kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

またも合同練習&苦悩

2011-01-07 | 陸上競技
金曜日、身体作りの日にしました。先日実施できなかったkudamatu高校との合同練習を実施することにしました。とにかく今の状態を打破するためには色々な人の力を借りないといけません。申し訳ないですが足を運んでもらいました。感謝。

練習開始の30分前から待っていましたがなかなか人が集まりません。近くの駅から学校に来るまでに道に迷ったようです。仕方ないので自転車で探しに行きましたが見つかりません。諦めて戻っていたら「来ました」という連絡があったので急いで学校へ。かなりイライラに来ていましたから最初の段階で少し話をしました。少し余裕をもって行動をしないといけません。事前に場所が分からないのであれば調べておくことができるはず。他校での練習ですからそれくらいはしておかないと多くの人に迷惑をかけることになってしまいます。かなりぐらいピリピリした雰囲気になりそうだったのでどうせならと思い、うちの選手にも話をしました。上級生が雰囲気を作れていない、逆に雰囲気を悪くしている部分がある。これで本当に強くなれるのか?考えないといけません。

さすがにこのまま練習開始するのはどうかと思ったので少し雰囲気を明るくするためのゲームのような事をしました。気持ちを切り替えて練習に臨まないと更に効果が低くなってしまいますから。かなり明るくなったのでやっと練習開始。予定よりも1時間遅くなってしまいました。申し訳ないなと思いますが…。せっかく来てもらったのですからきちんとした練習をしてからでないと意味がなくなってしまいます。

メニューはいつも通り。特別変える必要はないと思っていましたから。慣れない練習をするのでどうしても手間取ります。それも踏まえてある程度の時間がかかるだろうと予測しています。ウエイト等の待ち時間も増えますから当然です。慣れてきて効率が良くなってきてだいたい2時間半くらいで終わるメニューです。1つ1つの負荷も高いですからダメージは残ると思います。
うちは前日の練習でかなりの負荷をかけていました。精神的に疲れを感じているはずです。繰り返しになりますが単独でやると雰囲気が良くないのでこれでは強くなれないというのを感じています。間違いなく目標には届きません。該当者にそれを伝えていますが響きません。諦めないといけないなと感じています。それでも最後まで悪あがきをしておかないと私自身が後悔しそうなので、他校の力を借りてやっていこうと思いました。申し訳ないなと思いますが刺激を与えてもらうことで少しは変化があるのではないかと。響かない間はどうにもなりませんが…。

そのお陰でこちらが狙いとする負荷に近いものをかけることができました。単独でやっていたら絶対に質が下がっていたと思います。他校の選手に教えながらやることで自分が意識しないといけない部分を確認していくことが出来るので、自然と質が維持できます。かなりキツかったと思いますがkudamatuの選手は素直に真面目に取り組んでいました。やはり純粋に競技に取り組んでいる姿は「指導をしたい」と思わせるものがあります。

最後にogawa先生が「shokoにはメリットが無かったが…」と言われましたが間違いなくうちが助けられています。質を下げないために力を借りていますから、こちらが頭を下げないといけない状況です。今回は心配して3年生も手伝いに来てくれています。全員がその状態を感じないといけない。なぜここまでしてくれているのか?「心」を感じ取れる人間になっていかなければ先はありません。

練習は何とか出来ています。力はついてきていると思いますが、それに見合うチーム状態かといえば違うと思います。「インターハイに行ける可能性」はあるかもしれませんが、今の状態が続くなら「行ってもらいたくない」と思います。情けない話ですが。「力」があれば良いのか?違うと思います。

本当に目指す所が見えません。本物になる日が来るのか…。指導のレベルを越えている…。
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地道にやることの大切さ

2011-01-07 | 陸上競技
2日連続で選手と個別に話すことがありました。こちらが思っていること、感じていることを30分程度ですが話しました。意図的に時間を作ったのではなく流れ的にそうなっただけなのですが。神様が与えてくれたタイミングなのかもしれません。自分自身と向き合わせるためにも必要だったのではないかと思います。

まだ「心」の部分がきちんと競技に向いていないままではどれだけやっても成果は出ないと思います。これまでの流れを考えてみると「結果」が出たり、良い練習が出来るとそこに満足してしまってそれ以上の努力をしようとしない傾向がありました。だからすぐに元に戻ってしまったり、前以下のレベルでしか練習が出来なくなってしまう。これの繰り返しでした。結局は本当に「上のレベルで戦いたい」という気持ちがあるかどうかだと思います。それなりに走れた、結果が出たことに満足してしまうから同じような水準で終わってしまうのです。

「考え方」を変えていかない限りは中国大会に出場して終わり。今の選手の力で中国大会を目指してやっていこうというのはあまりにも目標が低すぎます。今の意識レベルでそれなりにやれば中国大会には行けるでしょう。しかし、そこに魅力は感じません。少し努力したら到達してしまうものは目標だとは言えない。本当はもっと上のレベルで勝負出来るのにそこまでやれない。自分の中にある可能性を自分自身が理解しない限りは本気で取り組むようにはならないのです。また、努力をして上を目指すことに「価値」を感じない限りはどれだけこちらが話をしても伝わらない。だから「考え方」を変えていくために様々なアプローチをしていく必要がある。

強い選手はそれなりに結果が出ます。しかし、その結果が最高の結果だとは限りません。比較対象がないので1人の結果が全てです。本当はもっと良い結果を出すことが出来たとしても、それなりにしかやらなかったらその結果が全て。本人がもう1人いて地道に努力を重ねて獲た結果と比較することは出来ません。これが出来れば「言ったとおりだったろう」と説得力が出てきますが、比較対象がありませんから分かりません。中学時代ある程度の成績を残していた選手の大半は(失礼かもしれませんが)、本当の意味での地道な努力を重ねていません。「身体能力」で勝負が出来るからです。うちの選手にもその傾向は見られます。「努力」「我慢」が嫌いだと言っていますし、中学時代の練習で一生懸命にやっていなかったというのは明らかです。それでも結果が出るので満足してしまう。ここを脱却するためには「地道に努力」することの大切さを肌で感じさせる必要があります。

中四合宿に参加させてもらって刺激をもらったのは確かです。このレベルでもそれなりに走ることが出来ました。しかし、上には上がいる。「ある程度走れた」ことで満足するのか、もっと上を目指す気持ちになるのかで大きな差が出ます。これをきっかけに「考え方」を変える。「心」を変える。そのためにしっかりと話をしていく必要があります。自分の中にある「問題点」を自分自身が認識し、そこをどうやって改善していくかを考えさせる。地味な作業ですがこれでしか変化は生まれません。時間がかかります。それでもやるしかない。

多くの過ちをしながら成長していきます。頭に来ますがそれでもチャンスを与えながらやっていくしかありません。誰もが最初から出来るわけではない。全員が他者の気持ちを考えながらやっていけるわけではない。人を傷つけることもあるでしょう。でも、そこが悪かったと自分自身で理解しなければまた同じ事を繰り返してしまいます。問題点の認識をさせることで「考え方」を変えていく。過去を責めても何も変わりません。しかし、過去の問題点は見えてきます。そこを繰り返さないようにするだけ。時間がかかります。それでもやるしかない。許しながらやっていく。少し年を重ねたからかもしれません。以前とは私自身のスタンスも変化している。前なら間違いなくぶち切れて終了でしたから(笑)。

できるだけ時間を作って向き合っていきたいと思います。
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