同胞(はらから)

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なま温かい目で・・・・・。

2012-07-16 19:36:34 | 雑記

一局の将棋を真剣に指している時、ふと対戦相手の才あふれる手に遭遇する時がある。

ささゆり大会で、強豪溢れるA級を予選リーグ突破したリョウセイ君、残念ながら決勝トーナメントでは、優勝者に敗れたので、うちのヒロ君を指導してもらい余った時間で一局所望とあいなった。

最近は研修会を軸脚に、あちらこちらの大会に出て腕を磨いて居る様子で、つい最近の市民時報社取材の時に筆頭のリュウ君には、まだ届かない感じを受けていたが、この時期の子どもは3ヵ月で姿を変えるものである事を思い知らされる事となった。

管理人「リョウセイ一局らろうか」

リョウセイ「時間は・・・・」

管理人「研修会ルールで30分30秒で」

リョウセイ「わかった」

と、チェスクロックをセットして振り駒で対局開始。

正直言いまして、まだ切っ先は届かないだろうと研修会昇級譜で負かされた側の手順に誘導してみたのが、そもそもの間違いで、しっかり後研究して問題のコースに入って来ない。

急に不利になるも、何だかんだと勝負手を連発して良い感じかなと持った瞬間であった。

彼は、暫く時間を使い銀を引いた。

居飛車VS振り飛車の居飛車棒銀は、攻撃に行った銀がニートになってしまう可能性があり本局も形勢を悪くしながらも銀をニートにしてるからと思っていたが、やがて自陣に成られた馬を飛車と交換して決め手を放つだろうと予測して、引いた銀で同銀と取り自陣に引きつけようとする手だった。

対局中、相手の手に感心する事がある場合、だいたい勝てないものであるが、そこは居飛車の玉形の薄さに桂馬と香車を配備して、手を決めてしまうと含みが無くなるからプレッシャーを掛けつつも他の手で迫ったり受けたりしようと思っていた矢先、飛車先の歩の犠打で地方に行っていた金を静かに寄せられ「攻めてきなさいな」と、その動いた金に語りかけられた。

こちらは駒損しているから攻めるしかないが、決め手にしようと思っていた馬・飛車交換は棒銀の銀で取られ敵陣が締まるし、香車で金と取れば駒損解消の手になるも、先度程の金が働いて来て後続手が続かず、仕方ないので交換した金を自陣に打ち付けさらに持っていた金も投入して、ミス・サーブを待つ展開となってしまった。

こういう感覚は、棋譜並べでは感じらえず盤を挟んで戦ってこそ得られるものだが、まさかここまで成長しているとは思わなかった。

ウッキー師範は、「もともと強いんだから」と、けんもほろろ(笑)

8月の倉敷王将戦高学年の部のスキルは、平均値で研修会Dレベル(最高B~最低E)だと思うので、この実力なら互角に戦えるだろうと予測した。

臆せず自信と、温めご飯(謎)を持って戦って来て下さい。

 

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