キマグレ競馬・備忘録

競馬、MLB、スポーツ観戦、趣味など気になる事を書いています。

古い競馬本は使えるか (4)

2018年03月15日 | Book

柏木集保「これであなたも競馬通!」を読んでみました。
柏木さんは、以前、民放の競馬放送の解説者として出演していました。表情はいつも眠そうで
滑舌が悪く、ボソボソと呟くように話す、競馬記者というよりも文化人という感じの人です。
この本をザッと読んでみましたが、内容は世界の競馬、競走馬の血統や騎手、
競馬の仕組みの解説が中心で、馬券の買い方は最後に少し書かれている程度です。
「競馬通」というタイトル通り、競馬をギャンブルではなくスポーツ興行として捉えており
蘊蓄を交えて解説しています。競馬を知らない初心者に競馬の仕組みを
説明するのには良さそうですが、馬券の買い方については、あまり参考にならない感じです。
馬券の蘊蓄としては、1991年まではJRAの馬券には、単勝・複勝・枠連の3つしか無かったこと、
当時のダービーはフルゲートで28頭も出走していたこと、1枠に4頭が入ることもあったこと、
枠連は36通りしかないので、競馬を知らない人でも気軽に買えたこと等、いろいろ面白い話が
出ています。36通りしか無いので、3600円投資して全部買えば必ず当たる。
運よく大波乱があれば、プラスにすることも可能です。(やる人はあまりいないと思いますが)
3連単流行りの昨今ですが、原点に立ち返って、単福や枠連の使い方を工夫すれば、
的中率と配当のバランスの良い買い方ができそうです。
2005年に書かれた古い本ですが、血統や競馬興行などの解説は使えそうな感じです。


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