メールボックスを開いてみると、懐かしい人物からメールが来ていた。何度かblogにも書いたことがあるが女子の400mHのyamaguchi県記録を持っているharadaさんからのメールだった…。
関わりとしては非常に微妙な関係なのだが、高校時代に顧問の先生の了承を得て練習メニューを立てさせてもらっていた。月に1~2度練習を見て動きを修正するくらいで、あとは基本的にメールでのやり取りが中心だった。その日の感じやスピードを聞いてメニューを修正していくという感じで「指導した」というよりは「援助した」というくらいの関わりだったのかな…。練習時間が2時間無い状況(6時には学校を出ないといけなかった)と女子特有の「難しさ」を持っていたので、どこまで手助けできるか分からないまま関わっていった。
中学3年生で400mHを65秒位で走っていたんじゃなかったかな?恐ろしいレベルです(汗)。私は本当にたいして役立っていたとは思えませんがメールのやり取りの中で、「顧問の先生がいるから今の練習環境があること」「競技に対する意識」「自分自身にある可能性」等の指摘はし続けていました。まだ25歳位でよくわかっていなかったため出過ぎた部分もあった気はしています。しかし、技術指導だけでは意味がないと考えていたので最低限の事だけは伝えていました。
県記録を更新した後に報告の電話で「先生から言われた『信じて』という言葉でスタート前に頭の中が一杯だった」と言われて涙が出た。
意志が強い子だったので、やると決めたことはひたすらやり続ける事ができていました。進路に関しても「夢」を最優先して陸上とは全く違う道に進みました。それはそれで彼女の選択は正しかったと思います。
前置きが非常に長くなりましたが、そんな関係があったんですよ。今回のメールは世界陸上を見に行ったこと、それによりまた自分も身体を動かしてみようと思ったこと、会場で私に良く似た後ろ姿を見て追いかけたら別人だった事が書かれていました。加えて「先生と一緒に夢を追いかけていた高校時代が思い出された」と…。ありがたいことです(:_;)嬉しいですね。
私の指導はこの子との関わりの中で生まれて育てられた気がしています。今と比べると私自身の知識も意識も低く彼女の力を最大限に引き出してあげることはできなかった「負い目」を強く感じています。本当だったら全国で上位に入る力がある選手だった気がします。感謝すると共に申し訳ないという気持ちが強くあります。
それ以来、私は「400mHの県記録更新」が大きな目標になっています。十分な手助けができない中で県記録を出した選手とのやり取りの中で学んだこと、育てられたことを次の選手に伝えていかなければいけないと思って過ごしてきました。haradaさんのためにも他の指導者ではなく、私が指導した選手と一緒に記録を更新したいと強く願っていました。こんなことを公に書くのは恥ずかしい部分もあったのですが、本人からメールが来た事でharadaさん自身にも私の「想い」を伝えました。インターハイよりも国体よりも、まずはその記録を更新したい。62秒台を出して2つの全国大会に出られないという可能性は低いですから、その記録を目指していき戦えるようにしていきたい。来年の話かもしれないし、10年後になるかもしれません。巡り合わせも大きく影響するのでそう簡単でないのは分かっています。他の学校の選手に先を越される事だってあるだろうし…。
それでも目指したい。可能性がある限り…。素晴らしい選手が出した記録を破って全国で上のラウンドに進む事で県の400mHは初めてスタートラインに立てると思っています。
いつかきっと「更新したよ」と報告ができる日が来ると思います。世界陸上のおかげで、気持ちが陸上指導の「原点」に戻った気がします。いつか…。きっと…。
関わりとしては非常に微妙な関係なのだが、高校時代に顧問の先生の了承を得て練習メニューを立てさせてもらっていた。月に1~2度練習を見て動きを修正するくらいで、あとは基本的にメールでのやり取りが中心だった。その日の感じやスピードを聞いてメニューを修正していくという感じで「指導した」というよりは「援助した」というくらいの関わりだったのかな…。練習時間が2時間無い状況(6時には学校を出ないといけなかった)と女子特有の「難しさ」を持っていたので、どこまで手助けできるか分からないまま関わっていった。
中学3年生で400mHを65秒位で走っていたんじゃなかったかな?恐ろしいレベルです(汗)。私は本当にたいして役立っていたとは思えませんがメールのやり取りの中で、「顧問の先生がいるから今の練習環境があること」「競技に対する意識」「自分自身にある可能性」等の指摘はし続けていました。まだ25歳位でよくわかっていなかったため出過ぎた部分もあった気はしています。しかし、技術指導だけでは意味がないと考えていたので最低限の事だけは伝えていました。
県記録を更新した後に報告の電話で「先生から言われた『信じて』という言葉でスタート前に頭の中が一杯だった」と言われて涙が出た。
意志が強い子だったので、やると決めたことはひたすらやり続ける事ができていました。進路に関しても「夢」を最優先して陸上とは全く違う道に進みました。それはそれで彼女の選択は正しかったと思います。
前置きが非常に長くなりましたが、そんな関係があったんですよ。今回のメールは世界陸上を見に行ったこと、それによりまた自分も身体を動かしてみようと思ったこと、会場で私に良く似た後ろ姿を見て追いかけたら別人だった事が書かれていました。加えて「先生と一緒に夢を追いかけていた高校時代が思い出された」と…。ありがたいことです(:_;)嬉しいですね。
私の指導はこの子との関わりの中で生まれて育てられた気がしています。今と比べると私自身の知識も意識も低く彼女の力を最大限に引き出してあげることはできなかった「負い目」を強く感じています。本当だったら全国で上位に入る力がある選手だった気がします。感謝すると共に申し訳ないという気持ちが強くあります。
それ以来、私は「400mHの県記録更新」が大きな目標になっています。十分な手助けができない中で県記録を出した選手とのやり取りの中で学んだこと、育てられたことを次の選手に伝えていかなければいけないと思って過ごしてきました。haradaさんのためにも他の指導者ではなく、私が指導した選手と一緒に記録を更新したいと強く願っていました。こんなことを公に書くのは恥ずかしい部分もあったのですが、本人からメールが来た事でharadaさん自身にも私の「想い」を伝えました。インターハイよりも国体よりも、まずはその記録を更新したい。62秒台を出して2つの全国大会に出られないという可能性は低いですから、その記録を目指していき戦えるようにしていきたい。来年の話かもしれないし、10年後になるかもしれません。巡り合わせも大きく影響するのでそう簡単でないのは分かっています。他の学校の選手に先を越される事だってあるだろうし…。
それでも目指したい。可能性がある限り…。素晴らしい選手が出した記録を破って全国で上のラウンドに進む事で県の400mHは初めてスタートラインに立てると思っています。
いつかきっと「更新したよ」と報告ができる日が来ると思います。世界陸上のおかげで、気持ちが陸上指導の「原点」に戻った気がします。いつか…。きっと…。