つづき。
数手進んで上の図、対振り飛車に右四間以外指したのは初めてだったと思えるので、ここまで行けば良しとしなければいけないかもしれない、棒銀を捌いて調子良い様にみえるが、ここでは振り飛車の手の内に入っているようだ。
この局面が「次の一手」問題だったら△3七歩を多くの人が当てるだろう返し技があり、居飛車苦しい展開が予想される。
実戦は、△3五同銀と取り▲同飛△3四歩として局面を治めて、手持ちの角で飛車を責める展開にした。(子どもは直線コースが得意なので、あえて複線コースに誘うオジサン流にしてみた。)
43手目は定跡手で互角、55手図は後手有利なので、この間指した6手で形勢が傾いた事になる。
この辺りをしっかり振りかえれると、強くなるのにスピードがアップしそうです。
バーサスが終了して少し時間があったので、矢倉のお勉強で図の様に▲6六歩と最近のプロの矢倉の手の意味の裏側を少し説明する。
角道を止めたので、先手からの攻撃は今は出来ない。
後手は、角道が通っているので急戦を仕掛ける事ができる。
・急戦棒銀 ・右四間 ・米長急戦 ・渡辺竜王で有名になった△5五歩など、リュウ君は必ずこうなると急戦で仕掛けて来る、彼の中には角替りの将棋がDNAになっているようだ。
リョウセイ君なら、普通に本矢倉にするだろう、最近は矢倉も自信がある様子です。
時間が少なかったので、・急戦棒銀 ・右四間 の触りを少し説明してみた。相手の駒の動きを見て自分が何を動かせば良いか、この辺のフォーメーションが身に着くと更なる進化が期待できそう。
ちなみに、この局面から激指四段にセットして先手・後手と互いに指して勝率五割なそうな・・・・・・・。
本線ルートに入れば強い、ここから戦って管理人は勝てそうに無い気がする。(汗)
ここまでのリンクが完成するまで、コツコツ行きましょう。
さて、このレベルに達したらどうしましょうか。
コードネーム「いけしお作戦」
前回の「朽木倒し」のように成功するだろうか・・・・・・(謎)
日曜日は、低級位者グループが集まる「将棋教室」の日。
何かひとつ身に付けて、帰れると良いですね。
レポートは、明日アップ予定。