
「金メダル男」 内村光良監督 ◯ ☆
ウッチャンナンチャンの内村が原作脚本監督をしています。1964年に生まれ一等賞を取ることを人生の目的にした男の半生をコメディタッチで描きました。
秋田泉一(知念侑李)は運動会で一等になり、金メダルをもらったことがきっかけとなり、すべてのことに一等を取るべく努力して来ました。「塩尻の神童」と言われた泉一も高校に入学し女子が気になり始めると一等からは遠ざかってしまうのでした。心機一転東京に出た泉一は再び一等賞目指してチャレンジをします。
おとなになってからの泉一を監督自らが演じ、いくつになっても夢を諦めない金メダル男を熱演しています。真からの悪人は一人も登場しないほのぼの系の作品ですが、知念の運動能力の良さや、内村のダンスなど見どころ満載です。妻役の木村多江もよくついていってます。いいタイミングでその時代ピッタリの音楽が流れます。また、内村の交際範囲が広いせいかちょっとした役に「おやっ」と思う俳優が登場し、贅沢な作品でもあります。
タバコは、なし。無煙です。この点でも三世代で楽しめるおすすめの作品です。(☆)