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「窮鼠はチーズの夢を見る」 R15+ 行定勲監督 ✗✗✗PPあれこれ
水城せとな原作のコミック2本を組み合わせ実写映画化しました。
広告代理店に勤める恭一(大倉忠義)は人のいい優柔不断な性格で相手に請われるまま不倫をしていました。それを突きつけたのが妻に依頼され恭一の身辺をあらっていた探偵をしている大学時代の後輩渉(成田凌)でした。なんとかごまかしてもらえないかと頼みますが、渉の条件は「僕と寝ること」だったのです。「キスだけ」から始まり、いつのまにかズルズルと深い関係になっていくのでした。結局妻とは別の問題で離婚し、次の恋人も現れ忙しい恭一なのでした。
表面的には男のドラマですが、実は絡んでくる女性たちのドラマでもあります。「今どきこんな女がいるの?」と思えるタイプの女性があいも変わらず描かれています。「恭一さんから買ってもらうだけ」ってそんな妻います?新しい恋人も「あなたのために煮込み料理を作ってあなたにつくします。」というタイプでこの原作って昭和に書かれたの?唯一大学のときの元カノだけは威勢がよくて今風でした。
現実問題として広告代理店では死ぬほど働かなければ認められない世界なので恭一のような存在はありえないのではないかと思いました。
タバコは、渉が喫煙者で度々喫煙し、その上ライターがワケアリの小道具で、灰皿などが二人の関係性を暗示するなど、タバコ宣伝映画でした。だからR15+なのかな?