森林インストラクターの受験学習をしている。試験までもう少しだ。その中で、特異な科目がある。森の民俗学っていう章だ。本試験での設問は1問だけ、しかし、他の分野と全然違うから、やっかいだ。
過去問題を学習してみたが、2,3年前以前の過去問題は、テキストが改訂されているようで、テキストに全然出ていない。困ったな、しょうがない、テキストの出題されそうな部分を、自分でまとめて、ポイント解説にして、これを覚えている。
どんな出題が予想されるか。テキストから拾うと、海上からの目立つ山や岬の山アテ。山・森に関する信仰、結界。マツ、杉の木の伝説、変形した樹木には神が宿る、私が知ってるのは、御嶽山の「天狗の腰掛」がそうだ。
曲物の木材利用の伝承、マサカキにトイコミ。焼き畑の循環サイクル。鹿・猪・熊の伝承、獲物を山の神に捧げる、祖霊が集う場所となる。過去問題では、白砂青松、魚つき林、柱の文化、屋敷林、榊、神体山など。これら過去問、一見、脈絡もないようだが、どうなんだろう。
私の490資格の学習の中では初めての内容である。先ごろ、民俗学の始まり、柳田邦男の遠野物語のダイジェストを読んだが、これともだいぶ違う。
そして出題の過去問は、300字以内で説明せよ、という問題ばかり。150字くらいは何とか埋められるんだが、300字となると、知識不足が露呈する。なんか関連あるもので埋めないと。これがきつい。
Amazonで調べると、私にとっては得体の知れない?書籍が出て来る。森林インストラクターでないと、こんな「森の民俗学」なんて学習しなかったよ。