空は雨模様・・・。少し肌寒い。
3月1日、卒業式が挙行されました。
何度か書いたことがありますが、今の3年生はkanekoが教員となり初めて担任をさせて頂いた学年です。1年生の入学式の日から3年間、ずっと見続けてきました。部活動も生徒会もあったけど、kanekoの中では「クラス」というのはまたちょっと違った思い入れがあります。楽しい話しや馬鹿話もするし、時には厳しいことを言う。そういう中で関係を少しずつ作ってきた。クラス替えはあるものの「高校生活最後の1年間」を共にしたというのは比重が大きいと思う。
朝、教室に行くとみんなが卒業アルバムにメッセージを書いている。こうやって全員でわいわいやるのも今日で最後なんですよね。高校生活最後の日・・・。そう思うと胸にこみ上げるものがあります。
式が始まるため教室の外に並ぶと、生徒が「先生、今日は大きい声で返事するね!」って言ってくれる。こうやってkanekoの気持ちを汲み取ってくれるのはこの子達の成長の証。kanekoがこれまで送ってきたメッセージがちょっとずつこの子達を構成する要素として残ってくれているんだって感じた。そんな些細なことも大きく感じることができる。
式の中で厳粛な雰囲気の中、クラスの生徒の名前を1人ずつ呼ぶ。名前を呼ばれることで「自分は卒業するんだ」っていうのを実感した様子。式としては非常に良いものになったと思います。来賓の方々も高く評価してくださったようです。
式が終わり、教室で卒業証書を1人ずつ手渡しで渡しながら「おめでとう」と声をかける。みんない良い顔してました。
最後はクラス全員&保護者でDVDの鑑賞会。基本的にkanekoは口べたなのでみんなの前にでると思ったことが話せません。みんなへの想いをDVDに込めて・・・。基本的にkanekoは「クラス」というのは部活動とは違い、「目標」を共有しているのではなく「時間」を共有していると思ってます。何気ない言葉や雰囲気が「クラスの色」として出てくる。「部活動」も大事。でも、学校行事とかは「クラス」として取り組んできています。だからこそ、その「仲間」と共有した時間をもう一度感じて欲しい。それがどれだけ意味のあることだったのかを再確認して欲しい。DVDの中には「ここで逢えたことは偶然ではない。時間を共有するために出会うべくして出会ったんだ。」という言葉を入れました。世の中には「偶然」っていうのはほとんどないと思ってます。このこともblogには何度か書き込んだことがあると思います。出会いや別れ、結果には必然性があるんですよ。そのことを理解して欲しかった。この場所で高校生活最後の1年間を共に過ごしたことに対する「意味」を考えて欲しかった。
最後に生徒には2つだけ「言葉」を贈りました。
「一生懸命に生きろ」
これは入学式の日にも話しました。「一生懸命だと知恵が出る 中途半端だと愚痴が出る いい加減だと言い訳が出る」。このことはそれぞれの取り組みを見事に言い当てていると思います。何かを学ぶためには「一生懸命」にやっていくしかないんですよ。やるべき事をとにかく「一生懸命」にやらなければ、環境のせいにしたり他の人のせいにしたりしてしまい「成長」はありません。だからこそ何かをやるときには「一生懸命」になる必要がある。
「一生懸命」になることで自分の長所が見えてくる。得意な部分、苦手な部分が見えてくる。その長所が「自分らしさ」なんだよ。kanekoのは「やると決めたら一生懸命やりとげる」っていうのが自分らしさ。でも、苦手な部分だってある。雰囲気を作ることができるが、実は細かいところが苦手だったりする。実はそこは副担任がサポートしてくれる。明るい雰囲気を作るのが得意な人だっているし、きっちりと計画的に物事を進めていくのが得意な人だっている。それぞれが「自分らしさ」を出していくことでやっていけるんだよ。自分の周りには「仲間」がいる。「一生懸命」取り組んでいたらきっとその「仲間」が「自分らしさ」を出して助けてくれる。それでいいんだよ。全て自分1人でやり続ける必要はない。
「一生懸命」に生きてください。
「死なないで」
死なないでください。生きていれさえすればまたみんなで会うことができる。kanekoより先に死なないで。親より先に死なないで。最近、命について考えることがあって、強くそう思った。みんなは多くの可能性を秘めている。まだやるべきことはたくさんあるんだ。だからまだ死んではいけない。これまで18年間生きてきた。でも、それは「生かされていた」んだよ。1人ではここまで成長はできなかっただろう。それは保護者のみんなに対する想いがあったから生きてこれたんだ。その人達に感謝の気持ちを持つと同時に、恩返しをしていかないといけない。だから生きて多くのことを返していかないといけない。
車の免許を取得して軽い気持ちで運転していて事故に巻き込まれ命を落としてしまう。全てのことに慎重になって欲しい。それが保護者に対する恩返しになる。
これから先、生きてみんなは保護者にしてもらったことを自分の子供達に返していかないといけない。もらったものは返していかないと。生きてください。
生きていれば必ず会うことができる。2年後、10年後にまたいつかクラスのメンバーで会えたらいいね。「別々の道を歩いていく」ことになるが、この1年間でできた「仲間」って人生の中で最後の「クラス」の「仲間」なんだ。だからまた会おう。生きてください。死なないでください。そうすればまた会えるから。
この2つだけを贈りました。あまり多くのことを言っても心に残らなければ意味がない。忘れて欲しくないこと、それだけを伝えました。
DVDにkanekoのメッセージを込め、最後は自分の言葉で気持ちを伝える。それがこの子達に残ってくれたらと思う。DVDなんて1年後に見ても今日ほど涙は流せない。「高校生活最後の日」だからこそ、記憶に残る時間を与えてあげたかった。みんなの記憶に残るのであれば作ったDVDの意味はある。この1時間のために作ったみたいなものです。kanekoにとってやはり「クラス」は特別なんですよ。クラスマッチや文化祭で頑張ってこれたのもきっとこの子達のおかげ。いつのまにか「誰かのために頑張る」ってことがkanekoだけでなく子供達にもできるようになった。それが嬉しい。
3年間かかってkanekoも子供達も成長してきました。共有した時間があるからこそkanekoの「贈る言葉」が届いたはず。みんな本当に良い顔をして巣立っていきました。この子達から学んだことは多い。感謝です。またいつかみんなで会えたらいいね。その日を心から待ってます。それぞれが頑張れ!
3月1日、卒業式が挙行されました。
何度か書いたことがありますが、今の3年生はkanekoが教員となり初めて担任をさせて頂いた学年です。1年生の入学式の日から3年間、ずっと見続けてきました。部活動も生徒会もあったけど、kanekoの中では「クラス」というのはまたちょっと違った思い入れがあります。楽しい話しや馬鹿話もするし、時には厳しいことを言う。そういう中で関係を少しずつ作ってきた。クラス替えはあるものの「高校生活最後の1年間」を共にしたというのは比重が大きいと思う。
朝、教室に行くとみんなが卒業アルバムにメッセージを書いている。こうやって全員でわいわいやるのも今日で最後なんですよね。高校生活最後の日・・・。そう思うと胸にこみ上げるものがあります。
式が始まるため教室の外に並ぶと、生徒が「先生、今日は大きい声で返事するね!」って言ってくれる。こうやってkanekoの気持ちを汲み取ってくれるのはこの子達の成長の証。kanekoがこれまで送ってきたメッセージがちょっとずつこの子達を構成する要素として残ってくれているんだって感じた。そんな些細なことも大きく感じることができる。
式の中で厳粛な雰囲気の中、クラスの生徒の名前を1人ずつ呼ぶ。名前を呼ばれることで「自分は卒業するんだ」っていうのを実感した様子。式としては非常に良いものになったと思います。来賓の方々も高く評価してくださったようです。
式が終わり、教室で卒業証書を1人ずつ手渡しで渡しながら「おめでとう」と声をかける。みんない良い顔してました。
最後はクラス全員&保護者でDVDの鑑賞会。基本的にkanekoは口べたなのでみんなの前にでると思ったことが話せません。みんなへの想いをDVDに込めて・・・。基本的にkanekoは「クラス」というのは部活動とは違い、「目標」を共有しているのではなく「時間」を共有していると思ってます。何気ない言葉や雰囲気が「クラスの色」として出てくる。「部活動」も大事。でも、学校行事とかは「クラス」として取り組んできています。だからこそ、その「仲間」と共有した時間をもう一度感じて欲しい。それがどれだけ意味のあることだったのかを再確認して欲しい。DVDの中には「ここで逢えたことは偶然ではない。時間を共有するために出会うべくして出会ったんだ。」という言葉を入れました。世の中には「偶然」っていうのはほとんどないと思ってます。このこともblogには何度か書き込んだことがあると思います。出会いや別れ、結果には必然性があるんですよ。そのことを理解して欲しかった。この場所で高校生活最後の1年間を共に過ごしたことに対する「意味」を考えて欲しかった。
最後に生徒には2つだけ「言葉」を贈りました。
「一生懸命に生きろ」
これは入学式の日にも話しました。「一生懸命だと知恵が出る 中途半端だと愚痴が出る いい加減だと言い訳が出る」。このことはそれぞれの取り組みを見事に言い当てていると思います。何かを学ぶためには「一生懸命」にやっていくしかないんですよ。やるべき事をとにかく「一生懸命」にやらなければ、環境のせいにしたり他の人のせいにしたりしてしまい「成長」はありません。だからこそ何かをやるときには「一生懸命」になる必要がある。
「一生懸命」になることで自分の長所が見えてくる。得意な部分、苦手な部分が見えてくる。その長所が「自分らしさ」なんだよ。kanekoのは「やると決めたら一生懸命やりとげる」っていうのが自分らしさ。でも、苦手な部分だってある。雰囲気を作ることができるが、実は細かいところが苦手だったりする。実はそこは副担任がサポートしてくれる。明るい雰囲気を作るのが得意な人だっているし、きっちりと計画的に物事を進めていくのが得意な人だっている。それぞれが「自分らしさ」を出していくことでやっていけるんだよ。自分の周りには「仲間」がいる。「一生懸命」取り組んでいたらきっとその「仲間」が「自分らしさ」を出して助けてくれる。それでいいんだよ。全て自分1人でやり続ける必要はない。
「一生懸命」に生きてください。
「死なないで」
死なないでください。生きていれさえすればまたみんなで会うことができる。kanekoより先に死なないで。親より先に死なないで。最近、命について考えることがあって、強くそう思った。みんなは多くの可能性を秘めている。まだやるべきことはたくさんあるんだ。だからまだ死んではいけない。これまで18年間生きてきた。でも、それは「生かされていた」んだよ。1人ではここまで成長はできなかっただろう。それは保護者のみんなに対する想いがあったから生きてこれたんだ。その人達に感謝の気持ちを持つと同時に、恩返しをしていかないといけない。だから生きて多くのことを返していかないといけない。
車の免許を取得して軽い気持ちで運転していて事故に巻き込まれ命を落としてしまう。全てのことに慎重になって欲しい。それが保護者に対する恩返しになる。
これから先、生きてみんなは保護者にしてもらったことを自分の子供達に返していかないといけない。もらったものは返していかないと。生きてください。
生きていれば必ず会うことができる。2年後、10年後にまたいつかクラスのメンバーで会えたらいいね。「別々の道を歩いていく」ことになるが、この1年間でできた「仲間」って人生の中で最後の「クラス」の「仲間」なんだ。だからまた会おう。生きてください。死なないでください。そうすればまた会えるから。
この2つだけを贈りました。あまり多くのことを言っても心に残らなければ意味がない。忘れて欲しくないこと、それだけを伝えました。
DVDにkanekoのメッセージを込め、最後は自分の言葉で気持ちを伝える。それがこの子達に残ってくれたらと思う。DVDなんて1年後に見ても今日ほど涙は流せない。「高校生活最後の日」だからこそ、記憶に残る時間を与えてあげたかった。みんなの記憶に残るのであれば作ったDVDの意味はある。この1時間のために作ったみたいなものです。kanekoにとってやはり「クラス」は特別なんですよ。クラスマッチや文化祭で頑張ってこれたのもきっとこの子達のおかげ。いつのまにか「誰かのために頑張る」ってことがkanekoだけでなく子供達にもできるようになった。それが嬉しい。
3年間かかってkanekoも子供達も成長してきました。共有した時間があるからこそkanekoの「贈る言葉」が届いたはず。みんな本当に良い顔をして巣立っていきました。この子達から学んだことは多い。感謝です。またいつかみんなで会えたらいいね。その日を心から待ってます。それぞれが頑張れ!