土日は、ようやく解禁の埼玉県外に出かけた。山梨県の増富温泉と瑞牆山登山である。土曜日の午後出発、中央線で韮崎へ、そこからバスで約1時間、初日の目的は増富ラジウム泉に入ること。宿に入り、浴場に行く途中の廊下に神社がある。まずはお参りして入浴。外は流れの速い渓谷だ。
ここの入浴法は普通の温泉とはだいぶ違う。泉温が30℃と低い。温水プールくらいの温度だ。30分ほど風呂に入ってじっとしている。そして上がり湯(こちらは熱い)に入り、普通の入浴となる。
ここの温泉は地中深くでラジウムという鉱物が入っていて、それが外に出ると、ラドンという物質になる。このラドン、子供の頃観た、怪獣映画の怪獣の名前だが、放射線を含んでいて、これが体にいいそうだ。風呂から上がって、部屋の説明書を読んだが、最後までよくわからなかった。
そして、泉質は「ナトリウムー塩化物泉」となっている。飲泉もあり、飲むとしょっぱい。飲泉があるということは、かなり泉質はいいのだが、放射能泉とはなっていない。そして溶存成分は10.74g、これって、基準値の10倍もある濃い(高張性という)温泉だ。ただ、肝心のラドンだが、分析書によると2.39マッヘ。放射能泉と名がつくには、8.25マッヘ以上必要だ。なんだ、たいしたことはないね。
この温泉、合計4回入浴したが、どうもホッコリしないのである。冷たいぬるま湯に30分もじっとしてるなんて、私は苦手だ。入浴客は、ほとんどが湯治客、登山のついでに来る人はあんまりいないようだ。
ということで、明日は、いよいよ日本百名山瑞牆山!!