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「臨場 劇場版」 橋本一監督 ○
テレビドラマの映画化です。都内の人が多く集まる場所で無差別通り魔事件が発生します。4人の犠牲者が出ましたが、犯人は心神喪失が認められ無罪となります。その2年後、犯人を無罪へ導いた弁護士と精神鑑定を行った医師が殺されます。犠牲者の家族を犯人と決め付ける本部に対し、型破りな検視官倉石(内野聖陽)は異論を唱えます。果たして真犯人は誰なのでしょうか。無罪となった犯人はどうなるのでしょうか。
被害者の悲しみを時に逆なでする刑法39条(心神喪失者の行為は、罰しない。)とそれを悪用した詐病という問題が土台にあります。その上、自白の強要による冤罪事件までからめ映画化ということで物語を複雑にしました。もう少しシンプルでもよかったかも・・・。
タバコはなし。無煙です。弁護士事務所のテーブルにクリスタル灰皿がありました。まともな法律事務所は禁煙ですよ。病院内では禁煙マークがちらっと映りました。