私が毎週購読している業界紙、「ガスエネルギー新聞」に面白い記事が載っていた。エネルギー事業コンサルタントの角田氏の記事だ。都市機能と人口規模の関係というタイトル。
シンクタンク、アクセンチュアの下記の本によると、多くの都市機能は人口2万人以上ないと維持できないそうだ。ペットショップや総合スーパー、カラオケ、外国語教室など。例外的に映画館やスタバなどは人口10万人以上。記事に書かれてはいないが、人口2万人というのは、都市ガス会社もこのラインなのかもしれないな。
なるほど私の育った田舎を思い浮かべると確かにそうなってる。私の子供の頃は人口3万人だったが、今は2万人を切ってる。駅前の中心市街地は寂れている。シャッター通りだ、そもそも人通りがない。帰省するたびに大丈夫かいなと思う。
話はややそれるが、この町の温泉施設に市長宛てのアンケート用紙があり、そのことを書いて投函すると、何と当時の市長から返信が来た。若い市長で、内容は、確か、ハードとソフトがかみ合わず、苦戦していますというような内容だった。
そして氏は続ける。日本の市町村はもう半分が人口2万人以下だ。ただし、最近の技術、デジタル化がこれを破ってくれる可能性があるという。
最近中小企業関係の仕事をしていると、新型コロナの影響で、確かに、中小企業の多くが、一斉にオンラインに移行している感がある。実は私もオンラインの恩恵を受けている。昨年まで対面型研修を行ってきたが、今年春急遽オンライン研修に切り替えたら、関東地方以外、北海道、大阪、広島などから受講生が集まった。マーケットが関東地方から、一挙に全国に広がったのである。