「法廷遊戯」 深川栄洋(ふかがわよしひろ)監督 △
弁護士で作家の五十嵐律人原作の法廷ミステリー小説を実写映画化しました。
エリートが集められたロースクールではセイギ(永瀬廉)、幼馴染の美鈴(杉咲花)すでに司法試験に合格している結城(北村匠海)を中心に「無辜ゲーム」が流行っていました。数年後セイギも無事弁護士となった頃、結城から「無辜ゲーム」をやる、という連絡が入ります。いつもの場所へ行ってみるとそこには胸にナイフを刺され死んでいる結城とそばに美鈴がいました。殺人事件として裁判が始まりますが、過去のさまざまな事件が明らかになっていくのでした。
電車内の痴漢事件、その冤罪、親のネグレクト、児童施設内での性的虐待、などさまざまな社会問題を織り交ぜた展開で期待以上の面白さでした。
「遊戯」とつくタイトルがなんとなく子どもっぽいので若者用かと思っていましたが色々考えさせられる内容でした。大人受けのサブタイトルを付けると観客層が広がったかも。
メイク特にヘアメイクが巧みでそれぞれの年齢がわかりやすかったです。杉咲花うまい!次作の「52ヘルツのクジラたち」も楽しみです。
タバコは、セイギの下宿屋の管理人が喫煙者、という設定でタバコを手にしたり灰皿に吸い殻がたまっていたりしていました。実際には喫煙していませんでしたが。