インターネットで調べ物をしていたら、標記の資格が出てきた。「福利厚生管理士」、民間資格だ。企業の福利厚生に関する能力を向上させるものらしい。再就職や種産後の社会復帰に備えるとこの法人(企業福祉・共済研究所)のHPにはある。企業福祉・共済研究所って聞いたことがないな。どこかの団体が名称変更したようだ。謳い文句は、その通りだが、就職となると、果たしてこの資格により差別化が出来るかがポイントだ。こちらはどうかわからない。
受験資格は実務経験3年以上、ただし証明書等は不要。この法人の通信講座を受講し、試験を受ける。この中に一般のコース以外にもう一つ有資格者コースというのがある。社会保険労務士や中小企業診断士などは、このコースで学習する。するとこの受講料が安くなる仕組みだ。受講料は、一般が54,000円、有資格者32,400円、高いとみるか、安いと見るかは、ご本人次第だ。
この講座を受講後、試験を受けることになるが、こちらは5,400円ほどほどだ。そしてもう一つの特徴は、自宅受験が可能なことだ。正解率〇〇%で合格となっているが、これじゃ満点に近い点が取れるから、まず合格するだろう。ということは、資格の難易度による稀少性はほとんどないことになる。
私は特段おすすめしませんが、福利厚生業務の能力開発にはなります。資格の稀少性に着目するんではなく、純粋に能力開発に注目すれば、この資格とて決して無駄にはなりません。福利厚生に関係する方、またはその方面に進みたい方は、お考えになってはいかがでしょうか。
ふいとつ