金土日と屋久島宮之浦岳登山に出掛けた。今年最後の百名山だ。この3日間はいずれも雨、先週先々週と快晴だったから、1日くらいまあしょうがないか、と諦めての登山。
宿の民宿を5時前に出る。屋久島にはいくつ登山口があるが、宮之浦岳に一番近い登山口の淀川(よどこう)登山口をヘッドライトをつけて、6時半出発。しばらくは、もののけ姫のような深い森を歩く。50分ほど歩き、淀川小屋に到着、そして紅葉の美しい淀川で小休止。
(淀川登山口の入口、すぐ登りだ)
(もののけ姫の森のよう)
(ここは紅葉が美しい、淀川)
ここからは上り下りを繰り返し、全体として登っていく。1時間半ほど歩き、小花之江河、花之江河という高層湿原へ、この湿原、日本最南端の高層湿原だそうだ。しかし、天候は雨、ガスって遠くまでは見えない。
(小花之江河)
(花之江河)
さらにだんだん登って、黒味岳分岐から投石平(なげしだいら)へ。ここで早めの昼食。ガイドさんが荷物、デポしていいよ、というので私ほか何人かは空身で登ることにする。ツアーのペースが速く、ついていくのが辛かったため、これは助かった。
投石岳の登りからは、急登が始まる。屋久島は花崗岩の岩で、急登の登山道は、花崗岩がむき出しになっている。そこに激しい雨、水が花崗岩を滝のように流れる。ロープを頼りに登る場所は、滝のような登山道を登る。皆、顔が引きつっている。
安房岳、翁岳山頂を巻いて登る、山頂に巨大な岩のある栗生岳(くりおだけ)だけは、山頂を踏む。ここからは最後の登り、そして標高1,936mの宮之浦岳山頂へ。周囲はガスっていてほとんど見えない。
とんぼ返りで、下山に入る。登り6時間、下り5時間半、合計10時間半の登山でした。登山口から宮之浦岳の標高差は600m弱だが、上り下りがあって、累積は1,000mになり、帰りは暗くなることが多いそうだ。この日は皆頑張って明るいうちに下山できた。下山した登山口では雨も止んで、一枚記念に。
今日の登山道の水量、ガイドさんも見たことがないほどの量だったそうだ。雨のため写真は少ないですが、永遠に忘れない登山でした。今度は晴れてる稜線を歩きたいなあ・・
(写真は、夕食の屋久島名物トビウオ)