「ボーン レガシー」 トニー ギルロイ監督 米 □
「ボーン」シリーズのボーンが闘っている同じときに、別のCIA極秘プログラムが進行していました。その主役はコードネーム「アーロン クロス」(ジェレミー レナー)で身体と精神を活性化させる2種類の薬物を使用し、その実験台となっていました。しかし、その計画は頓挫し開発に関わった女性科学者マルタ(レイチェル ワイズ)とともにアーロンはCIAの暗殺者に追われます。偽造パスポートでマニラに潜入しますが、はたして逃げ切ることができるのでしょうか。
(57)の「デンジャラス・ラン」とよく似ていますが、こちらは逃げる二人を追うCIAは監視カメラの解析を行って指示をするだけです。CIAの幹部は会議室にいるだけで世界の情報を一手にすることができるようです。遺伝子まで操作してスパイを「闘うマシン」にしたり、ウィルスを利用したりと怖いです。また、最近新兵器として話題になっている「無人攻撃機」も登場します。この映画を観た後、ちょうど同じ攻撃機を使用してあるテロ組織の幹部を殺害したと報道されていました。
タバコはマニラのごたごたとした街中の場面で、数人の喫煙者がいるところにアーロンが入り込み、むせて咳をしてしまいます。どうして薄汚れたところにはいつもタバコが出てくるのでしょうか。