「TOO YOUNG TO DIE 若くして死ぬ」 宮藤官九郎監督 ☓☓☓
宮藤官九郎脚本監督のコメディ(?)。
修学旅行中のバス事故で憧れの女子に思いを告げることもできず地獄に落ちてしまった大介(神木隆之介)が地獄のロックバンドの面々に指導されながら、なんとか地獄を脱出し、思いを遂げたいと努力する姿を描いています。地獄には初めて聞いたようなルールがあってギター演奏合戦などで閻魔様のご機嫌を取ると転生のチャンスを与えられるらしく、大介はギターの練習を始めます。果たして大好きな彼女に出会えるのでしょうか。
地獄の描写がうるさすぎ、何を言っているのかはっきり聞き取れない、画面もにぎやかすぎて収拾が取れていません。小ネタのギャグもテンポが早すぎてついていけず、監督一人の気持ちが完全に空回りしています。いい俳優がキャスティングされているにもかかわらずメイクがくど過ぎて誰が誰やらわかりません。せっかくの名演奏も迷演奏になっています。発想は面白いものがあり、くどくない監督に撮らせると本当のコメディに出来上がったのではないかと残念でなりません。
タバコは、地獄で何人かが喫煙していました。(☓☓☓)喫煙者は地獄行き、って言うことですか。