kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

依存するな

2009-04-07 | 陸上競技
さっきの内容の補足(どれだけ書くのかって話ですね(笑))。

人はは基本的に「誰かがやってくれるだろう」という部分があります。差別とかではなくて、ここ数年間選手を見ていて感じた事です。自分が動かなくても誰かがきっとやってくれるという姿勢がみられます。個人で動く事が少なくて数人で連れ立って動くのもそういう部分が影響していると思っています。

これまでの指導の中で何かを指摘すると「自分だけではない」「あの人もやっている」と、自分の非を認めずに他者と比較する部分が強くありました。これも結局は自分だけでは無いという逃げ道を作って自分を正当化しているだけです。自分以外の「誰か」がいるから自分の存在が保てる(難しい?)。自分自身をきちんと持てないから外部からの評価を気にし過ぎる。そして甘える事が出来る存在があればそこに依存する。

こうなると競技者として成功する確率は非常に低くなります。陸上なんて派手さもないし、練習はきついですから楽に流れようと思えば簡単に流れる事ができます。自分の不足を指摘されて直そうとするのはかなりのエネルギーを使いますから、何でも言うことを聞いてくれる恋人や友人と一緒にいるほうが断然楽ですからね。逃げ道になります。

私はやるなら全力でやるほうが意味があると思っています。中途半端にやって適当な所で満足するのは嫌いです。私自身の価値観を押し付けるつもりはありませんが、誰かに頼って友達ごっこをして「それなりに頑張った」というのでは得るものは少ないと思います。以前合宿のミーティングでkida先生がある選手の話をされました。「陸上部でこれだけきついことを乗り越えて来たのだから、これから先何があってもやっていく自信がある」と言って卒業していった選手がいたそうです。一つの事と真剣に向き合い、全力で取り組んできたからこそ言える言葉だと思います。

自分のやっている事に自信が持てるか?強い弱いではない。そこが全てです。逃げ道を作らず、人に依存せずに自信を持って「自分は全力で競技と向き合っている」と言えるか?こんな事は一生に何度もできません。今だから出来るのです。苦しさから逃げて、ハイハイと話を聞いてくれる人に依存するのは簡単です。しかし、それでは何も生み出しません。「良薬口に苦し」と言いますが、自分のためになる事というのは最初かなりしんどいのです。そこを受け入れて向き合えるかどうかだと思います。依存するのは簡単です。しかし、自立するのは非常に難しい。

全ては自分のため。寂しいようですが、親以外で甘えさせてくれる人は利害関係が無くなれば簡単に去っていきます。甘えさせてくれるのは何か見返りがあるからです。対等の人付き合いが出来るようになるというのが大切です。互いに高め合う人間関係を築いていきたいものです。

私は特に見返りを求めません。当たり前です。そういう仕事ですから。将来のための「何か」を与えていくだけです。唯一見返りを求めるなら、「輝いて欲しい」という事くらいでしょうか。何となく生活するのではなく、自分のために「輝き」を持って生きるようにして欲しいと思います。

何だか話がズレている気もします(笑)。まーそんな事も感じた日でした。適当な終わり方ですね(-.-;)。お許しを(笑)。
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1番大切な時のために

2009-04-07 | 陸上競技
今日は朝から会議の連続。仕方ないので事前に指示を出して練習は任せました。

先日から、それほどひどい痛みではないもののシンスプリントの痛みが少し残る者と1日走ったら数日走れない者がいるので練習前にテーピングを貼る事にしています。予防をしておけば大きな故障にはつながりませんから。前日に8時過ぎには学校にいるからと伝えていました。朝の時点で誰もテーピングを購入していない事が判明。「誰かが買ってくるだろう」という人任せな部分があったのか、「少しだからもういいや」という油断があったのかはわかりませんが…。7時位に「予防が出来ないなら全員走らなければいいだけのこと」と冷たくメールを返しておいたら、8時半になっても連絡がありません。更に頭に来ました。無いなら無いで学校にいる私に何も言いにこないのか?世の中には礼儀というものがあります。お願いしますと言われているから待っていたのです。重ね重ねですね。1つに「甘さ」が出ると芋づる式に「甘さ」や「判断ミス」が出てきます。

「少しだから大丈夫だろう」と油断して大きな怪我につながったらどうするつもりなのか?細心の注意を払えと言っているのに「大丈夫だろう」という考え方を持っていたら必ず大きなミスにつながります。取り返しのつかないミスに…。

加えて30分間何をしていたのか?先生が怒っていると思って「どうしたらいいのだろう…」と悩んでいたのでしょうか。そうやって時間を無駄にするなら自ら何をするべきかを考えて行動に移すべきだと思います。最終的に勝負の舞台に立つのは誰なのか?考えるべきです。

まー私は無いと聞いた時点で同僚にお願いしてテーピングを譲ってもらって準備をしていました。もちろん自腹で。ここで言いたいのはお金の問題ではないのです(分かると思いますが…)。何をすることがその時のベストになるのかを考えなければいけないのです。

ミスを犯した事、甘さがあったことは「1番大切な時」よりも前であれば問題はない。きちんとした意識を持っていれば同じ事は繰り返さないからです。人は失敗から学ぶ。高校生ですから全てが完璧に出来るはずはありません。ミスを責めるつもりは全くありません「油断」や「甘さ」に対しては諭しますが、激怒するものではありません。大事に至る前に気付けば次には注意をするようになりますから。

競技に対しての姿勢はかなりなものだと思いますが、こういう判断についてはまだまだです。自分の非を認めて、次に何をするべきかを考えなければ負の感情を長く引きずってしまうことになります。

大切なのはミスをしたときにどういう風に対応するかだと思います。何かあったら「どうしよう…」と慌ててしまって冷静さを失う。そしてその場でやらなければいけないことを見失ってしまう。ここが1番怖いですね。何かが起きた時に自分達がどう動くのがベストなのかを考えて動かなければいけないと思います。競技者としてだけでなく「社会人」としての姿勢も身につけていく必要があると考えています。

練習後(練習は会議で全く行けず…)全体に向けて話をしました。どれだけの「覚悟」があるのかを問いました。新入生には分からないと思いますが分からないなら上級生がきちんと伝えていくべきです。自分にとって「大切なもの」は何かわからないようでは「力」があってもインターハイを口にする資格は無いと思います。

中国大会寸前に私が倒れたらどうするのか?準決勝が終わったあとshimaが病院に運ばれたらどうするのか?極端な例ですがきちんと考えていくべきです。「1番大切な時」に「心」を乱されるような出来事があったらどうするのか?という話です。冷静さを失い「大丈夫だろうか?」と無駄に心配する必要は全くないと考えています。全ては「1番大切な時」のためにやっているはずです。そこで乱されて「やるべき事」を見失うのが1番怖い。最後に「自分の力を出す」という気持ちになれるか?周りから「冷たい」と思われようと関係なく最後の勝負に気持ちを向けれるか?ここが「覚悟」だと思います。大切な場面で崩れてはこれまでの積み重ねが全て無駄になりますから…。

そういえ場面で1番冷静な判断をしなければいけないのは3年生です。今回の「甘さ」「油断」「先を見越した行動ができない」という部分、新入生には求めていません。理解できないでしょうから。最終的に勝負の舞台に立つのは選手です。先週末にその話をしたにも関わらず、きちんと理解して行動が出来なかったというのが問題です。次につなげていかなければいけません。

厳しい事を言っていると思います。選手にとっては息苦しいかもしれません。しかし、今日直接話した者は分かっているはずです。自分達が何をするべきかを。遊んでいるわけではありません。やるならとことんやるべきです。その中にしかない「楽しさ」がありますから。ワイワイ仲良く楽しいのは「競技」ではない。サークルの延長です。強くなくても構いません。今までの自分を越える事は必ずできます。だから自分と向き合わせたい。そこが全て。

長くなりましたが、選手達には話をしました。新学期が始まる直前に各自が自分と向き合うべきです。出来る事を全て全力でやる。意味を理解して欲しいですね。

硬い内容になりました。お許しを。
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暖かい中でスピード練習

2009-04-07 | 陸上競技
今日は土曜日と比べものにならないくらい暖かかったですね。風もそれほど強くなく良い気候でした。絶好の練習日和(笑)。

土曜日は雨の中で身体が動かない中で走りました。今日は同じくタータンで「動く」というのを確認させたかったので、連続で競技場で走りました。今日はスピードを意識した練習にしました。トゥトレを入れて神経系の刺激を入れてそれから短い距離の走りを繰り返しました。同じ距離を走るのではなくバトン練習とカーブSDで速く動く練習。4継のバトン練習は渡す方ももらう方も全力で走りますから良い練習になります。

同時展開で400mH組はトゥトレ後ショートを何本か行ってからハードル練習。mikiがかなり良いですね。合宿で65秒台の選手と良い勝負をしていただけはあります。前半3台目までしかやっていませんが、昨年ギリギリだったハードルインターバル18歩で詰まります。スピード的に余裕があるので5台目までは18歩で行かせたいと思います。まだ練習していませんがこの調子だと問題なく行けそうな感じがあります。なんとかインターハイ路線で勝負をさせたいですね。どうしても私自身この種目にこだわりがあります。中国で戦える可能性がありますからきちんと取り組んでいきたいですね。

全体はバトン終了後に200mのスタートからのSD練習。特別な事だとは思いませんが、200mに出場する選手もいますからある程度の事はしっかりとやっておきたかったので。200mのスタート練習をすると普段やらないので選手は雷管を撃つまでに何度も繰り返し感じを確認します。ダッシュを繰り返すのと同じ。50~60mを10本程度は走っているはずです。

その後珍しく(笑)スタブロからの150mを実施。たまには追い込みではなく集中して高いスピードを維持させたかったので。確認したらshimaなんて初めてだと言ってましたね(笑)。短長だからではないと思いますが、確かにやっていません。短短はシーズンに入るとセット走の形で良くやるのですが、短長は250m位の距離でやります。まーたまには良いでしょう(笑)。

男子はotaniが久々に後半の伸びを見せました。先日やったギアチェンジの感覚が上手くかみ合ったようです。疲れると全く動かなくなるタイプなので様子を見ながら練習量を調節しなければいけません。油断すると勝手に走ってしまいますから(笑)。地区大会の話もしましたが、以前と比べかなり目標意識が高まっているのが伝わってきます。何とか結果に結び付けてやりたいですね。

女子は昨年のmiato並の走りを4人がしていました。細かい事はあまり気にはしていませんが、新2年生は4人とも力が付いている感じを受けます。短長は250mも1本だけ実施しましたが、こちらもかなり走れていました。rinaは少し別格でしたが、他の者もそれほど離される事なくついて走れていました。調子を崩していたshimaも回復の兆しを見せてくれたので一安心です。

基本的に「心配性」なので練習で良く走れても安心しません。人間不信です(笑)。今回の走りが実際のレースで出来たら…とかなり思いますが、ひょっとしたら「チーム自体があまり変わっていないだけなのでは…」という疑いの気持ちがあるので単純には喜べません。特に女子に関しては目指す所が高いので簡単には安心できません。力が付いているのは間違いないと思いますが、まだまだ油断せずしっかりと気持ちを引き締めていきたいですね。

良いスピード刺激を入れる事ができました。ダメージが大きいと思うのでしっかりと身体のケアに目を向けて欲しいですね。
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