![]() | 知的財産のしくみ (入門の入門―見る・読む・わかる) |
クリエーター情報なし | |
日本実業出版社 |
金曜日の建設業経営研究会は、特許庁の産業財産専門官をゲストに迎えて、「知的財産を巡る最近のトピックス知財産戦略」の講演であった。
建築分野の最近の特許出願状況、世界の出願動向、平成23年度特許法改正の概要、特許取得に関する助成や知的財産関連支援策、有効な特許戦略事例などである。
驚いたのは、最近の中国の特許数、中国は模倣被害を最も与えている国だが、特許出願数も最近飛躍的に伸びている。「冒認」という言葉をしきりに使うため、私が意味を質問した。冒認とは、AさんとBさんが共同して特許を作っていたが、Bさんに内緒でAさんんが知的財産権を特許を出願してしまうことらしい。中国が日本の土地の名称を勝手に出願してしまうのも、この「冒認」だそうだ。
もう一つ、質問した。TPPになって知的財産はどう変化するかと。ゲストのお答えは、日本にとってトクになることはあってもソンになることはない、という。日本は十分開かれているため、これ以上損はなく、他国が門戸を開いてくれるしかないという。TPPで日本が具体的に得をする話は、実は初めて聞いた。
終わって、ちょっと早い忘年会。今年はいろいろ災害の多い年だった。来年はいい年でありますように・・