今年も1級土木2次試験の経験記述添削を終えた。私はあるゼネコンさんと、ネット通販会社の講座を受け持っている。かつては幾つもの企業さんに出掛けて講座をやっていたが、今はほとんどオンラインだ。
(絵は私の製作しているテキストの表紙)
学習の流れは、受講生に、eラーニングを行ってもらうとともに、経験記述の答案を作成してもらい、私が添削する。最後には模擬試験もついてる(こっちは自己採点)
(絵は、私の講座の一部、2次試験学習の流れ)
この試験の特徴は、何といっても経験記述だ。過去に自分の経験した土木工事について、本試験では、テーマが与えられて、工事内容、課題、検討内容、対応処置、と順に書いていく。これは事前準備なしで、本番でいきなり書くのは無理。その準備として、答案を添削している。
今年は50人ほどの添削をっ行った。品質管理と安全管理の2テーマだ。今年は工程管理は外した。工程管理はもう10年以上出題されていないためだ。
添削してて、中には、技術的課題欄に、課題らしきものがずらずらと、いっぱい書いてあり、結局何が課題か読み取れなかったり、検討内容で書かれていることが、対応処置では、突然関係のないことになっていたりと、という答案も散見された。そこは、丁寧に添削して、答案の得点をつける。そして合否の可能性まで入れる。
今年の特徴は、安全管理に、「リスクマネジメント」の答案があったことかな。労働安全の世界では、リスクマネジメントはかなり普及しているが、こちら世界でもそれが見られるようになった。さあ、2次試験は、10月1日、受験生の皆さん、最後まで手を抜かないでね。