kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

何処を目指しているのか?

2006-03-11 | Weblog
テスト明けの最初の土曜。なまっていた身体に強めの刺激を与え、来週から少しずつスピード練習を導入しようかと考えていた。実際に練習をする時になると参加者は6名…。で、kanekoに何をしろというのか?

1年間&2年間かけてきてこのレベルなんだなーと思うと悲しさを通り越して、情けなくなりました。様々な話しをしてきたが結局何も伝わってないんですよ。
時期的に出掛けたりするのも分かる。でも本当に今日でなければならなかったのか?日曜はいつも休みにしているのに明日ではだめだったのか?生徒に「バスケ部に所属していて出掛けるから休みますが通用すると思うか?」と聞いてみたら「いいえ」と返事。うちは許されるんでしょう。結局は「どれだけ陸上に価値を感じているか」につながるのでは?高校生活の限られた時間で何かを「犠牲」にしなければ「陸上競技」に専念できません。友達との時間、家族との時間、勉強の時間など様々な時間を「犠牲」にしなければいけないのは最初から分かっているはず。何もかも全てをやりながら「目標」に到達するのは難しい。「何がなんでも」という気持ちになるほど専念できるものではないのでしょう。

kanekoはこれまで「休みます」「遅れます」に対して特に何も言っていません。何故なら「休んではいけない」「遅れてはいけない」と強制する権利はないから。基本的に「何がなんでも強くなりたい」と思えば「休む」ことも「遅れる」こともないと思ってます。選択肢があってそのうちどちらかを選ぶ時に自分が「今しか出来ない」ことを選ぶはずだから。「用事がある」のは分かってます。あえて言ってます。

kaneko自身指導に当たる中で様々なものを「犠牲」にしてます。やるべき事は減らないので、抱えているものは指導が終わってからやるしかない。自分自身の家族との時間はかなり「犠牲」にしています。非常に悪いとは思っているんですが「目標に向かって頑張る選手」がいるなら人生の大事な時間を削ってでも手助けがしたいと思っていました。でも、どれだけ話しても伝えても結局何も残っていない。私自身の未熟さも大きく影響している。

「遊び」の延期でしかなかったのかもしれません。ある人に「どうせ陸上部で遊んでいるんだろう」と言われ、「そんなことはない。大事な時間を使って目標に向かってやっているんだ。」と思っていましたが、今の現状では「遊んでいる」のと何等変わりません。何故なら「必死になっていないから」です。「何がなんでも強くなりたい」と思う気持ちがないんですよ。そのレベルで他の学校の選手に勝って中国大会にいけるほど甘くはない。「期待し過ぎ」だと言われてきましたが確かに期待し過ぎでした。「選手」ではなく「普通の高校生」でした。

私が顧問である必要があるのかがわかりません。私から学ぶことは全て通過していってしまうなら誰でも良いでしょう。雰囲気自体が「その場面を乗り切れば良い」という感じになっているから、練習を離れた場所で怪我をする。大事な時期であることを全員が理解できていないからここまで落ちるのでしょう。私自身モチベーションが維持するのが難しくなってきている。「信じる」ことでやってきたが何を信じれば良いかわからなくなりました。「筋肉痛がひどくて走れない」と言うから土曜に走るのを延期したのにこの有様ですから…。ラストチャンスにしましょう。必死になることができなければ目標には届かないでしょう。何処を目指しているんでしょうか?私に伝えてください。それができなければ私は新入生だけを見るよう
にしましょう。1から10まで新入生に教えることができないのは新2年、新3年に時間がかけられなくなるから。本人達が求めていないのに私がお節介で2、3年生に教える必要はないですよね!?

という話しをしましたが伝わるかは全く未知数…。参加していない者に参加した者がどう伝えるのか?kanekoが間違っていたら改めます。「考えずに行動する」選手にはなって欲しくないと思ってましたが、「普通の高校生」にとって部活はファッションの一部くらいなのか?強くなりたいと願う部では当たり前でもうちでは当たり前ではないのか?

私には分からなくなりました…。伝わらないもどかしさだけが募ります。
コメント
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