
96、「SP 野望編」 波多野貴文監督 日本 ○
要人警護のチームSP(要人警護官)が政治家が引き起こす陰謀に巻き込まれ、仲間内でも敵味方に分かれた戦いが繰り広げられます。テロ事件を自作自演して恐怖をあおって国民を支配しようとする手法は常に権力者の使う手ですが、それを身を張ってくい止めようとする主人公井上を岡田準一がスタントを使わずにまさに身を張って演じています。そのせいか緊張感のある展開でストーリーはよくわからないものの(テレビのシリーズを見ていないと細部がわからないのがちょっと残念)画面にくぎ付けで2時間があっという間で「え、もう終わり?」という感じです。とにかく来年3月の「革命編」を見ないと中途半端なままです。堤真一の悪役もなかなかいいです。
タバコは無煙です。公安の事務所は灰皿なしでしたが、レストランと一般家庭のテーブルで灰皿がありました。小道具係が置いたのでしょうか。こんなところにも目を配ってほしいものです。