武川岳・横瀬二子山に登った帰りは、秩父市内の農園ホテルに泊まり。ここは新鮮野菜が名物だ。丘の上にあるホテルだが、温泉からは市内が一望だ。まだだ誰も入っていないため、一人で露天風呂を満喫。
入浴後、私が必ずするのが温泉分析書のチェック。このホテルのお湯は「四季の湯」という温泉だ。この温泉の定義が変わっている。分析書によると、重炭酸そうだが規定以上含まれており、温泉である、という分析書だ。
さっそく温泉ソムリエの講習でもらったテキストで調べてみた。温泉の定義は、温泉法によると、湯温が25℃以上または、溶存物質が1リットル中に1g以上、または特定成分が一定以上含まれていることとされている。
この温泉は、湯温が10℃、(冬に測ったんだろう、冷たい)からダメ、溶存物質も0.57gだからダメ。そして、重炭酸そうだが一定以上含まれているため、温泉となっている。
重炭酸そうだ? 別名炭酸水素ナトリウム、重曹のことだ。はて、どこに書かれてているのか? よく見ると、この水質、炭酸水素イオン251mgと、ナトリウムイオン175mgが含まれている。合わせると426mg。結構な量だ。合わせたら炭酸水素ナトリウムの法的な規定値340mg以上になる、なるほど。
でも1成分が突出して含まれており、そのため、温泉だという分析書は、私、始めてだ。このホテル、秩父市内と武甲山がよく見え、食事もおいしいいいホテルだ。