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「ブラック・スキャンダル」 R15+ スッコト クーパー監督 米 ☓
アメリカ史上最も冷酷残忍なアイルランド系マフィアのボス、ジェームス ホワイティ バルジャーが立場を変えた幼なじみとともにのし上がっていく姿を描きました。
1970年代ボストンの南部で育った不良少年たちは大人になるとギャング(ジョニー デップ)、FBI捜査官(ジョエル エドガートン)、そして政治家(ベネディクト カンバーバッチ)になっていました。それぞれの立場を利用し合えば対立するイタリア系マフィアを潰すことができ、双方にとっていい仕事ができると情報をお互いが交換しあうようになります。バルジャーは幼い息子にさえ「悪事を働いても誰にも見られなければなかったことになる。」と教えるように、目撃者や裏切り者は容赦なく制裁します。一方、町では人情家の面もあり慕われてもいました。しかし、証人が常に殺されてしまうことに疑いを持った新任の捜査官によって彼らの陰謀が明らかになるのでした。
ジョニー デップが実在のバルジャーそっくりの髪型と皮ジャン、サングラスという出で立ちで笑顔を封印し冷酷なギャングを怪演しました。アメリカ人と一括りにしていますが内部ではそれぞれの出身地ごとに確執もあるようで一枚岩とは到底いえないようです。
タバコは、主役以外の手下どもが喫煙しました。時代のせいかFBIのオフィスでも喫煙していました。(☓)製作にあたってはタバコ会社の援助は受けていないようですが。