野野市町将棋大会における阿部8段の指導対局より、今回はリュウ君の将棋を観てみましょう。
この指導対局は、同時に級位認定も含まれており申し込みカードに現在の級を記入し指導後阿部先生より級位を認定して頂けるシステムであります。
この方式面白いなと感じました。バロー大会でも採用しようかと密かに思う。(笑)
リュウ君は現在1級で小学3年生。
お父様(愛棋家で有段者の実力)の影響と本人のセンスだと思うが綺麗な将棋で筋が良い。戦法は、居飛車から振り飛車まで指しこなす柔軟性を備えており今回の結果の通り低学年の部で優勝した実力を持っている。
そのリュウ君がである。
今回、阿部先生に厳しい指導を受ける事になってしまった。
序盤の僅かな手順前後を突かれ、あれよあれよと言う間に勝てない形に
逆説的に考えれば、「この子強そうだから、ここをしっかり勉強しなさいね」と阿部先生の優しいメッセージでもあります。
リュウ君の弱点をいえば、筋が良いから見た目で指してしまい読みを入れない事です。弱点克服より長所を伸ばそうで、現在来てますから細かい事は気にしない(笑)
手順前後するなんてアマなんだからある事で、12手目▲48銀では▲48飛として▲4五の位確保。
すると上手は、▽5四銀から▽6五銀と▲7六歩を食べに来ます。(笑)
▲7七銀と守り▲6六歩と銀を追い返してから▲6八銀と引いて▲6七銀と立って左辺に勢力を作る。その後、上手は金銀4枚で下手の右辺にB面攻撃を仕掛けて来る、その攻防で負かしてしまえば2枚落ち卒業。
これ私の30年前の話だから信憑性無し。
温泉旅行添乗員の現在では、こんな事されたら手も足も出せずダルマの姿焼きにされてしまう。
勝ちたいなら銀他伝が良い