無煙映画を探せ  

映画のタバコシーンをチェック。FCTC(タバコ規制枠組条約)の遵守を求め、映画界のよりよい発展を願うものです。

ラスト・ドルジャー

2010-12-21 | 2015以前の映画評

106、「ラスト ソルジャー」 ジャッキー=チェン監督 中国香港 ○
 前221年、戦国時代の中国は「梁(りょう)」のひとりの名もない兵士(ジャッキー チェン)が凄惨な戦いの中、敵国「衛(えい)」の将軍を捕虜として捕え故郷の「梁」へ向かいます。ところが、将軍の実の弟が将軍の命をねらって追ってくるのでした。農民出身の兵士と将軍という正反対の立場の二人が旅を続けるうちにお互いを理解し合い、追ってから逃れるために助け合うようになります。そして、命からがら「梁」へ戻ってきますがなんとすでに「梁」は「秦」に滅ぼされていたのでした。
 平和な社会で畑仕事を夢見る兵士の願いは万国の庶民の願いです。さすがジャッキーですね。
 前221年ですのでタバコは出てきません。

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ロビン・フッド

2010-12-21 | 2015以前の映画評

107、「ロビン・フッド」 リドリー=スコット監督 米 ○
 13世紀のイギリスは十字軍遠征から帰国する騎士団が暴れたり、各地の小国がイングランド王に抵抗していましたが、フランス軍が攻めてきたことをきっかけに、前の戦いの英雄ロビンが先頭に立って小国とイングランドをまとめ一丸となって戦いフランスを追い出すのですが・・・。
 戦争はいつの時代もいやなものです。
 13世紀なのでタバコはありません。

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信さん 炭坑町のセレナーデ

2010-12-21 | 2015以前の映画評

112、「信さん 炭坑町のセレナーデ」 平山秀幸監督 日本 ×× PPハイライト
 昭和30年代、炭坑町に子連れで戻ってきた母子がその周囲の人々と織りなす物語です。息子の子供仲間の大将である「信さん」は両親を亡くし、叔父夫婦に育てられていて寂しい思いをしていたので都会から戻ってきた美しい母親(小雪)にひとめぼれをします。その純粋な恋心は大人になるまで変わらないのですが成長して炭坑夫となった信さんは炭坑で事故にあってしまうのでした。
 当時の炭坑町のようすを再現しています。「たばこと塩博物館」の協力というだけのことはあり、タバコ屋で話が進む場面が多く、当然タバコ屋のおばさん(中尾ミエ)は登場するたびにタバコをくわえていました。炭坑夫役の岸部一徳、光石研も喫煙。また、大人になった息子(池松壮亮)がスーツで現れるとタバコを吸うといういつものパターンもありました。時代考証を正確にするのはいいのですがタバコはここまで正確にしなくてもいいのではないでしょうか。
 「タバコは文化だ」とよく言われますが、炭坑町が時代とともになくなったのと同様タバコも時代が変わればなくなるのだということに気付いてほしいです。
 なお、この映画を上映していた新宿ミラノ座ではJT提供の「おとなのマナー講座映画館編」を上映していました。

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ノルウェイの森

2010-12-21 | 2015以前の映画評

109、「ノルウェイの森」 トラン=アン=ユン監督 日本 ××××
 村上春樹の世界的ベストセラーの映画化です。小説もなんでこんな小説が売れるのかわかんない内容ですが、映画もやはりつまらない映画になりました。予告編で流れていたビートルズの名曲「ノルウェーの森」も本編ではラストまで聞けないので予告編だけで充分ですよ。
 タバコもその予告編でも充分モクモクでしたが、本編はさらにひどく学生寮の先輩の永沢(玉山鉄二)が登場するたびに喫煙、女子学生のみどり(水原希子)、恋人の直子が入院している療養所の同室者レイ子(霧島れいか)も原作通り喫煙します。おまけにJTの卓上塩まで登場します。主役の松山ケンイチが煙は見せますがタバコをくわえる場面がなかったのは唯一評価できます。
 ファッションや小物類。街の様子や学生運動などは時代考証がたいへんよくできていました。

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Space Batlesip ヤマト

2010-12-21 | 2015以前の映画評

108、「SPACE BATTLESHIP ヤマト」 山崎貴監督 日本 ×××
 2199年地球は外宇宙ガミラスからの攻撃を受け放射能に汚染されわずかに生き残った人々が地下で細々と生きていました。そんな時に謎の物体が落下、カプセルの中には14万8千光年先のイスカンダルには放射能を浄化する装置があるという情報がありました。そこで、地球防衛軍はヤマトを建造、イスカンダルへ向かいますがガミラスの執拗な攻撃を繰り返します。はたして放射能浄化装置は地球に持ち帰れるのでしょうか。
 時代は異なるものの3本戦争ものが続きうんざりでした。イスカンダルに頼らなくても放射能汚染を防ぐにはどうしたらいいのか考えましょう。
 うんざりしただけでなくあきれたのはなんとタバコが地球の地下の住民やヤマトの船内でも喫煙していることです。なんでタバコが栽培できるの?船内は密室なんだからタバコを吸うなんてありえないでしょう。まあ、ケムタクこと木村拓哉が喫煙しなかったのは唯一評価できるかな。

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ふたtび

2010-12-21 | 2015以前の映画評

103、「ふたたび swing me again 」 塩屋俊監督 日本 ××
 大学のバンドでトランペットを演奏している大翔(ひろと)は死んだと聞かされていた祖父がハンセン病の療養所から一時帰宅するという話を父親(陣内孝則)から聞かされます。祖父(財津一郎)が来ると母親は戸惑い、姉の縁談は破談になり、大翔の恋人も去っていきます。そんな中、祖父が「行きたいところがある」と家を出たため成り行きで大翔がついていくことになるのでした。実は祖父は若いころのジャズバンドのメンバーとの再会が目的でした。
 今も残るハンセン病への差別や患者たちの苦悩の歴史を随所に織り交ぜ、そしてラストの夢だったライブハウスでの演奏シーンは感動的です。多くの人に見てほしい作品です。
 タバコはなんと陣内孝則が何度も自宅の居間で喫煙します。これではハンセン病が治癒してもタバコ病になってしまいます。そのためか祖父は心臓発作を起こしてしまいます。そのほかにも過去のバンドのシーンでコントラバス担当が喫煙しますが、彼ひとり再会時認知症になっていました。
 この作品は「厚生労働省」「日本医師会」が推薦をしていますが、タバコの扱いに対してはカットさせるなどの指導をぜひしてほしいものです。

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武士の家計簿

2010-12-21 | 2015以前の映画評

104、「武士の家計簿」 森田芳光監督 日本 ××
 加賀藩の算用係として代々つかえてきた猪山家の入拂帳と手紙をもとにして書かれた歴史書が原作です。武家の体面を保つために気が付いたら莫大な借金を抱えていた猪山家はそれに気付いた息子(堺雅人)の代になって売れるものはすべて売った上でできる限りの倹約をして元服したばかりの息子に家計簿をつけさせ借金を返済していきます。息子は祖父の葬儀の晩にもそろばんをはじいている父親に反発をするのでした。
 残されていた古文書の入拂帳と手紙をもとに一つの家族の物語を完成させた脚本がよくできていました。「子供は(親がしてくれたことを)忘れてしまうものなのです。」というセリフが心に残りました。
 タバコは堺雅人の母親役の松坂慶子キセルを何回かふかしていました。そのせいか父親(中村雅俊)は心臓発作で亡くなります。

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レオニー

2010-12-21 | 2015以前の映画評

105、「レオニー 」 松井久子監督 日本 ×
 彫刻家イサム=ノグチのアメリカ人の母親の一生を描いた作品です。20世紀の初頭レオニーは編集者を募集していた野口と出会い妊娠します。しかし戦争が始まり野口は帰国、数年後幼い息子を連れてはるばる日本へ来ますが野口には妻がいたことがわかりレオニーはひとりで生きることを決意します。「芸術には国境がない」とイサムに芸術の道を勧めるのでした。
 20歳の優秀で将来性のある学生時代から、異国で頼る人がいなくても気高くそして二人目の子供を出産するたくましい母親時代と、孤独な晩年のレオニーをエミリー モーティマーが好演しました。
 タバコはニューヨーク時代出版社の社長が高価そうなパイプをたしなみます。また、日本の野口の自宅で友人が喫煙しました。煙もわからないほど一瞬です。どちらもタバコがなくてもなんの問題もないのですが。

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酔いがさめたら家に帰ろう

2010-12-21 | 2015以前の映画評

111、「酔いがさめたらうちに帰ろう」 東陽一監督 日本 ×
 アルコール依存性を乗り越えた実在の報道カメラマンの原作を映画化しました。漫画家の妻とは離婚していますが二人の子供とともにアルコール病棟に面会に行ったり、外出許可が出ると家族で食事をしたりします。妻が「こんなの家族って言えるのかねえ」と言うと小さい声で「家族だよ」という子供のセリフが泣かせます。浅野忠信がアルコール依存症患者の恐ろしいようすや弱い姿を迫真の演技で表現しました。
 タバコは精神病院内に喫煙所がありそこで患者役の光石研などが喫煙していました。また、家族で喫煙所のテーブルでお弁当を食べるシーンがありましたが、子供もいるのに残留タバコ煙が気になりましたし、一般的に喫煙所で食事っていう状況はあり得ないのではないかと違和感を感じました。また、ニコチン依存性もりっぱな病気だということをここの病院は知らないのでしょうか。精神科の医師のみなさんもっとタバコについて勉強してください。
 居酒屋のシーンなど無煙だったことと病院内の禁煙マークがいくつも映ったことはよかったです。

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乱暴と待機

2010-12-21 | 2015以前の映画評

102、「乱暴と待機」 冨永昌敬監督 日本 △
 意味不明なタイトルですが、内容は復讐する目的で復讐する相手の女と2段ベッドの上下で寝ているという奇妙な男女の住む家の隣に越してきた妊婦と無職の夫の夫婦が織りなすちょっと乱暴だがおかしくて変に納得してしまうストーリーです。天井から覗き見をする変な男を浅野忠信が、臨月が近いのに暴れまわるたくましい女を小池栄子が好演しています。無職のくせに覗かれているのも知らず隣の女と浮気をするだらしない男を演ずる山田孝之もはまり役です。
 タバコはほとんど出ないのですが、小池栄子が経営するスナックのシーンでかすかに煙がたなびいてしまったのが残念です。

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