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「海月姫」 川村泰祐監督 ◯ 無煙映画賞候補作
原作は東村アキコの大ヒットコミックです。
「男子を必要としない人生」をモットーにオタク女子が暮らす天水館でクラゲオタクの月海(能年玲奈)ですが、ある時女装男子の蔵之介(菅田将暉)を入室させてしまいます。蔵子として天水館に出入りするようになった蔵之介の影響で引きこもりがちなオタク女子たちが少しずつ活動をし始めるのでした。一方、天水館取り壊しの話が政治家(実は蔵之介の父)や開発会社の間で進展していきます。蔵之介の兄修(長谷川博巳)が月海に恋をし、蔵之介も実は月海を想い始めていて・・・。
オタク女子の笑えない過去の体験や蔵之介の寂しかった過去をさらっと描きジメジメしなかったのはコメディとして良かったのですが、オタク女子たちをもう少し魅力的にしてほしかったです。エンドロールまで目が一度も映らない池脇千鶴気の毒。エンドロールでクラゲファッションをオタク女子全員に着せてあげて見せ場をつくってもよかったのではないでしょうか。なお、つけまつげなどのメイクアップの技術にはびっくりです。菅田君きれい!
タバコは、なし。無煙です。