kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

合宿参加、最終日

2007-02-23 | 陸上競技
3泊4日(前日から泊まっていたので4泊5日か?)の合宿生活もついに最終日。私の「見る」という行為もまとめの段階です。随分「目」が肥えてきた気がします。今まで漠然と見てきた動きをポイントを意識して判断ができるようになってきました。

ショートハードルの選手は動きの違いが明確です。完全にタイミングと強調部分、身体の使い方が違います。しかし、175cmの選手と190cmの選手では動きが違って当たり前。ある一定のレベルまでは「基本に忠実」でなければいけないと思います。月陸の連続写真だけを見て「この選手は○○の動きをしているから速い」と判断するのは間違いだと思います。トップはやはり「特殊」です。110mH選手で同じ13秒台でも見た目の動きだけを見ると全く別物です。驚くぐらい違います。
これはきっとどちらが正しいとかではなくて、どちらも「その選手にとって」正しいのだと感じています。一定の水準から上は別物です。それを真似たからといって速くなるとは思えません。オーソドックスな動きを身につけた後の「トッピング」みたいなものです。この「トッピング」だけを抜き出して真似たからといって効果はない。

ものすごく当たり前のことを言っています。でもそれに気付かない人はたくさんいます。「結果」から「プロセス」を導くのではない。誰かがやっているからやるのではない。それを強く感じました。やっぱり「特殊」な事は高校生には必要ありません。まずはその前の段階をクリアしていないのに上を求めるのは意味がない。

うちの選手にはよく言うのですが、結局「日々の積み重ね」です。それを疎かにしてはいけません。大切な事を繰り返し繰り返しやるしかない。それも見た目の真似ではなく、動きの意識を持って取り組み結果的に同じ動きになる。それが一番の近道ではないでしょうか。

なんだかんだ言ってますが、とにかく充実した数日間でした。ミーティングも聞きましたが、いつもいう「速いのは一時的なもの。大切なのはそれ以外。」というのを繰り返し話をされていました。納得。今回の事を様々な所に還元していく事で恩返しをすることになると思います。
このような環境を与えてくれた全ての方に感謝m(__)mまた力を蓄えて次に向かって取り組んでいきたいと思います。

それとは別に嬉しい事がありました。次に向けて成長が感じられます。「自分でやらなければいけない」とずっと言ってきた事が分かってきているのかなo(^-^)o 良い1週間でした。一生忘れられないと思います。感謝。
コメント
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