柏木集保「これであなたも競馬通!」を読んでみました。
柏木さんは、以前、民放の競馬放送の解説者として出演していました。表情はいつも眠そうで
滑舌が悪く、ボソボソと呟くように話す、競馬記者というよりも文化人という感じの人です。
この本をザッと読んでみましたが、内容は世界の競馬、競走馬の血統や騎手、
競馬の仕組みの解説が中心で、馬券の買い方は最後に少し書かれている程度です。
「競馬通」というタイトル通り、競馬をギャンブルではなくスポーツ興行として捉えており
蘊蓄を交えて解説しています。競馬を知らない初心者に競馬の仕組みを
説明するのには良さそうですが、馬券の買い方については、あまり参考にならない感じです。
馬券の蘊蓄としては、1991年まではJRAの馬券には、単勝・複勝・枠連の3つしか無かったこと、
当時のダービーはフルゲートで28頭も出走していたこと、1枠に4頭が入ることもあったこと、
枠連は36通りしかないので、競馬を知らない人でも気軽に買えたこと等、いろいろ面白い話が
出ています。36通りしか無いので、3600円投資して全部買えば必ず当たる。
運よく大波乱があれば、プラスにすることも可能です。(やる人はあまりいないと思いますが)
3連単流行りの昨今ですが、原点に立ち返って、単福や枠連の使い方を工夫すれば、
的中率と配当のバランスの良い買い方ができそうです。
2005年に書かれた古い本ですが、血統や競馬興行などの解説は使えそうな感じです。
今週はスプリングSの他に、皐月賞トライアルがもう一つ行われます。
若葉Sの現在の登録状況は以下の通り。
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若葉ステークス 第1回特別登録 17頭
サラ系3歳 (混合)(指定)オープン 2000m 芝・右
アイトーン 56.0
イペルラーニオ 56.0
クリノカポネ 56.0
シエラネバダ 56.0
ジュンヴァルロ 56.0
ジュンエスポワール 56.0
タイムフライヤー 56.0
タニノフランケル 56.0
ダノンフォーチュン 56.0
ダブルシャープ 56.0
チュウワウィザード 56.0
テイエムリボー 56.0
ビービーデフィ 56.0
フィールインラヴ 56.0
マイネルファンロン 56.0
メイショウテッコン 56.0
ロードアクシス 56.0
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こちらには、G1馬タイムフライヤーが出走します。
1勝馬ばかりのメンバーの中で、この馬の実績はダントツですから
優先出走権の1つは埋まってしまったようなもので、残りの1枠を争うレースと
言っていいかもしれません。
POG登録馬では、シエラネバダ、タニノフランケルの2頭が出走します。
何とか2着?に入って、皐月賞の出走権を確保して欲しいのですが、
どちらも前走の出来がいま一つなのが気掛かりです。
気になる馬は、ダブルシャープ。地方馬時代は勢いがありましたが、
中央に移籍してからは、いま一つです。未だ環境に馴染んでいないのかも。
それとテイエムリボーも気になりますが、6ヶ月振りのレースですから上位は厳しそう。
今週末のレースで、皐月賞のメンバーが出揃います。
POG登録馬が1頭でも出走権を獲ってくれるとモチベーションが上がるのですが。
今週は、スプリングS。現在の登録状況は以下の通り。
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第67回 フジテレビ賞スプリングステークス(GII) 第1回特別登録 14頭
サラ系3歳 (国際)牡・牝(指定)オープン 馬齢 1800m 芝・右
エトナ 56.0
エポカドーロ 56.0
カフジバンガード 56.0
コスモイグナーツ 56.0
ゴーフォザサミット 56.0
サトノソルタス 56.0
ステルヴィオ 56.0
バールドバイ 56.0
ビッグスモーキー 56.0
フォルツァエフ 56.0
マイネルファンロン 56.0
ライトカラカゼ 56.0
ルーカス 56.0
レノヴァール 56.0
地方馬、外国馬
ハッピーグリン 56.0
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弥生賞のメンバーと比較すると、実績の点ではやや小振りな印象です。
中心になるのは、朝日杯2着のステルヴィオ、ルーカスあたりでしょうか。
応援したいのは、POG登録馬サトノソルタス。前走の共同通信杯ではオウケンムーンに
届きませんでしたが、良い脚を見せてくれたので期待したいと思います。
正直、今年のPOGで期待できそうなのはこの馬だけなので、是非頑張って欲しい。
それから、地方から参戦のハッピーグリン。府中では驚くような末脚でした。
たまには地方馬の活躍を見てみたいということで、こちらも応援します。
自称無趣味の著者がいろんな趣味に嵌まっている人にインタビューしたり、
実際に体験した結果を綴ったエッセイ。
登場するのは、鉄道マニア、航空ファン(航空無線)、寺社巡り、切手収集、
郵便消印スタンプ収集、蕎麦うち、ヨガ、環境マニア、防災マニア、カメ飼育、
ボウリング、ゲーム、茶道、スターの追っかけ、ガーデニング、登山など
様々な趣味に打ち込む人々が紹介されています。
趣味というのは基本的に「暇つぶし」であって、持て余す時間をどう埋めるかと
いうことから発生したそうです。日本では江戸時代の士農工商の階級制度の中で
趣味人が増えました。農工商に属する人達は生きていくために仕事があり、
趣味をやる時間が無いのですが、武士はお役人なのでヒマが多い。
彼らが持て余すヒマをいかに楽しむかというところから、趣味という習慣ができたわけです。
趣味に嵌まる人は、ただ漠然とやる人はほとんどいなくて、それぞれ独自の動機や考えがあり
その道ではかなり詳しい。でも趣味に打ち込む理由には??が付くような人も少なくないようです。
退職して持て余す時間をいかに過すかというのが中高年のテーマ。
若者は自分の趣味の分野で、あまり目立たなくてもいいから「認められたい」という欲望が
趣味に走らせるわけです。なので、同じ分野の仲間が増えてくると存在感が無くなり、
違う分野に移っていく人もいる。一方、ひたすらマイペースの人も居て、そういう人は
自分の満足が重要で他人を気にしない人もいたりする。でも彼らには独特の価値観があって、
無趣味の一般人には、なかなか理解してもらえない。
興味があったのは、航空マニアの世界です。航空雑誌の編集者によると、飛行機に流れる人には
現在2つの流れがあって、ひとつは鉄道からの移籍組、もうひとつはガンダム等のアニメ、
マンガの影響からの流れがあります。鉄道組は、マニアの数が増えすぎて鉄道で自分の居場所を
無くした人が、飛行機でもやるか(まだ少数派だから)とやり始める人たち。
マニアは増えすぎるとマニアにならないという宿命があります。
また、戦争アニメものから軍事に興味を持つ若者は、戦争をイメージでしか捉えられないので、
軍用機も自衛隊もアイドル感覚で見ているらしい。中高年とは、別次元で軍事を捉える若者が
増えているということかもしれない。
一口に趣味と言ってもいろいろあって奥が深いです。この著者もいろんな趣味人にあって、
趣味をやる動機や理由に対して不思議に思うことが多数あり、とにかく数多くの素朴な疑問を
趣味人にぶつけていますが、最後まで納得できない感じです。
まあ世の中にはいろんな趣味人がいるもんだなと思わせるルポで、とても参考になりました。
自分の趣味は、やっぱり読書。自分だけの読書の世界。
今年の金鯱賞は、スワーヴリチャードが優勝しました。
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【金鯱賞】スワーヴリチャード完勝「成長していた」復帰初戦のダイヤモンドは3着 By スポニチ
中距離古馬戦線を占う「第54回金鯱賞」(G2、芝2000メートル)が11日、
中京競馬場11Rで行われ、M・デムーロ騎手騎乗の圧倒的1番人気のスワーヴリチャード
(牡4=庄野厩舎)が優勝した。重賞3勝目を挙げ、大阪杯(G1、4月1日)へ大きな弾みをつけた。
9頭立ての少頭数で行われた今年の金鯱賞。先団で競馬を進めたスワーヴリチャードは3コーナーで
早くも2番手に浮上。直線では逃げ粘るサトノノブレスをきっちりかわして人気に応えた。
勝ちタイムは2分1秒6(やや重)。半馬身差の2着には8番人気サトノノブレス、
さらに1馬身差の3着には2番人気サトノダイヤモンドが入った。
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スワーヴリチャードは、2番手で先行して余裕の走りでした。残り1ハロンまで持ったままで
本番へ向けての練習というような印象がありました。
2着のサトノノブレスは、逃げ粘って2着。こちらは展開が向いたし、精一杯の走りでした。
3着のサトノダイヤモンドは、休み明けのせいか反応が鈍く、残り1ハロンのところで
やっと本気になった印象です。末脚は鋭い感じでしたので、本番では久し振りに良い走りが
期待できそうです。
今年の大阪杯が楽しみになってきました。
今週は金鯱賞。現時点の出走馬は以下の通り。
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第54回 金鯱賞(GII)
サラ系4歳以上 (国際)(指定)オープン 別定2000m 芝・左
ヤマカツエース 57.0
メートルダール 56.0
ブレスジャーニー 56.0
サトノノブレス 56.0
サトノダイヤモンド 57.0
ダッシングブレイズ 56.0
デニムアンドルビー 54.0
アクションスター 56.0
スワーヴリチャード 57.0
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登録馬は13頭でしたが、出走はわずか9頭。
それでも重賞常連のメンバーが揃って、少数精鋭の面白いレースが
期待できそうです。ざっと見た感じではどの馬も好不調の波があり、
「軸に最適」という馬が見つからない感じです。
注目はG1馬サトノダイヤモンド。でも長期休み明けが気になります。
スワーヴリチャードも期待できそうですが、ここは金鯱賞を連勝して
中京競馬場との相性が良いヤマカツエースに期待したいです。
休み明けもよく走るし、条件は揃っている感じです。
金鯱賞3連勝なるか、、。
ノーベル賞作家・ヘミングウェイのライフスタイルを紹介した本。
ヘミングウェイと言えば、中学生の頃に読んだ「老人と海」が大変印象に残っています。中学生の読書感想文の定番で、この小説に出ている老人の姿と、ヘミングウェイの姿が被って見えたものでした。彼のライフスタイルは、自然をこよなく愛し、身の周りのものには無頓着なマッチョなイメージでしたが、実はモノへの拘りが強い都会的な人物でもあったようです。
この本では数多くの遺品と、それに纏わるエピソードを彼の人生と照らし合わせて紹介しています。服や身の周りの小物についての記述が大半を占めていますが、本好きの自分としては彼の本棚が気になりました。彼の蔵書は約9000冊あり、特に評価している作家はマーク・トゥエイン。「ハックルベリー・フィンの冒険」はアメリカ近代文学の原点で、最高傑作と見なしていたようです。アメリカの口語文で書かれた最初の作品で、この小説の近代性を評価していました。書物への言及はほとんど無く、表向きは無関心を装っていたヘミングウェイでしたが、実は大変な読書家であったようです。
趣味の道具や旅行グッズなどの領収書、請求書、船の売買契約書、小切手や知人の手紙など細かな書類も遺品として残されています。(愛好していたのは、アバクロンビー&フィッチ)外見に似合わず、実はかなり几帳面な性格だったようです。本文にある多くの写真を参考にヘミングウェイの流儀に従って、自分のライフスタイルを見直してみるのも良いかもしれない。
JRAのインターネット投票には、投票内容を照会するサービスがあります。
自分の昨年の投票結果について、少し調べてみました。
〇競馬場別成績
・回収率が最も良かったのは福島競馬場。これは意外でした。
苦手な競馬場と思っていましたが、成績は悪くなかったです。
回収率で見ているので、恐らく高配当の穴馬がたまたま来たのかもしれません。
・2位は函館、3位は京都でした。これはテイエムのアナ馬のお陰かな。
〇騎手別成績
・購入が最も多かったのは、デムーロ騎手。でも回収率は71%。
人気になりやすいので回収率は厳しめです。
2位は武豊騎手で、回収率93%。これは妥当な線。
3位は戸崎騎手で、回収率32%。買っている割には相性が良くないみたい。
・回収率トップ(障害除く)は、川須騎手で543%。
2位は木幡騎手、470%。あまり買わないけど、当たると大きい。
3位は鮫島騎手、430%。購入点数が少ない割に高配当の騎手が来ています。
・購入金額が多くて、回収率も良いのは松田騎手と松若騎手、松山騎手、
松岡騎手も含めて、名前に「松」が付く騎手と相性が良さそうです。
最近、当たりが止まっているので、これを参考にしたいのですが、
相性が良い福島も京都も函館も開催していないのが残念です。。。
話題の馬がデビュー後、2日で引退してしまいました。
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デビュー戦の報知杯弥生賞で最下位のヘヴィータンクが引退 Byスポーツ報知
4日の報知杯弥生賞・G2で異例の重賞でのデビューを果たしたヘヴィータンク
(牡3歳、栗東・森厩舎)がわずか1戦のみで引退することが6日、分かった。
重賞のみのキャリア1戦で引退する競走馬は84年のグレード制導入後、初めて。
今後は乗馬になる予定。
クロフネを父に持つ同馬は豪華メンバーがそろった皐月賞トライアルを初戦に選んだが、
道中はついていけずに追走に手いっぱい。9着のアサクサスポットに20秒7離され、
勝ったダノンプレミアムからは22秒9も離される大差の最下位となる10着に沈んだ。(後略)
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次戦に期待と書いたばかりのへヴィータンクですが、結局一戦のみの引退となってしまいました。
20秒差は「能力の問題」と判断されたのでしょう。結果を見れば、これは致し方ないと思います。
前代未聞の一発屋ですが、もし勝ち馬と数秒差くらいの走りをしていれば、
現役続行していたかもしれません。ちょっと負け過ぎでした。
それはともかく、重賞挑戦の「抜け道」を明らかにしてくれたのは、この馬の功績?で、
今後は、能力はあるけれどデビューが遅れた馬や未勝利戦で僅差負けした馬などが、
「一発」を狙ってエントリーするかもしれません。
そういう意味では話題性もあったし、競馬界の珍事として忘れられない馬になりそうです。
競馬は向かなかったけれど、乗馬の世界では活躍して欲しいものです。
昨日は、ヒシマサルが亡くなりました。
5年前に浦河の優駿ビレッジに行った時に、ウィニングチケット、ダイユウサクと一緒に
牧場で余生を過ごしている姿を見ました。このニュースを見て、その時の様子が目に浮かびます。
この馬との接点はそこだけで、一期一会となってしまいました。冥福を祈りたいと思います。
知的ケチケチ生活の薦め。著者は書誌学者でエッセイスト。
タイトルに惹かれて読んでみたが、中身はバブル世代の高齢者へケチケチ生活を薦める内容。この世代は見栄を張ったり体裁を気にするという感覚が強くて、そういう気持ちが節約生活の邪魔をする。従って、本の内容も純粋な節約生活というより、著者流の「名を捨てて実を取る」ような方法論になっています。
読んでみると、今の若いお金の無い世代であれば、とっくに実践しているような方法が書かれてあって、あまり参考にならないかも。だいたい「現金を下ろす時のお金は3万4千円」とか、「ユニクロを恥じない」とか「海外旅行は思い切って2週間行く」とか、節約を本当に必要とする人よりもお金のある人向けの指南が多くて参考にならない。
「車は年収の1ヶ月分で1年落ちの中古車で良い」と言ってますが、著者はその基準でベンツCクラスが買えたそうです。ベンツCクラスの1年落ちの中古車の相場は300万くらいですから、著者の年収は3000万を超えることになります。この本は著者のような文化的な生活を送りたいお金持ちのためのドケチ風生活本ですが、真面目に実践すると人から嫌われそうです。
しかし、そうまでして節約したお金を何に使っているのか知りたいところです。文筆家ですから、贅沢するのはやっぱり本でしょうか。でも本代を節約するためにブックオフを利用しようとは、さすがに書いてありません。読みおわった本を売れば,本代の節約になると思いますけど、、。
先週取り上げた弥生賞出走のヘヴィータンクの記事が出ていました。
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【弥生賞】異例の重賞デビュー未出走馬ヘヴィータンクは10着に大敗
野中騎手「まだ気持ちと体が伴っていない」Byサンケイスポーツ
3月4日の中山11Rで行われた第55回弥生賞(3歳オープン、GII、
芝・内2000メートル、馬齢、10頭立て、1着賞金=5400万円)は、
川田将雅騎手騎乗の1番人気ダノンプレミアム(牡、栗東・中内田充正厩舎)が
無傷の4連勝で皐月賞制覇に王手をかけた。
未出走馬ながら異例の重賞デビューとなったヘヴィータンクはスタートから
追い通しで馬群についていけず10着に大敗した。
◆野中悠太郎騎手(ヘヴィータンク・10着)「ゲートは出ているけど、
追い通しでした。まだ気持ちと体が伴っていない感じで…。
その辺がかみ合ってくれればいいですね」
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勝算があるのか、出てみたいだけなのか、、、結果を見る限り後者だったようです。
1着のダノンから20秒以上の大差負け(2分23秒9)で、スタート直後と向こう正面で
数秒だけテレビ画面に映った以外は、全く蚊帳の外でした。
野中騎手も追い通しだったというコメントの通り、最初から走る気が無かったようです。
2000mを約2分で走るこのレースで22秒差というのは、約350mほど遅れたと
いうことになります。まあ未勝利戦の最下位の馬でも、ここまでの差がつくことは無いので、
馬の素質というよりも、怪我や病気等を疑ったほうが良いかもしれません。
このような馬でも、野中騎手はきちんと仕事をしてコメントを残してくれています。
気持ちと体が噛み合えば、、ということですからまだ期待できる部分もあるのでしょう。
そういえば、昨年、スタート直後にトボトボと歩いて退場したテイエムアンムートと
いう馬がいました。時々、そういうヤル気の無い馬もいます。
この馬もデビュー戦ということで、次回の変わり身に期待したいです。
今年の弥生賞は、ダノンプレミアムが優勝しました。
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【弥生賞】ダノンプレミアムが無傷の4連勝!Byサンケイスポーツ
3月4日の中山11Rで行われた第55回弥生賞(3歳オープン、GII、
芝2000メートル、馬齢、10頭立て、1着賞金=5400万円)は、
川田将雅騎手騎乗で1番人気に支持された昨年の最優秀2歳牡馬・ダノンプレミアム
(牡、栗東・中内田充正厩舎)が、好スタートから2番手に控えると最後の直線で
逃げたサンリヴァルを捕らえて快勝。初体験となった2000mの距離でも
これまでと同様の強さを見せ、皐月賞制覇に王手をかけた。タイムは2分1秒0(良)。
2着には中団から脚を伸ばしたワグネリアン(2番人気)、際どい争いとなった3着には
早めに進出したジャンダルム(4番人気)が入線し、逃げたサンリヴァルは惜しくも4着に終わった。
上位3頭が皐月賞(4月15日、中山、GI、芝2000メートル)の優先出走権を獲得した。
なお、注目馬の1頭だったオブセッションは7着に敗れている。
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終わってみればダノンプレミアムの独壇場でした。スタートから2番手を追走して、
直線では危なげない余裕の走りでした。この走りができれば、皐月賞も余程の事が無い限り
勝てる可能性が高そうです。
逃げたサンリヴァルは、最後までよく粘りましたが、中山の内側の馬場は例年以上に荒れて
いるようで、最後は外側の馬場の良いところを走った2頭に差されてしまいました。
逃げ馬には、やや厳しい馬場になっているような感じです。
2着のワグネリアンは直線の伸びが良かったので、こちらは東京コースの方が向いているかも。
3着のジャンダルムも最後までよく粘りました。
ということで、テキトー予想の結果は、
◎ジャンダルム(3着)
〇サンリヴァル(4着)
▲ダノンプレミアム(1着)
予想としては、悪くなかったと思います。
直線の残り100mまでは的中を確信したのですが、ワグネリアンが凄い末脚で突っ込んできて
2頭が差されてしまいました。やっぱり3連勝中の馬を甘く見てはいけませんね。
明日は、クラシック前哨戦の弥生賞です。
順当であれば、朝日杯FSを制したダノンプレミアム、
東スポ杯を制したワグネリアンの無敗馬2頭の争いになりそうです。
但しどちらも中山2000mの実績が無いので、比較が難しい感じがします。
中山は直線が短く、急坂の先がゴールというレイアウトなので
もしかすると波乱も結果もあるかもしれません。(と、アナ党は期待しますが)
ということで、中山実績のある馬を中心に予想してみました。
(予想)
◎ジャンダルム
〇サンリヴァル
▲ダノンプレミアム
年末のホープフルSは、レベルが低いのではないかという意見もありますが、
2000mを走り切った実績は大きいと思いますので、狙ってみる価値はありそうです。
どんな結果になるのか、明日のレースが楽しみです。
チャールズ・ブコウスキーのドイツ帰省日記。
旅行先でも相変わらず酒とギャンブルに明け暮れるブコウスキーですが、
時々不愉快な思いをしながらも、彼の作品を愛する熱狂的な人たちとの
交流があったりして、晩年の旅行を楽しみました。
ドイツの競馬に出掛けた時の日記がとても面白いです。
ドイツの競馬はアメリカの競馬と大きく違っているらしく、競馬には
当然あるはずのオッズの情報を手に入れることが出来なかったために、
あまり楽しめなかったようです。
何故ならブコウスキーは、オッズを手掛かりに予想するため、
肝心の情報が無いのでは予想にならないと嘆いています。
ブコウスキーにとっては、ドイツの競馬はギャンブルというより
エキシビションレースに見えたかもしれません。
ちなみに欧州では、馬体重は測定されず観客も全く気にしないようです。
イギリスの競馬場に行った日本人が馬体重を聞いたら、「お前は肉屋か?」と
言われたそうです。これはイギリス人特有の「皮肉」なのかも。