6月になる。新型コロナの引き籠り生活は丸2か月。いろんなことを考えた。私は55歳で会社を早期退職し、独立開業した。当時何で辞めたの、とかよく聞かれた。60歳までは、何とか食えるようにと、得意分野を中心にとにかく仕事を拡大してきた。そして60歳、次は、仕事をレベルアップして、その分野ではオンリーワンになろうと、独自スキルを磨いてきた。
さらにこの秋には65歳になる。5年スパンで考えると、区切りの年だ。次の5年はどうしようか。独立開業したときは、70歳まで仕事しようと決めていたから、一応最後の5年だ。しかし、健康状態は良好、資格人生もまた楽し、なら、その後の5年も仕事してるかもしれない。
合計あと10年、まだ先はある。次の仕事を考えてみた。図は、プロダクト・ポート・フォリオ(PPM)と言われる、経営戦略の思考法だ。中小企業診断士の一次試験学習で登場する手法だ。マーケットを「市場占有率」と「市場成長率」の軸で、4象限に分ける。お金(投資)の流れは、金のなる木から、問題児の商品へ流す。すると商品は、花形製品となり、いずれは金のなる木に成長する。
これを自身のPPMにする。「金のなる木」は、資格の分野で言うと「安全衛生」関係の資格で動画講座がいくつもある。ただし、新たな投資は少ない。「花形製品」は、いまならガス・土木関係だ、特にZOOMで必死に取り組んでいるため人的投資は大きい。さて、「問題児」を何にするか。これはこれから先を考えて、重点投資する資格だ。金のなる木の利益を問題児に投資する。
私は、この「問題児」を自分の好きな「旅」と「アウトドア」をキーワードにしようと思う。旅行は業界の試験もあるが、長らく学習が続くのは、世界遺産検定だ。そしてアウトドアの代表は、山岳ガイドだが、今からじゃ、体が追い付かない、従って自然観察あたりの資格。これって、今まで、私にとっては、趣味の世界のものだった。それを仕事にしようというのだ。
具体的には、このブログをはじめとする執筆、資格の講座、最後はコンサルティングだが、果たしてコンサルティングまで繋がる仕事があるかは怪しい。金儲けが目的じゃないから、執筆や講座だけでも十分だ。という訳で、旅とアウトドアを仕事にする。
そんなものが仕事になるか? 私は「なる」と思っている。私のような資格の執筆や受験指導を必要とする人は、日本広しとしてもわずかだが、いるはずだ。私が発信していけば、ニーズのある人は、私をインターネットで捕まえてくれる時代なのである。日本中の少数のニーズと日本中の少数のシーズを繋げてくれるのがインターネットなのである。
私の会社でこれが仕事ですって、なにかエビデンスがないか、考えたら、これ、あった、会社の登記だ。私、会社を作った時に、会社の目的を作って、法務局に届け出た。会社の目的には、「経営指導」「企業社員研修」「書籍等販売」「古物営業法に基づく古物商」などとともに、「資格試験支援サービス及びインターネット配信、販売」も目的とした。特定の資格ではなく、資格全般だ。届け出するときに司法書士さんと打ち合わせて作ったが、当時から、先見の明があったようだ。
よし、これからは趣味から仕事へ、旅もアウトドアも資格支援サービス、やりますよ。そう考えると、先週のハイキング登山も取材だった、するとこれ、会社経費になるな。