先日平成30年のセンター試験が開催された。今年はムーミンの国がフィンランドかどうかという問題がマスコミを賑わしてましたね。私は日曜月曜と新聞のセンター試験欄をじっくり見る。もちろんムーミンじゃない。
私は、ガス主任技術者試験の講座講師をしている。当然、模擬問題も作る。センター試験の問題は、よく練られていて、特に基礎理論科目には使いやすい。国の主催する試験は、著作権もうるさくない。
今年は、まず基礎化学。第1問の問6:水の状態変化の選択問題、氷、水、水蒸気の変化と体積の変化の関係の問題だ。
そして第2問の問3:モル質量・質量%・密度の相互に関連する計算問題。質量とモルの関係がわかっているかという問題だ。これらはガス主任技術者試験の基礎理論の問題として使える。ガス主任でいうと乙種レベルかな。
もう一つ、今度はやや難しい、化学(基礎がつかない)。第2問問1:熱化学方程式、これは3つの方程式を組み合わせて、黒鉛と炭素だけの式を導き出す、ガス主任でも過去に出題があった問題だ。
問4:メタノールの燃料電池の計算問題、メタノールを水素に変えるとガス主任の問題だ。消費されたメタノールを計算する。
問5:平衡定数使った問題、これもガス主任試験で、平衡定数を算出する問題が過去に出ている。この辺りは、ガス主任甲種と同じレベルの問題のようだ。
さて、ヒントを頂いた。じっくり夏に向けて模擬問題を作っていこう。
(化学 第2問 問4 メタノールを使った燃料電池の計算問題)
(化学 第2問 問5 電離定数を求める問題)