
「君は月夜に光り輝く」 月川翔監督 ◯ ☆ 東宝
佐野徹夜原作の同名小説を実写映画化しました。
発光病という不治の病で入院した高校生の渡良瀬まみず(永野芽郁)にクラスの寄せ書きを届けた転校生の卓也(北村匠海)は行きがかりで、外出できないまみずの「やりたいこと」を代行することになります。繰り返すうちにお互いに大切な存在となりますが、まみずの命の灯火も消えそうになっていたのでした。
いわゆる「難病もの」のひとつですが、永野芽郁の明るいキャラが生かされていることと音楽(伊藤ゴロー)がお涙頂戴風ではなく、いい意味で悲壮感があまり感じられずワケありの青春ものとして楽しめます。また、ふたりを取り巻く大人たち(優香、及川光博、長谷川京子ら)がさりげなく好演していました。
「私は、私で良かった」というメッセージが悩める高校生の鑑賞者に届くといいですね。(☆)
ただ、両親が入院費の捻出のために離婚までしているにしては、病室が高級ホテル並みなのは不自然さを感じました。おとぎ話だから気にしなくてもいいのかも知れませんが・・・。
タバコは、なし。無煙でした。(◯)