「香川一区」 大島新監督 ○
2020年大島監督のドキュメンタリー映画「なぜ君は総理大臣になれないのか」の続編で主人公は小川淳也議員で、今作では選挙戦に密着したドキュメンタリーです。
香川一区は高松市と海の向こう小豆島を選挙区に持つ保守地盤の選挙区です。デジタル大臣となった平井卓也議員が相手となります。その上なんと維新まで立候補をし、小川候補は取り下げを頼みに行って顰蹙をかってしまいます。それでもSNSで自分の気持を伝えなんとか挽回しますが果たして純粋まっとうな小川の思いは有権者の投票行動に届くのでしょうか。
一番多いシーンは小川が最敬礼(90度の礼)をする場面です。どんな相手に最敬礼で対応します。そして、こう言っては難ですが平井陣営の昭和そのものの選挙行動で、カメラを持つ女性に対しての高圧的な態度は全く腹立たしいし、まるで「なぜ君は」が選挙PR映画であるかのようないやがらせは「映画見てないでしょ。見てから言え!」と言ってやりたい。
でもまあ、冒頭では平井議員もきちんとインタビューを受けていたのでちょっとは大人の対応をしていましたが・・・。
選挙の裏話が色々知れて大変勉強になりました。人々の思いを選挙で反映させるためにはなにはともあれ投票率を上げることですね。
最も印象的だったのは、小川の昼食が玄米(たぶん)のおにぎり3個という地味な食事でした。こういうところが信頼できる要素です。
タバコは、なし。無煙です。