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「バードマン あるいは 無知がもたらす予期せぬ奇跡」
アレハンドロ G イニャリトゥ監督 米 ☓☓☓
米アカデミー賞をはじめさまざまな賞に輝いた作品です。
かつてヒーロー映画の主役を演じ一斉を風靡していたリーガンですが、今は失意の中にいました。やっと再起をかけたブロードウェイでの舞台で演出主演を進めますが、トラブルが次々と起きるのでした。ドラッグ依存の娘はリハビリ中ながらもいつも家にいなかった父親の舞台を裏で支えようと務めます。また、別れた妻も心配で楽屋を訪ねてきます。リーガンはいまさらながらも自分が家族をないがしろにしていたことに気づくのでした。はたして無事再起できるのでしょうか。
シリアスでもあり、コメディでもあり、ファンタジーの要素もあり、劇中劇も楽しめ、いろいろ楽しめたので、賞を総なめにしたのかも知れません。
タバコは、劇の上での相手役の男優が喫煙者で、ベランダで喫煙数回(☓)、劇中では(60年代の話)女優2名が喫煙(☓)、リーガンもイライラした時に大道具のスタッフからタバコをもらって喫煙し(☓)、タバコを吸うために劇場の裏手から外に出たところオートロックで閉めだされ、その上ガウンがドアに挟まってしまいパンツ一丁でブロードウエイを歩くことになってしまいます。これがSNS上で盛り上がり・・・。という顛末になるのですが、タバコを使わなくてもなんとかなるのではないでしょうか。タバコ産業とは関わっていません、とありましたが、アカデミー賞をとる作品は喫煙場面が多いですね。