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「ブラック ウィドウ」 ケイト ショートランド監督 ○ ☆
マーベルのアベンジャーズシリーズのメンバーブラック ウィドウを描いたアクション映画です。
幼い頃から姉妹で過ごしたオハイオからあるとき突然追われて逃げ出した家族でしたが、実は偽りのスパイ一家だったのです。姉妹は暗殺者としてレッドルームで鍛え上げられドレイコフ(レイ ウィンストン)の駒となっていったのでした。姉のナターシャ(スカーレット ヨハンソン)はレッドルームの秘密を知り命を狙われることになります。それに対しナターシャを守るために再会したのはかつての偽りの家族でした。
空中戦となるアクションがお見事! 女の闘いになるのですが、操っているのが「じいさんのフェロモン(これって差別用語かな?だったらごめんね。)」っていうのがなんだかなあ、って感じですが、考えてみれば世界を牛耳っているのがフェロモンはともかくほとんど高齢男性なので、客観的には的を射た表現かもしれません。女性たちはなんとかして見えない「嗅覚神経」を断ち切らなければ(映画を見れば意味がわかります。)真の平等で平和な社会にはならないのでしょう。先は長い!
もうひとつ、ジェンダーの話題です。季節柄女性アスリートと生理の問題を時々目にしますが、このレッドルームではなんと子宮や卵巣などの生殖器を摘出してしまうのだそうです。現実世界でもそのうち「メダルのため」には当たり前になったら怖いですね。
ところで、本作の映画館で上映された予告編は映像と音楽がぴったりシンクロしていて大変素晴らしく見るたびにワクワクさせられました。(☆)コロナで公開が延期されたことは会社にとっては気の毒でしたが私には予告編を見る回数が増え大変嬉しいことでした。もう見ることができないのが残念です。
タバコは、なし。無煙です。(○)