな勢力も含め、今後のスプリント戦がまた楽しみになってきました。強力な外国馬ロケットマンは、圧倒的な一番人気に推されましたが、残念ながら結果は4着でした。
パドックや返し馬では、私のような素人が見ても馬の状態があまり良くない印象もありましたし、馬場では芝の違いや急坂のあるコースレイアウトなど、初めてのコースに対する不慣れな部分があったと思います。他にもレース展開や騎手との折り合い等、様々な要因が考えられ、今回は実力を発揮できなかったのは間違い無いでしょう。
競馬の世界にもサッカー同様に「アウェーの不利」があって、他の日本馬は、ほとんどが中山競馬場を経験済みで、データも有るしロケットマンに対する戦略も充分練っていたと思います。まあ、そういう中で日本馬に囲い込まれ、日本人騎手に徹底的にマークされての4着ですから、健闘したと考えるべきなのかもしれません。よく頑張ったと思います。
次回の短距離G1は、来年3月の高松宮記念になります。リニューアルする中京競馬場では、日本馬も全く経験の無いコースレイアウトになりますから、ほとんど同じ条件でレースが出来ると思います。是非、それに参戦して頂いて、本来のこの馬の強さを見せて欲しいと思います。

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戸隠・小布施 1日ドライブ

2011年10月01日 | Travel
会社の休みを利用して、長野県の戸隠高原へ出掛けてみました。埼玉からは車で片道約4時間弱で到着しました。途中、道を間違えてしまい、狭い道を通ったために時間が掛かりましたが、普通に走れば3時間程度で行ける距離です。

最初に戸隠神社中宮の近くにある以前にも行ったことがある蕎麦屋に入って、天蕎麦を頂いて腹ごしらえ。戸隠は蕎麦で有名なので、いろいろな店を巡ってみる楽しみがあります。お店を出ると向かいが神社です。車を駐車場の入れ、参拝しました。杉の大木が参拝者を迎えてくれます。

3本杉という杉が、ここの名物らしく多くの人がこの杉に触れていました。この杉の木に耳を当てて聞いている人達がいます。傍目から見ると、スピリチャルな印象です。男性は周りを取り巻いて見ているだけですが、女性は積極的にそういうものに好奇心を示すようで、面白い光景でした。

次に、更に奥にある鏡池に向かいました。鏡池はダムによってできた人造湖です。ここの風景もとても神秘的で、湖面に向かいの山の光景が反射して、とてもキレイです。湖面の真中には枯れ木が突き出していて、風景のアクセントになっているようです。多くの観光客が、ここで足を止めて風景に見入っていました。もう少し紅葉が進むともっと美しくなりそうです。

鏡池から戸隠神社の奥社に向かいます。奥社の参道は、両脇に立派な杉並木を持つ参道ですが、約40分ほど歩いて着いた奥社は、ごく普通のコンクリートで作られた社で、汗をかきながら苦労して行った割にはやや期待外れだったようです。帰りは周辺の植物園を巡りました。とても静かで鳥のさえずりがよく聞こえる良い遊歩道ですが、この季節には虫が多くて、つい足早になってなってしまいました。季節が進めば、居心地の良い散歩道になりそうです。
奥社は一度行けば十分なので、この遊歩道から鏡池に散策するほうが楽しそうです。ここでそばのソフトクリームを食べて一休みして、戸隠を後にし、小布施に向かいました


小布施のスマートICから高速に乗り、到着は午後8時半でした。渋滞も無く、2時間ほどで帰宅しました。なかなか充実した一日でした。

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