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角交間換振り飛車観戦中

2014-09-27 23:04:28 | 将棋

長沢女流4段VS和田女流2級戦より、先手の長沢さんが、ここから▲8六歩と仕掛けるが、ここは後手角を捨てる部分定跡があり、その順を回避するも後手に押しつぶされてしまった。

後手のフォーメーションが綺麗で、居飛車屋さんだと後手の陣形に惹かれる。

こちらは順位戦で、連勝街道の山崎8段VS藤井9段の一戦。

▲3六歩が何なのだろうと、解説を読むと以下のとおり。

六歩は、▲4六歩~▲4七銀と好形に組む狙い。先に▲4六歩では△4四歩~△4五歩と交換されて後手の模様が良くなってしまう。▲3六歩と突いてあれば、▲4六歩△4四歩には▲3七桂と自然に受けられる。
中継室に吉田正和五段が来訪した。
「いまは▲2五歩を保留して▲4七銀型を目指す形が多いんですね。▲3六歩には△3二飛がちょっと気になるのですが、それには▲3七銀△3五歩▲同歩△同飛▲4六銀で手得が大きいと見ているのでしょうか」(吉田五段)
藤井が時間を使っている。先手の▲4六歩を防ぐ目的なら△4四歩もあるようだ。対して▲4六歩は△4五歩で後手好調。▲3七桂はそこで△3二飛と回って桂頭を攻める狙いがある。したがって△4四歩には先手も▲4六歩を諦めて別の形を目指すことになりそうだ。

人真似をしない職人肌の山崎8段は、薄い玉で今回も戦い藤井9段との構想比べが、観ていて楽しい一局でした。

 

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